安心感を与え合う心身の「調和の活動」
安心感を与え合う「人と和し、繋がる」活動
今日本の社会環境は、少子高齢化社会に入り、
個を優先し考え活動し 個々人の干渉を避け、
個々人の安心・安全・意志・個性を大事に
する社会環境に大きく様変わりしました。
この個々の人や家庭を一番に思い考える意識、
言い換えるならば、 自己中心で利己的な要素
や要因を如何にして解決し解消して行くかが、
これからの社会全体の課題ではないでしょうか。
古より日本人は、
シャイな性格であり、自らの保身の為や
他人の思惑を優先して考える傾向や返事を
ハッキリ表現せず曖昧にすることを美学と
捉え思考する独自の国民性があります。
同時に、多少に関わらず生き方や人間関係
に不安を持っている人達が求め望むことは、
認め合い、感謝し合い、安心感を与え合うことです。
その様々な不安を解消するための為に
「有り難う」と「御免なさい」と言った
謝意の表現伝達、 先ず他者のことを想い、
その相手を大切にし、思い遣る利他の心
=気持ちを持つことであると思います。
それは、心の原点とも言える
『思いやり』と『優しさ』『感謝』
の心を日々の生活の中や人との交わり
から学び知り、体得することでもあります。
また、
他者との心の和、繋がりに大切な会話、
電話メール、文書などでのやり取りや
仕事上での報連相をする際や返事をする時に、
具体的に何時どんな方法での言葉を発せず、
曖昧な表現をする人は、自分の知らない内に
相手に様々な不安感を抱かせています。
無意識の内に何気なく発した一言が相手に
不安を与え、強いては自分の不信や何らか
の損失に繋がることもしばしばあります。
面識や繋がりが希薄な人との初期の段階は、
特に意識しておくことです。
他人に計り知れない心に痛みや傷を
受けた自然災害の被災者の皆さん、
日々の社会生活の何らかの事象で
人間関係を悩み苦しんでいる方々には
不安‣不信を与えることのないように
気遣う発言や活動は欠かせません。
💚安心感を生む「ひと言」
「折り返します・後程」だけの返事は不安を生む
電話(スマホ)やメールなどのツールを
使って多種多様なやり取りをする際、
こちらの話した用件の重軽に関わらず、
「こちらから折り返します」「後程」
「改めてこちらから連絡する」と言われ、
所要時間や日時を知らされないままで
電話を一方的に切られることがあります。
「何分後位に(何時に)、折り返します。」
と言われたら、発信した受け手は
どんなに安心することでしょう。
このことは、電話やメールのレスに
於けるコミュニケーションに限らず、
会話時の「人と和し繋がる」対人関係
にも言えることではないかと思います。
直ぐにレスが返せない時、
「今無理・〇〇時頃に」と、
メールをくれた相手へ思い遣る心で
短文メールを入れることによって、
相手との安心感や五配り(配慮)の
キャッチボールになるだけでなく、
人と人との和や繋がり、自分や組織の
信用と共に信頼の構築にも結び付きます。
寂しがり屋で孤独な人、
受け身で積極自発性に乏しい人、
自信や信念の持てない人、
自分の外見に自信がない人、
孤独な人や不遇な人、
子供や老人ほど安心感のキャッチボールを求めます。
また、この安心感を与えあう心の活動は、
人々を幸せに導き、いじめやハラスメント、
様々な犯罪を少なくすることにも役立ちます。
ほんの些細なことですが、
「忙」の文字の使い方も思いやりのひとつです。
大切な命を失った方や心に傷を受けた方と
のやり取りで「忙」の文字の語彙である、
『心を亡くす』を確りと理解し、心得、
自覚した 他の語(御用繁多・活発に
活動・キチンと食事も取れず)などと
置き換えて使うように心掛けることも、
相手の気持ちに安心(安信)感を与え信用
信頼の礎を創るための
「思いやる心のキャッチボール」
にもとても大切なです。
調和「人と和し」結び付きや繋がりが
求められる人との触合いやビジネスでも、
互いが「安心感」を与え合う意識での
言行をすることはとても大切です。
そしてそれは、思いやる心であり、
おもてなしの心を伝え、現します。
あなたが、このひと言を
言われる立場になって考えてみましょう。
安心感のキャッチボールとして、
会話で下記のような言行に心掛けましょう。
▶相手に伝わるように「はい」の返事をする
▶ 家庭、職場や会社心からの
挨拶を日に一度は交わし合う
▶ 些細な挨拶でもされたら必ず返す
▶日に一度は、心を込めた挨拶を交わす
▶ 互いに感謝の言葉
「ありがとう」を心から伝え合う
▶ 質問や問いに、適時適切に
答える・報連相を確り行う