人間力の礎≒社会人基礎力✙非認知能力
社会人基礎力と非認知能力
今年の投稿記事人間力のまとめとして
【社会人基礎力と非認知能力】について
国の基準に基づき概要を紐解いてみます。
私達に身近にある
社会人基礎力は経済産業省が管轄し
非認知能力は文部科学省が管轄して
夫々に定義や解説を載せています。
この二つは共に
人間力を形成するために必要不可欠な
多種多様な心の要素で構成されている
と受け止めています。
何故か❓国はこれからの人間力育成に
最も大切なこの二つを一つにした定義
や解説(=説明)が出来ないのか❓
を今更考えても無理があると考えます。
そこで今一国民が出来ることとしてこの
内容を書きました。
何故か❓人として不可欠な心の在り方の
記事の人気はありませんが今の社会状況
を鑑みると縦割りが染みついた政治家や
各省庁の官僚が手掛けるのを待つよりも
少しでも日本人の人間力UPに繋がれはと
考え載せました。
長い内容ですが皆さんにお読み頂き個々
人の人間力UPに繋がれば幸いです。
上図、
人として必要なライフスキルの一つ
とも言えるE.Q(=心の知能指数)、
即ち、以下のような「心の基礎体力」
を保有していると受止められます。
ライフスキル詳細は下に載っています。
💟心の基礎体力=E.Q
🔸「自分の苦境や問題は、自らが解決出来る」
🔸「他者に気遣いや心配をかけない」
(自立心が強い)
🔸「いつ何時でも心身の姿勢が正しい」
🔸「人としての仁、礼節と義を備え持つ」
🔸「揺るぎない自信と信念を持ち、
それを貫ける」
🔸「感謝の心とその表現力
≒有難い気持ちを持てる」
🔸「誠実さ≒真心を以って人に接しられる」
(自らをひけらかせない)
🔸「平常心≒平静心・冷静沈着さの保有」
🔸「寛容さ・寛大さ≒忍耐力・許容範囲
を弁えている」
🔸「ポジティブシンキングをしている
≒前向きな意識の保有」
🔸「自制心を持つ≒モラルの高さ」
🔸「判断・決断力がある」
🔸「適時適切に自制が出来る」
🔸「様々な誘惑に打ち勝てる」
🔸「様々な煩悩に負けず、克服出来る」
🔸「自分自身の感情を制御、統制する
力を備えている」(自己統制力)
🔸「他者を大切にし思い遣れる優しさ≒
利他心の保有」
(頼りがいがある)
🔸「人としても社会人としても、
強い責任感の保有≒役割の自覚と認識」
(義務感≒責任感がある)
🔸「人の痛みを自分自身に置き換え
思考出来る」
🔸「何人、何事にも立場転換意識を
以って当たれ行動出来る」
🔸「自らの心を動機付け出来る」
🔸「やる気が漲っている≒頑張れる」
🔸「他者に安心感(安全)を提供出来る」
🔸「苦境に在っても、決して弱さを見せない」
🔸「苦難や障害に対する実行行動力
≒実践力がある」
🔸「どんなことにも挫けず、果敢に
挑戦し続けるチャレンジ心を持つ」
(自らを追い込める)
🔸「自己犠牲心≒奉仕の心とその何気ない
発信や目立たない活動が出来る」
🔸「自らの能力を自覚し、
足りないことは自分自身で補える」
🔸「自らの可能性を信じ、謙虚に人の
意見や思いを受け入れられる」
🔸「ひた向きに物事に打ち込める」
🔸「自らの力を正しく理解認識する」
🔸「自分と向き合うことから逃避せず、
自らの心と言動を、振返り
指させる力を備えている」
この様な人の持つ様々な能力は、上図(9)
の感情の制御能力(個人差有り)=自制心と
心のエンジンを動かす各要素により実社会
で生き抜くために大切な要素です。
以前作った以下の人間力の図には
社会人基礎力と非認知能力の二つ
に含まれている心の要素の幾つか
が載せてあります。
📄下図ダウンロード
🔶社会人基礎力
参考) 社会人基礎力
※以下、経済産業省H.P.より転載
職場や地域社会で多様な人々と
仕事をして行くために必要な
<基礎的な力>
人生100年時代の社会人基礎力の概念
「人生100年時代の社会人基礎力」は
これまで以上に長くなる個人の企業
組織社会との関わりの中でLifeStage
の各段階で、活躍しつづけるために
求められる力(※人間力)、と定義され
社会人基礎力の3つの能力/12の
能力要素を内容としつつ、能力を
発揮するにあたって自己を認識し
リフレクション(振り返り)しながら目的、
学び、統合のバランスを図ることが、
自らキャリアを切り開いていく上で
必要と位置付けられる。
注)※人間力は私見で記入
🔶非認知能力
以下文部科学省H.P.より転載
文部科学省によると非認知能力とは
「意欲・意志・情動・社会性に
関わる3つの要素から成るもの」
と考えられています。
非認知能力は、
数値化できない生涯の子供の学びを
支える力と言われ日本の教育に
おいても重視されている力です。
また、
物事に対する考え方、
取り組む姿勢、行動など、
日常生活・社会活動において
重要な影響を及ぼす能力を
「非認知能力」と言います。
非認知能力(スキル)とは、
意欲、協調性、粘り強さ、
忍耐力、計画性、自制心、
創造性、コミュニケーション能力
といった測定できない個人の特性
による能力のこと全般を指します。
学力(認知能力)と対照的に用いられる。
OECDでは、
非認知能力に値する力を
「社会情緒的スキル
(Social and Emotional Skills)」
と呼んでいます。
社会情緒的スキルは、
「長期的目標の達成」
「他者との協働」
「感情を管理する能力」
この3つの側面に関する
思考、感情、 行動のパターンであり、
学習を通して発達し其々の人生や社会
の発展にも関係すると言われています。
🟢社会人基礎力は
🟠前に踏み出す力(アクション)
🔸主体性
物事に進んで取り組む力
🔸働きかけ力
他人に働きかけ巻き込む力
🔸実行力
目的を設定し確実に行動する力
🟠考え抜く力 (シンキング)
🔸課題発見力
現状を分析し目的や課題を
明らかにする力
🔸計画力
課題の解決に向けたプロセスを
明らかにし準備する力
🔸創造力
新しい価値を生み出す力
🟠チームで働く力(チームワーク)
🔸発信力
自分の意見をわかりやすく伝える力
🔸傾聴力
相手の意見を丁寧に聴く力
🔸柔軟性
意見の違いや立場の違いを理解する力
🔸情況把握力
自分と周囲の人々や物事との関係性
を理解する力
🔸規律性
社会のルールや人との約束を守る力
🔸ストレスコントロール力
ストレスの発生源に対応する力
✅社会人基礎力
自己分析診断シート
(5段階評価で1~5点を記入)
出来る←5.4.3.2.1.0.→出来ない
🟠A.主体性
物事に進んで取り組む力
1. 指示を待つのではなく自らやるべき
ことを見つけて積極的に取り組む
2. 他人に先駆けて自己を打ち出している
3. 信念を持ち自主的に判断して行動している
4. 何事にも躊躇することなく行動に移っている
5. 何事も自分のこととして受け止めて
動くことができる
6. 公私共に自己啓発にチャレンジできる
A.得点小計( )
🟠B.働きかけ力
他人に働きかけ巻き込む力
7. やろうじゃないかと呼びかけ、
目的に向かって周囲の人を動かしていく
8. 他人を目標に向かって集中させる
9. 自分の目標を取り下げても全体を
まとめるように専念している
10. 全員に働きかけて課題達成に
導いている
11. 発言を独り占めせずに攻撃的言動で
しらけさせたりしていない
12. あまり意見の出ていないメンバー
の発言を促している
B.得点小計( )
🟠C.実行力
目的を設定し、確実に行動する力
13. 言われた事だけでなく自ら目標を
設定し失敗を恐れず行動に移し、
粘り強く取組んでいる
14. 時間が経っても疲れを見せず
行動している
15. 責任感があり何事にも簡単には諦めない
16. 何事にもスピード感を持って
迅速に行動する
C.得点小計( )
🟠D.課題発見能力
現状を分析し目的や課題を
明らかにする能力
17. 目標に向かい自らここに問題が
あり解決が必要だと提案する
18. なぜそうなるのかを常に考えている
19. 物事の本質を見極め原因を
掘り下げ、真因を探っている
20. あるべき姿やあるべき基準に
照らして、近づけるようにしている
21. 目標達成の阻害要因を把握し、
その排除に取り組んでいる
22. 現象面に捉われず内在する
原因を掴むようにしている
D.得点小計( )
🟠E.計画力
課題の解決に向けたプロセスを
明らかにし準備する力
23. 課題に解決に向けた複数の
プロセスを明確にしその中で
最善のものは何かを検討し、
それに向けた準備をしている
24. 目標達成に至る道順を前以って
立てている
25. 前以て時間の配分や進行の
手順を具体的に立てている
26. 常に目標に向かって進んでいるか
を意識している
27. 目標達成の為役割分担、
スケジューリング、進行度のチェック
体制等の組立を適確に進めている
E.得点小計( )
🟠F.創造力新しい価値を生み出す力
28. 既存の発想に捉われず課題に
対して新しい解決方法を考えている
29. 既成概念に捉われず自由で新しい
発想が出来る
30. 他人の考えにヒントを得て
新しいアイデアを出している 点
31. 前歴や慣行や前任者のやり方に拘らず
豊かな発想で変革していく
32. 時代や環境の変化を先取りし
先見性に基づく革新を目指している
33. いくつかの考えを統合して、
新しい考え方を打ち出している
34. 対象となる人、物事を大局的に
捉え取組んでいる
F.得点小計( )
🟠G. 発信力
自分の意見を分かりやすく伝える力
35. 自分の意見を分かり易く整理
した上で相手に理解して貰えるよう
適確に伝えている
36. 明瞭な発音で流暢な話し方をしている
37. 相手に視線を向け身を乗り出して
話している
38. 簡潔に短時間で要点をまとめて
話している
39. 気持ちがありありと伝わり説得力がある
G. 得点小計( )
🟠H. 傾聴力
相手の意見を丁寧に聴く力
40. 相手の話しやすい環境を作り、
適切なタイミングで質問するなど
相手の意見を引き出している
41. 相手の発言や気持ちで
全身を耳にして聴いている
42. 他人の発言に対してフィード
バックし要旨を確認している
43. 相手の話の腰をおらず最後まで
聞くようにしている
H. 得点小計( )
🟠I.柔軟性
意見の違いや立場の違いを理解する力
44. 自分のルールややり方に固執せず、
相手の意見や立場を尊重し
理解するようにしている
45. 他からのアドバイスを進んで
受け入れている
46. 状況に応じて、相手への接し方を
修正している
47. 自分の案に固執することなく、
よりよい案を受け入れるようにしている
I.得点小計( )
🟠J.状況把握力
自分と周囲の人々や物事との
関係性を理解する力
48. チームで仕事をする時に自分が
どのような役割を果たすべきか
を理解している
49. 自分の行動や発言が相手に
どのような影響を与えているか
を考えている
50. 利己的な態度をとらず他の人達と
ギクシャクすることはない
51. 特定の人に意識をするのではなく、
グループ全体に気を配っている
52. 全体に及ぼす影響を意識し、
考えながら行動している
J.得点小計( )
🟠K.規律性
社会のルールや人との約束を守る力
53. 自分の立場に適切な当たり前、
モラル(コンプライアンス)意識がある
54. 状況に応じて、社会のルールに則って
自らの発言や行動を適切に律している
55. 法と規則を守り、信用を確保・
維持している
56. 高い道徳・倫理観を持ち、
公正に対応している
57. 集合、開始、休憩、終了、解散時
の時間厳守や対応は適確である
58. 決められたことは素直に従っている
K.得点小計( )
🟠L.ストレスコントロール力
ストレスの発生源に対応する力
59. ストレスを感じることがあっても
成長の機会だと前向きに捉えて
肩の力を抜いて対応している
60. 圧迫状況下にあっても質の高い判断をし、
課題を遂行している
61. 圧迫そのものが気にならず、
真からリラックスしている
62. 一貫して安定した気持ちを持ち続けている
63. 圧迫にあっても攻撃的にならず、
イライラすることもない
64. 適当な気晴らしの方法を持っている
65. ストレスの源を理解し対処が出来る
L.得点小計( )