💖挨拶を学ぶー№２.

(❁´◡`❁)挨拶の実践と言葉の使い方

社内・店内で上司や仲間への挨拶と言葉

(社内、社員間の例)

上司や年長者、仲間へ
「お疲れさまです」
「お疲れさまでございます」
部下へ
｢〇〇〇さん、ご苦労様です｣
「〇〇〇さん、ご苦労さん｣
(注－１)「おはよう」、「お疲れさま」
　は極親しい間だけで使うように
　心得ておくことも大切です。
(注－2)仕事中は、けじめをつける上で
「君」付けや愛称、呼捨てで名前を
　呼ばないようにします。

挨拶は労いと気遣いを表し、示す

古く、挨拶は「言葉掛け」と言われ、
社会生活上で他人と出会った際などに、
すれ違った際などに挨拶言葉を掛ける
ことが礼儀といわれていたそうです。

現在の「おはようございます」は
「お早い刻限から、
　ご苦労様(お疲れ様)でございます。」
のだと言われています。

即ち、
朝から働く人に向かって言う
労いの言葉だったそうです。

「こんにちは」は
「今日は、ご機嫌は如何ですか」
の略でお昼に初めて出会った人の
体調や心境を気遣うことばでした。

「こんばんは」は
「今晩は気持ちの良い晩(宵)
　でございますね」
の略だとも言われます。
定かではありませんが、
「さようなら」は「左様ならば」
の略のように思われます。

この言葉は相対した人に対し
「左様ならば私はこれで(お先に)失礼
させていただきます(いたします)」
の意味の言葉なのかもしれません。

Ｆ.社会での挨拶力と挨拶

挨拶力は
社会生活上で人間関係を円滑にし、
人との絆を創る源と言われています。

それ故に
挨拶を怠るようなことをすれば人間関係
であらぬ誤解や摩擦に発展し兼ねません。

また、
挨拶力は知人や友人の間ではポジティブな
好感や愛情、敬意の表現力とも言われて、
感情の感じない口調、言わされる言葉、
無表情、無感情な挨拶や、挨拶しない
という態度は、「自分を軽視している」
「この人は怒っている」「私を嫌っている」
などと解釈される場合もあります。

初めて会う人に挨拶をしない場合、
その人は
「私と関わりを持つ事を望まない」
「礼儀を知らない無礼な人間だ」
「マナーがなっていない」などと思い、
要らぬ誤解を招いたり、落ち込んだり
気分を害したりもします。

このような特質から、挨拶と挨拶力の
修得はは社会で強く奨励されています。

家庭内の躾や学校教育を始め社会生活
でのビジネスマナーを代表する様々な
マナー(思いやりの形の表現)で相手に
触合う場においても挨拶と挨拶力は
不可欠なものされています。

潤いのある社会環境を作る為にも、
心の通う挨拶をさりげなく当たり前
に出来ることが大切です。

人の目を意識せず、自らが回りに
影響されることなく意思決定した
ことを表現し、伝える≪人現力≫を
身に付けると共に、挨拶力即ち、
挨拶の人に及ぼす力の大きさを
強く自覚し、いつ誰に対しても
心ある挨拶をすることは幸福感
溢れる社会作りに不可欠です。

とりわけ感情の篭った表情、親近感
の感じる笑顔を適切に表現する心の
非認知能力とも言えます。

Ｇ.季節の挨拶に入れる主な言葉

日常生活や挨拶やおもてなしの際に
使う言葉の一部を載せました。
季語同士を組み合わせても使えます。

以下の語句や言葉に、
地方独自の言い表し方や言葉と置換え、
方言を入れるなどしてお使い下さい。

此処に記載の語句以外に、店の雰囲気、
使う人に合せた季語など皆で話合って
からうことをお勧めします。

【春の季語】
🌸風薫る今日、この頃
🌸爽やかな風薫る季節になり
🌸桜咲く季節に入り
🌸決算期の何かとお忙しい中
🌸水温み、風さわやかな季節になり
🌸一雨ごとに春らしくなり
🌸〇〇〇の桜も満開になり春の息吹が、
🌸あちらこちらで見られるようになり
🌸五月晴れが、清々しい気分にさせて
🌸春の夜風が爽やかな季節になり
🌸爽やかな新緑の季節になり
🌸期末の気忙しい中(折り)

【夏の季語】
💕梅雨入り間近を感じられ
💕じめじめとした梅雨に入り
💕お暑い折り💕炎天の中(猛暑の中)
💕道路の照り返しが
💕撒き水が心地良く感じられ
💕あちこちで、雷雲が多く見られ
💕木の葉の緑のカーテンが気持ち良い季節になり
💕サングラス無しでは外出できない季節に
💕強い日差しが、肌を刺す今日この頃

【秋の季語】
🍁夏の名残が感じられる
🍁残暑が残るこの頃です
🍁ようやく秋らしくなり燃えるような眺めの楓が
🍁あの酷暑が嘘のように
🍁朝夕は涼しく感じられます
🍁夜風が心地良い季節になり
🍁行楽シーズンの混み合う中
🍁菊薫る良き日和になりました
🍁秋の美しい月を眺め
🍁爽やかな秋風が心地良く頬を撫で
🍁台風の荒れ模様(風雨の激しい)の中

【冬の季語】
⛄お寒い中⛄雪の降る中
⛄寒い風(寒風)の吹き荒む中
⛄大雪にも関わりませず
⛄新年早々にも関わりませず
⛄木枯らしの冷たさが、冬本番を思わせ
⛄暮れ(年末)のお忙しい中
⛄年の瀬の慌しい中

Ｈ.挨拶の種類

１.対面し、言葉を使う挨拶(会話上)
２身振りや態度でする挨拶
３.両方を同時に行う挨拶
４.電話、各種通信ツールによる挨拶
５.メールや文書による挨拶
６.物品や贈り物を通しての挨拶

おもてなしや日常の人と触合い、
コミュニケーションをとる上で、
その場の状況に合せてこの六つを
上手に使い分けることが大事です。

特に１の言葉による挨拶はエリア、
集団、職業、地位、年代によって
夫々異なる言葉が在ります。
取分け接客・接遇の世界では、
３の挨拶を大切にしなければなりません。

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Ｉ.言葉を使う挨拶力を身に着ける

あなたにしか出来ない魅力に溢れ、
個性的な言葉を使った挨拶力を身に
着ける第一歩は、触合う相手への
「思い遣り」の心を意識すること
からスタートします。

相手の精神状態やその場状況、状態
をいち早く察知し、相手の気持ち、
置かれている状態に合わせた挨拶
からスタートすることです。

日常生活の場は勿論、
接客接遇、おもてなし、ビジネス、
コミュニケーションの場では言葉と
いう手段なしで伝達は出来ません。

『言』の文字は
「心」と「口」で組み立てられ、
心を口から伝えることを指します。

また、
言葉遣いや声の表情、態度が良くない
と相手に伝えたいことも伝わりません。

表情、声や目の表情、姿勢、動作、
態度これらが伴ってこそ、言葉は
その場その時の相手に生かされます。

言葉使いは
貴方の人格と心の現れと認識しましょう。
即ち≪人現力≫です。

「話す」と「喋る」の違いを知る

先ず、「話す」と「喋る」の違い
を良く理解し、認識することです。

「話」は「心」と「口」「舌」の
　三種の文字から出来ています。
「喋」は「口」と「世」「木」の
　同じ三種の文字で出来ています。

「話す」と「喋る」の違いは人の持つ
「心」の文字が有るか、否かです。

例えば、
成績優秀で仕事の出来る営業マンは
「話す」と「喋」を巧みに組合せた
会話をすることでお客様の心を確り
と掴んでいます。

お客様に心を込めて誠心誠意で話し、
ちょっとした時に他愛のない世間話
のお喋りを巧に交ぜて会話をする。

このような会話からお客様は、
この営業マン個人の備え持つ人現力
や人間性に魅力を感じいつの間にか
又会って話してみたくなり、それが
結果として成績に繋がるのです。

そのためには、ちょっとした挨拶でも、
先ずは、挨拶言葉を考えた上で選んで
心を込めた挨拶を《癖》にすることです。

魅力溢れる個性的な挨拶は、挨拶をする相手
に安心感と信頼感を与えます。

プライベートは勿論ビジネスの場でも
人と人との繋がりは、挨拶からであり
人と人の和と輪も挨拶から始まります。

挨拶が素敵で、感じが良いビジネスマン
は信頼されますし、良い結果も残します。

挨拶は、より良い人間関係を大切なこと
に欠かせないことなのです。

心の篭った挨拶は、姿勢、態度と言葉づかい
が確り出来ることが条件です。

社会生活上のあらゆる人間関係は、
【挨拶に始まり挨拶に終わる】
と言っても過言ではありません。

そして、人と人との心を繋ぐ挨拶は、
「信頼の絆」を創る『礎』です。

「挨拶する」、
それ自体を楽しむ為の『礎』＝基礎と
なる基本的な内容や方法などをこの
［挨拶を学ぶ］に集約しました。

人現力を身に着ける、最初のステップ
挨拶力の修得は厳しい鍛錬が必要です。

自らの力で、
自分自身の心を現し、幸せを掴み、
豊かな心を創る為に、日々挨拶力を
磨き鍛えることを疎かにしないことです。
接客接遇サービスや人との触合いの場は、
楽しみながら｢挨拶力を身に着けられる｣
絶好の場と言えます。

「挨拶ってこんなに楽しいことなんだ』
と感じた時、その時、キッと貴方は、
素晴しい個性の溢れ魅力ある挨拶力を
修めた｢挨拶の達人｣なると思います。

Ｊ.挨拶言葉の組立て

１.名前⇒挨拶言葉
２.挨拶言葉⇒名前
３.名前⇒挨拶⇒一言(ひと言)
４.挨拶⇒名前⇒ひと言(一言)
Ｋ.『挨拶』の一声とひと言
イ）一声➜一つの声(音)
　　⇒輪唱や唱和などの際(滑舌・活気)
ロ）ひと声➜人の声
　　⇒温もりや個性(口調・言い回し)
ハ）一言➜一つの言葉 (語句)
　　⇒心(思い遣り)を表現する語句
　　(例)-ありがとうございます
ニ）ひと言➜人の言葉 (語句)
　　⇒温もりや感情、想いを表現する語句
　　(例)-目が輝く・元気

Ｌ.挨拶力の育成のステップ

育成のステップ

ステップ№１　

【お客様の定義の認識】＝原義を知る

テキスト1-「お客様の定義」.docx

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お客様の定義－イメージ

「お客様の定義を理解、意識する」

お客様とは、どういう人なのかを
お客様の定義を記したテキストなど
により教え理解させる。

ステップ№２　

【認証の解説】

「何故、認める必要があるのかを理解させる」
お客様からしてみれば、挨拶される
と言うことはお客様が一人の客として
認められることだと知らしめる。

ステップ№３

【原義原則と目的認識】

「挨拶の原義と目的を知る」
認めることの活動が挨拶であり、
その語源は、
「相手を押す、押し合う、押し返す」
であり、
「挨」と「拶」という語夫々に心を開く
迫るという意味があることを理解させる｡

ステップ№４　

【所作(活動)の必要性と理解】

「所作(活動)アイコンタクトの説明とその必要性」
アイコンタクトのある挨拶は、
お互いの心を通い合わせる為にとても
大切なことで、アイコンタクトは感謝の
『愛』のコンタクトであると説く。

挨拶をする時「目は心の窓」と言われる
相手の目を見てする(心の窓を押して開く)。
同時に、挨拶する相手の精神状態や体調、
状況を瞬時に察知する癖を付ける。

お客様の感情や心身の状態を目の情報から
素早く察知し、それに合わせた言動をする。

ステップ№５

【役割認識とその遂行手段】

「自らの役割を知り、自覚する」
自らが何をどの様にして何を成すべきか
と言う自分自身の役割を知り自覚させる。

与えられた役割を果たす上で、
仕事と作業の違いを自覚させる。

「作業」は、
目的を持たずただ黙々と行うことであり、
人の心を必要としない機械と同様である。

「仕事」は、
目的と結果・成果を認識した上で人間が行う。

ステップ№６　
【お客様の認識とその表現伝達】

「お客様は大切な人と自覚認識する」
お客様を大切にすることの必要性を自覚。
そのことによりお店は健全な営業が出来、
個人の心も育むと言うことを知らしめる。

ステップ№７　

【仕事(活動)の目的・成果の予測】

「人としての心を、仕事を通して育む」
接客接遇サービスの仕事を通して一人
の人間としても大切な心を育む思い遣り
や忍耐力、感謝、お世話、自制心などと
言った様々な心の体力＝対人関係力が
身に着けられることを気付かせる。

■まとめ

〇挨拶三要素

１.表情(笑顔・目)
２.姿勢(態度)
３.言葉(口調・種類)

〇挨拶の組立て

１.名前→挨拶言葉
２.挨拶言葉→名前
３.名+挨拶+ひと言
４.挨拶+名+ひと言

〇挨拶は、
『命』のある人と｢認める｣ことを伝え表わす

〇何気ないひと言の挨拶に｢認める心｣
「その人の心(人物)」が現れる挨拶。

以上を要約すると
認証(承認欲求マンザク・認知)➜原義原則
➜所作(マナー)態度➜目的の自覚と認識➜
役割認識➜表現伝達意識➜結果成果の自覚
の順になります。

(注)これは挨拶の場合で、
他の場合は多少順序が変わります。
“気付きは、いつまでも心に残り、
形ある物はいつの日か崩れる”