「もてなす」-おもてなしは❓
おもてなしの解説
「もてなす」の語源は「以て成す」です。
「もてなし」に、丁寧語の「お」がついた
「おもてなしの心」は殆どの日本人が
持っているのではないでしょうか。
それは、象徴天皇崇拝の心、親切心、
礼儀や規律正しさなどに表れています。
この「おもてなし」は、茶の湯で知られる
千利休が世に広めたと言われていますが、
その心は、聖徳太子の
「和を以て貴しとなす」の心と解します。
言い換えるなら、
何らかの御縁から見知らぬ人と出会い
そして触れ合う会話を通し相手の人と
“和を以て成す”の心身の活動と言えます。
この「もてなし」と「和」=調和については
別途記載しますが、以下概要を記します。
見知らぬ他人を、もてなすという時に、
リアルな「モノ」を用います。
例えば会食でのお料理、観光案内、
地元の独自の自然界にお連れする、
など様々な場面を想定できます。
一方バーチャルといわれるもてなす側
人の心を受留める体験で生まれる「コト」、
例えば、
会話の運び方(=プロセス・導入手法)なと、
何気ない気遣いや心配り、客人の立場の
思考と活動など心の活動が想定できます。
この様なリアルなモノとバーチャルなコト
を主事と客人互いが味わい、心を通わせる
「和」とその表現である『会話』(≒言行)、
目に映る映らざるに拠らない心身の活動
(=配慮・思い遣り・敬意表現・感謝)など
を以って主人は歓待の気持ちを表します。
客人は、
その主人のリアル・バーチャルな心を
モノや空間だけでなく、時間や移ろい
自然界の風情、自然んな不均等美しさ
を受止め、主人と共に一座建立しつつ
一期一会や和敬清寂、侘び寂びの文化
を心から堪能することが出来ます。
例えば、
とある官公庁の「おもてなし」の担当者が
「おもてなし」とは何かの問いに、
『相手が嬉しく感じ、
喜んでくれることである。』
と公の場で話されていました。
また、知人は
『客人を美味しい料理で「おもてなし」する
だから高級和食店に案内し、
雰囲気と料理を御馳走することだ。』
と「おもてなし」について質問に答えました。
この二つの事例に足りないことがあります、
それは一体何なのでしょうか❓
以下は具体性に欠けますが一つの事例です。
友達が客をおもてなし
(一人を仲間皆がおもてなしの場を設ける)
知人・友人・大切な人など親交のある人
を旬の料理、家庭料理などでもてなす。
リアルなモノや言行、バーチャルなコト
の会話や態度と一期一会でもてなす。
客人(外人)を家庭でもてなす
(この地ならではのおもてなし)
名物で/名所案内で/自然/宴席
史跡(文化遺産)/有名店を教える
・・・などでのもてなす。
旅館やホテルのおもてなし
立地/施設の雰囲気・造り/料理
部屋の内装/接待/応対/お世話
洞察/心身の活動の思い遣りの活動
・・・などのもてなし。
以上の全てに共通するのは、
リアルな「モノ」とバーチャルな「コト」
を自然流れのと風情、粋を共に味わう
調和=「和の心」であると考えます。
和顔和心の説明
(自作四文字熟語)
おもてなしや接客サービス業での
現場体験から四文字熟語にしました。
自然で和やかな表情と心は、
お客様や触れ合う人に優しく
接する自心と豊かな人間関係を育み、
人と人の間で生きる人間同士の繋がり
を作るためにとても大切です。
この熟語は、以下の意味を含みます。
【和顔】
和やかで親しみのある
優しい顔と眼の表情。
【和心】
平らで和やかな心で人と調和し
心和やかに生きる。
日本(人)の文化と心。
≪和≫=おだやか。のどか。ゆるやか。
あたたか。
「和気・柔和・温和・緩和」
互いに気が合う。仲良くする。
人と争わない。
≪顔≫=優しく親しみのある
感情が現れ・笑顔・心を現わす
眼に表れる・眉や口元
≪和≫=やわらぐ・やわらげる・なごむ
なごやか・あえる・仲良くする。
互いに気が合う。
≪心≫=人の心・日本(人)の心・想像力
企業の心・物(商品・料理)の心
【エッセイ風にしてみました】😢
(拙いですが人々に伝えたい心です)
優しく親しみのある素敵な
和みのお顔が見たいのです。
自然で和やかな顔の人に
巡り逢いたいのです。
もう一度、あなたの和みお顔に
出遭い触れ合いたいのです。
心寂しい自己顕示や見返りを求めた、
無理に作り笑顔は見たくありません。
自然体で和やかな表情が出るように
なれるために自らを知り、
自分自身を認めてあげたいのです。
いつまでも出会う人の心に残る
和顔和心で心から触合いたいのです。
🔴もてなしの心は❓
🔶 もてなしと料理だけを御馳走するとは異なる
🔶 もてなしと説明だけの案内は異なる
🔶 もてなしと施設だけの提供とは異なる
🔶和のもてなしとした所以(ユエン)
🔶コト=心が伴ってもてなしとなる
🔶モノ=たけでもてなしとは言えない