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リスペクト心=敬意の表現法
【敬意(リスペクト)とその表現】
円滑な社会生活は、人と人との繋がり
とコミュニケーションにより成立します。
私達は、
夫々が備え持つ敬意意識&敬意表現により
様々な人間関係や多種多様な社会生活を
より円滑に出来るようにして生活しています。
コミュニケーションを円滑にする上で、
敬意表現は下図の働きをします。
💖敬意表現-おもてなしの言葉遣い
【世界に唯一無二の美しい日本語】
💖敬語の使い方
敬語は
お客様や相手を敬う(リスペクト)意識
の表現伝達として使われる文言(言葉)
を広義で敬語と言います。
相手の立場を認めスムーズな潤いのある
人間関係の維持に必要な言葉の使い方、
それが敬語なのです。
また敬譲語とも言う場合があります。
敬語の種類
敬意の表し方によって、
尊敬語・謙譲語・丁寧語の三種がある。
自分より、目上の方やお客様に使う場合
敬語→尊敬語→謙譲語→丁寧語の順です。
謙譲語は基本的にお客様や同僚へは
自分に関する事柄や行為態度を一歩
退いた立場を表す表現。
上司や目上、年長者の方に対して
「敬語」「尊敬語」を使い別けています。
👭相手別の敬語の種類
イ)お客様・目上の方
敬語・尊敬語・丁寧語・謙譲語
ロ)上司・目上の方
敬語・尊敬語・丁寧語・謙譲語
ハ)同僚
謙譲語
[敬語]-人、事物の表現のしかた
🔳普通の表現[敬 語]
一人称(自分)⇒私・私ども
二人称(客)⇒お客様・○○様
三人称(客)⇒あちら(そちら)の方
集団 ⇒皆様(方)・○○会社の方
年配者⇒ご年配(の方)
お年寄り(の方)お年を召した(方)
男(女)性⇒男(女)性の方・男(女)の方
夫婦⇒お二人様
夫⇒ご主人様
妻⇒奥様
子供⇒ お子様
父⇒お父様
母⇒お母様
祖父⇒おじいさま
祖母⇒おばあさま
家族⇒ご一同様・ご一家様・ご家族様
同伴者⇒ お連れ様・お供の方
代理人⇒ お使いの方
待ち合わせの人⇒ お待ち合わせの方
だれ⇒どなた様・どちら様
勤務先⇒お勤め先
住所⇒おところ・お住居・お宅・ご住所
◆[尊敬語]
話し手が聞き手、又は話題の中の動作主、
その動作・状態・事物を高めて言う表現。
◆[謙譲語]
自分または自分の側にあると判断
されるものに関し、へり下った表現を
することにより相対的に相手や目上の
人に対し敬意(敬う意識)を表すもの。
謙遜語、敬譲語とも言います。
尊敬語と謙譲語の用法
一般用語
⇒ a.敬語 b.尊敬語 c.謙譲語
する⇒a.される
b.なさる(なされる)
c.いたす・させていただく
いる⇒a.いらっしゃる
b.おいでになる(なられる)
c.おります
行く⇒a.いらっしゃる
b.行かれる
c.伺います・参ります
来る⇒a.いらっしゃる
b.お見えになるおいでになる(なられる)
c.参る
着く⇒a.お着きになる
b.お着きになられる
c.伺う
入れる⇒a.お入れになる
b.お入れになられる
c.お入れする
言う⇒a.言われる
b.おっしゃる
c.申し上げる
食べる⇒a.召し上がる
b.お召し上がりになられる
c.いただく
持つ⇒a.お持ちになる
b.お持ちになられる
c.お持ちする
見る⇒a.ご覧になる
b.ご覧になられる
c.拝見する
聞く⇒a.お聞きになる
b.お聞きになられる
c.伺う・お聞きする
会う⇒a.お会いになる
b.お会いになられる
c.お目にかかる
◆[丁寧語]
1 話し手が聞き手に対し
敬意を表して、丁寧にいう言い方。
現代語では「です・ます・ませ・ございます」
などの助動詞
2 上品に言い表すときの言い方。
①名詞の頭に「お」をつけていう。
「お湯」「おさかな」の類。
②「御飯」に対して「食べる」の類。
◇「お」「ご」の用法(丁寧語)
※元来は尊敬語・謙譲語から転じたもの。
・相手の家族・身体⇒お嬢様・ご両親・
ご子息・ご新郎・ご結婚・ご卒業etc
所有物・動作など⇒ご両家・お召し物・
お履物・お帽子・お姿・お気持ち・お顔
お書き下さい・お望みの通り・お美しい・お優しいetc
(美化語)
お菓子・お酒・お鍋etc
○○になる[尊敬]
⇒お立ちになる・お持ちになる・
お待ちになる・お休みになる・
お掛けになる・お見えになる・
ご覧になる・ご出席になるetc
○○下さる[尊敬]
⇒お見え下さる・ご配慮下さる・ご理解下さるetc
○○いただく[謙譲]
⇒お教えいただく・お持ちいただく・ご指示いただくetc
○○する[謙譲]
⇒お預かりする・お下げする・ご案内するetc
○○いたす[謙譲]
⇒お届けいたします・ご連絡いたしますetc
○○願う[謙譲]
⇒お指図願います・ご協力願います・
お立ち願う・おいで願う・足をお運び願うetc
※音節の長いもの、外来語には「お」はつけません。
但し、おビール、おズボン、おソース等
特別に「お」が付く言葉もあります。