個人中心社会の認知活動
個人中心主義社会の認知活動-「陽と陰」
※『無財の七施』解説
現在の日本は、
個人の生活が柱(核)となり、他者に自分を
干渉されたくない意識とは裏腹に、
一方で他人と繋がりたいと思う心と
自己主張する心が同居する複雑な社会環境
に大きく変化つつあります。
そのような現代の社会環境の中での人間関係は、
互いに「認め、認め合う」=認知&非認知能力が
【心の礎】となっています。
同時に、
人は、他の人に支えられて生きている
と自覚しながら、一方で自らがその認識
のためも含めて孤独さや淋しさを払拭する
ためにも様々な活動をします。
他者と正対し向き合う
どの様な職業であってたとしても、
心身共に相手に正対して向き合き会う人は、
心豊かで信用信頼の出来る人の確立が比較的
高いと生きて生かされて心から実感しています。
テレビでの様々な人の相手に対する応対の態度、
対談などでも心有る人は正対して会話しています。
WBCの栗山監督はその一人です。
甲子園で優勝した慶応高校の選手達の野球への
取組みの心身姿勢は新しい時代の姿と言われる
プレーに正対し楽しむ姿にWBC大谷翔平選手の
心が垣間見られたと私見ですが受止めます。
若い人達の新しい社会を担う姿が伺えました。
つい最近の実体験ですが、お盆前の9日に
40度近くの発熱が出て、とある病院の
発熱外来を受診しました。
病院に行ったのがやや熱が下がった14日
でしたので6日間飲食出来ないこともあり
体調は極めて悪くやっと足るける状態でした。
その時診察した医師は、フラフラなので
点滴をお願いした私には一切目もくれず
パソコンに向かい話を聞いていました。
正直18日までは、殆ど何も食べられず
買い置きしたあった栄養ドリンクを飲み
掛り付けのクリニックに行き症状を話し
点滴をして頂きました。
見知らぬ人との出会いも然り、病を患い
医師との出会いに於いても互いが正対し
会話する人との方が長続きします。
中でも医師は、昭和時代と異なり、
病を患っている患者の表情や体を
見ながら診察するようになりました。
この様な医師との出会いで「仁」気遣い
の学びが多くありました。
心と健康管理を促す必要な時に新たな
人との出会いは必要な時にやって来る。
その一つが
「認め、認め合う」認知活動と考えられます。
中でも「他人を認める」認知・非認知活動には、
その源である自らの心を知り理解し受容れ、
その心を大切にすることが必要とされます。
「人から認められたい、認めて貰いたい」
と思うならば、先ず相手の立場や考え方を、
素直に受容れ誠意を以って
「認める=承認欲求満足=認知」
の活動に心掛けるようにしましよう。
幸せを掴んでいる人は、
「認める」ことの【見返り】として、
「認められたい」ことを無私の心で望まず、
求めず、他者を認める活動をしています。
例えば、会話する時、自分のことは話さず
「利他の心」で話をしたり感謝や敬意の心を
表現伝達したりする心の活動を積極的に
言動にに現すと言うことです。
そして
そのような人は、相手に対して、
いつも「拝の心」と「直き心」を備え持ち
正対し接している人です。
同時に、
相手の「安心感」を与えることをいつも意識し、
そのキャッチボールも進んで行っています。
詰り、相手を思いやる「認知活動」は、
自分が「認められる」ことに繋がると自覚
認識している人です。
では、
どんな人が認める活動をしているのでしょう❓
以下、その例を幾つか挙げます。
✅認める活動を進んでする人👫
(取組み意識)⇔実体験の学び
人間である以上多少なり自利私欲が
あるのは仕方がないことだと思います。
でも、出来る限り1~10のような心身の
活動の出来るよう日々心掛けましよう。
1. 認める活動は生きる上で当たり前
だと思い行動し、生きている人
2. 何も意識しないで自然体で
認める活動が出来る人
3. 私心を捨て、他者を認める
ことだけで活動し、生きている人
4. 自分を知り、己の分(器量)を弁えている人
5. 認める活動に何らかの見返りを望んだり、
求めたりしないで活動し、生きている人
6. ※『無財の七施』の活動には
認めることが必要と思い生きている人
7. 利他・愛他の認める活動が
最終的に自利なると考え、活動し、
生きている人
8. 認める活動が、何れは自分に
返って来ると意識している人
9. 認めることが人として生かされて
いることの恩返しだと思い活動し、
生きている人
10. 他者の思惑や目を意識しない
で活動し、生きている人
11. 認めることは感謝する言動や態度
に現れると意識して活動し、
生きている人
12. どうすれば周りから認められるのか、
ばかりを意識して活動し、
生きている人
13. 認めることを少し意識して
認める活動が出来る人
14. 認められたい、認めて欲しいなど
利己我欲と闘いながら活動し、
生きている人
15. どうすれば認められるかを
意識しながら活動し、生きている人
16. 孤独で自分の行いを誰かに認めて
欲しい言う気持ちで活動し、
生きている人
17. 自分の心を誰かに認めて欲しいと
言う気持ちで活動し、生きている人
18. 大切な人に認めて貰いたいと言う
気持ちで活動し、生きている人
19. 仲間や親しい人に認めて貰いたい
と言う気持ちで活動し、生きている人
20. 会社や組織での仕事を認めて
貰いたい言う気持ちで活動し、
生きている人
21. 常に誰かに自分自身の存在を
認めて欲しいと言う気持ちで活動し、
生きている人
22. 仕事や物事に取組む姿を認めて
欲しいと言う気持ちで活動し、
生きている人
23. 認める活動に何らかの見返り
を望み、求めいている人
24. 様々な自己顕示欲の強い人
25. 認める活動をしていること事態を
認めて貰いたいと言う気持ちで日々
活動し、生きている人
26.謙虚は、褒められた時、
素直に「ありがとうございます」
と認めることだと自覚している人
27.様々な見返りを期待し活動、
生きている人
28.相手が答える内容を予測して
会話(コミュニケーション)をする人
29 平らな意識で言行している人
(心の平和と平等を維持する人)
30.支えられ生かされていると
自覚し、活動している人
※『無財の七施』解説
認める活動『無財の七施』
※『無財の七施』解説
人として認める活動(承認欲求満足)
と仏教の教え『無財の七施』は
大きく関連していると解します。
認知活動はその原点と解します。
1.眼施 (ゲンセ)
触合う相手に、
温かな優しい眼差しで接する。
2.和顔施(ワゲンセ)
又は和顔悦色施(ワガンエツジキセ)
明るい笑顔(表情)、優しい微笑を
たたえた笑顔(柔和な顔)で人に接する
3.言辞施(ゴンジセ)
触合う人々へ、心を込めて
思い遣りの優しい言葉をかける。
思い遣りの篭った温かい言葉を
かけながら生きること。
4.身施(シンセ)
人の為、社会の為に肉体を
使い懸命に働くこと。
ボランティア活動(無料奉仕)。
身体による奉仕をすること。
5.心施(シンセ)
いつも「ありがとう」「お陰様で」
などの感謝の表す言葉と態度、
思い遣りの心を込めた態度と
言葉使いで人々と接すること。
人や他の物の存在に感謝の心で
触れ合い接すること。
6.牀座施 (ショウザセ)
謙虚さに徹し、場所や席を互いに譲り
合ったり会話でお互いが譲り合ったり、
遜ったりする心です。
7.房舎施(ボウシャセ)
わざわざ訪ねてくる人があれば、
一宿一飯の施しを与え、
労をねぎらいお世話する。
転じて、心温かなおもてなし。
今風に言えばホスピタリティの活動。
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