何もできないもどかしさ
いろんな場所での武力紛争に、心が傷む。本当に痛い。
医者でも看護師でもない私。
→傷ついた身体を、直接的に、救うことはできない。
お金儲けが上手でもない私。
→避難してくる人への移送費や物資の提供はできないし、
医療団体への寄付額もお小遣い程度でしかない。
多くの人々が生死をかけて苦しんでいる中で、
何ができるのだろうか?
「空飛ぶ広報室」というテレビドラマで、
東日本大震災の後、綾野剛さん演じる空井が話した言葉が心を覆う。
この空井の言葉を言い訳に使っちゃいけないけれど、
「難しいことを私は今考えているんだ。
安易な方法をとりあえず選んではいけないんだ。」
と自分の考えるためのルールを私の中で決めているような気がしている。
とりあえずデモに参加してほしいとメッセージがくるけれども、
「とりあえず」でいいのか?
どちらか一方の国や民族を攻撃することにならないのか?
本当に悩みあぐねている。
武力紛争に対して私は誠に無力であるから、
誰もがご機嫌でいられるような町を
平和の裡に作っておくことしかできないのではないかと思う。
今日、今できることは、
「何もできない私のもどかしさ」を告白して
同じように感じる誰かと気持ちを共有することぐらいなのである。