40代、子育て中の僕が将棋ウォーズ初段になる為にしていた事
こんにちは、めめたです。
この度将棋ウォーズで初段に上がりましたので
記念の意味も込めましてnoteを書いています。
平凡な将棋遍歴等はさて置いて僕の現状です。
ダラダラと10年以上将棋には触れてきましたが、棋力を上げたいと思い立ったのはここ4、5年になります。現在42歳、妻と子一人の3人家族です。
仕事は朝6時〜18時(早ければ3時から始まり帰りは遅ければ22時になる事も)
仕事が終わればまっすぐ帰り、家族で夕飯を食べて20時には子供とお風呂に入ります。
その後歯磨きなどさせて21時には寝かしつけそのまま就寝。
朝は4時頃に起きてストレッチ等して出勤します…
という感じで趣味に費やす時間は中々取れません。
そんな環境でもなんとか初段に上がりました僕の経験から大事に思った事を書き記しておきます。
勉強は大事だけど
まず将棋ウォーズで初段になる為には、コンスタントに勝ち続けレーティングを上げる必要があります。
その為に一番に取り組んで効果が出たのが「規則正しい生活」
詰将棋や必至問題を1日何十問やっていようと、夜更かししてユーチューブ見て睡眠時間が3時間の時に指したら勝てません。少なくとも自分は勝てませんでした(沢山負けました)不安定な生活はメンタルも崩れがち
もう一度書きますがコンスタントに勝ち続けないとレーティングは上がりません、その為には生活リズムを整えて適度な運動、食事や睡眠を取って心身ともに安定した状態を保つ事が最優先と考えます。
スポーツや学校のテストでは当たり前の事ですが、いつでも指せるネット将棋だと疎かになりがちです。睡眠を取るためには勉強の時間も削ります、事実その方が勝てました。
必要で最低限な勉強
とはいえインプットもしないとですが、平凡な僕には才能も冴えた頭脳も時間もありません(作れません)
将棋の勉強法を選択する上で拘ったのは、2つ
覚えた事が無駄になりにくい
対局と同じ位楽しめる
なるべく無駄なく楽しく短い時間で行える事として
①手筋(詰み筋も)を覚える
②5手詰の本を一冊暗記する
②棋譜並べ
の3つに特に取り組んでいました。
①の手筋はどの対局でも何かしら出てきますし、もう一つの勉強棋譜並べにも出てくるので反復で頭に定着しやすく忘れにくい。
特に好きな本は
寄せの手筋
詰み筋事典
持ち駒別 端攻めの手筋
羽生の法則 歩金銀の手筋
どの本も暗記するまで読み込めば確実に棋力が上がると思います。(暗記は出来てません😂)
②の5手詰暗記は
終盤戦で、時間があれば詰ませられるのに…と苦汁を舐めたことが幾度もあり、詰み筋を覚える為に高橋道雄先生の5手詰本を暗記しました。
毎朝20分で解けるだけ解いていって、徐々にその問題数を増やしていく方法で最終20分で一冊を解き終える事が出来ました。
実戦型の詰将棋だったので詰みそうな形っていうのが感覚で分かるようになった気がします。
③の棋譜並べ、自分の使う戦法や、好きなプロ棋士やアマチュアの強い人の棋譜を選んでいました。
また自分が対局で負けた際、検討でこうすればこちら良しだった局面からぴよで勝つ所まで終わらせて、その棋譜を並べたりしました。
全て勝局なので並べて気持ち良いし、強い人ならこう指すといった呼吸のような物が身につく気がします。
調子が悪い時は対局を止めてまず棋譜並べから始めて、勝つ感覚を思い出しています。
将棋の勉強はどんなにやっても対局であっさり負けたりして役に立っているのか不安になりがちです。なので暗記するなどして自分はこの本の内容を頭に入れた、と思う事で自信が付いてモチベも上がるので、読んで終わりにはならない勉強を選択しています。
棋譜並べも印象に残り感動した棋譜を手元に残すようにしています。
などと偉そうに書いていますが正直そんなに勉強と言える事は出来ていません。
現に1級後半から初段に上がるまで詰将棋は殆ど解いてなかったです。(昇段間近は詰将棋ブーストで乗り切りましたが)
心身共に充実させて、対局を楽しんで沢山考えて指す。これが僕の棋力を上げる一番の近道だと思います。勉強は楽しんでずっとやってたらいつの間にか体に(?)染み付いていました。
時間切れ負けというルール
僕は受け寄りの将棋が好きで、自陣に火の手が上がると攻め合うより逃げを選択します。
のでそのまま入玉したり時間切れ勝ちをする事がよくあります。
切れ負けルールがあるから今の段位に来れたとすら思います。
序盤は相手の手に応じて指す手を予め決めて出来るだけ頭と時間を使わず、見知った形に誘導しやすい戦型を選び(僕の場合は右玉)
中盤以降こちら劣勢なら受けつつ逃げるルートを確保してなるべく手数をかけさせたり駒を使わせる事を考えてます。
お互い同じ時間の中で戦うので時間に差が付かないよう意識しています。
あいてもにんげん
たまに完敗する時があります。手も足も出ずに負けると自信を失いがちですが
後で検討すると相手に悪手があったり
相手の以前の棋譜を見ると必ず負けた棋譜があります。
どんな強い人でも必ず負けるし隙があると言う事に気付ければ次の対局気後れせずに挑む事が出来ます。
辛いですが大敗したら対局相手の強み、弱みを調べるようにしています。
まとめ
初段昇段という目標に対するアプローチは人それぞれで、僕は10年以上掛かりました。
長く感じますが趣味として適度に学び楽しみ、仲間と切磋琢磨し気付いたら昇段出来るまで成長出来ていたこの年月はあっという間に感じます。
勝ったり負けたり自分と丁度良いレベルのお相手といつでも真剣勝負が出来る幸せを噛み締めながら、これからも背伸びする事なくマイペースに楽しめたらなぁと思います😊
最後まで読んでいただき有難うございました。
参考にはならないかも知れませんが、将棋ウォーズで初段に上がった一例として頭に入れていただけたら幸いです。
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