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精油の種類~検定に向けて①~#16

アロマテラピー検定では1級を取るにあたり、30種類の精油を覚えること、そして、26種類の香りを嗅ぎ分ける必要があります・・・!
そのため、今日からしばらくは精油の特徴などについて、勉強していきます!

仲間同士の特徴

植物はミカン科やイネ科など、植物を分類わけしています。
そのため、同じ科同士は似た特徴が存在していることが多いです。
検定で出てくる植物は以下のものになってくるようです。

  • シソ科

  • ミカン科

  • フトモモ科

  • バラ科

  • カンラン科

  • ヒノキ科

  • キク科

  • イネ科

  • フウロソウ科

  • バンレイシ科

  • ビャクダン科

  • モクセイ科

  • コショウ科

  • エゴノキ科

これらが挙げられます。
そのうち、今日はシソ科について勉強していきます。

シソ科

シソ科の中には、ペパーミント、ラベンダー、ローズマリー、クラリセージ、スイートマージョラム、パチュリ、メリッサが該当します。
この科目が精油の中では最も大きなグループであるとも言えます。
およそ3500種知られており、世界各地に分布・生育しています。
すっきりとしたハーブ調の香りが特徴的です。

シソ科のイメージ

ペパーミント

別名「セイヨウハッカ」と呼ばれるペパーミント。多年草の植物でウォーターミントとスペアミントの自然交配から生まれた植物であると言われています。

クールなミント特有な香りで「l-メントール」という成分が入っています。その清涼感から食品・医薬品・化粧品など様々な場面で使用されています。

特に抗菌作用が期待でき、汗や皮脂が気になるときに、0.5%以下の濃度で作った化粧水をコットンに含ませ、目周りを避けて顔や身体を優しく拭き取ることですっきりすることができます。

ラベンダー

ラベンダーは品種改良がたくさん行われた植物で、たくさんの品種があります。
様々な方法で使われ、なじみ深い香りの一つでもあると言えます。
馴染みのある成分は「リナロール」「酢酸リナリル」あたりです。

また昔からスキンケアに使われてきており、細胞の活性化や抗炎症作用にも期待できるようです。

ローズマリー

お肉の臭み消しなどでも使われるローズマリー。「カンファー」や「ボルネオール」という成分が特徴的です。
ローズマリーの香りを嗅いで精神的疲労が回復したり、作業効率が上がるという効果も期待できるようです。

また、頭皮のケアにも古くから使われており、活躍しているところが本当に多い植物です。

クラリセージ

二年草の植物で、約1 mほどに成長します。
元々この植物の種を煎じた液を目につけると視界がはっきりするということから由来しています。
名前にも入っている「クラリ」は「clarus(明るい)」からきているとも言われています。
香りはマスカットに似た香りがすることから、マスカットワインの風味づけに使用されてきました。

スクラレオール」という成分が特徴的ですが、香りが強いため、使用量は気をつける必要があります。

効果としては、幸福をもたらす強壮作用が期待されています。また、リラックス効果が高い精油としても知られています。

スイートマージョラム

原産地は地中海沿岸地域で、多年草の植物です。「マージョラム」という名前は「major(より大きい・重要な)」という言葉からきているそうです。
すっきりとした香りの中にも甘い香りが感じられます。

身体を温める作用があると言われているため、冷えによるむくみやくすみが気になるときはぬるめのお湯に精油を5滴たらして、ゆっくり入浴するのも良いようです。

パチュリ

インドネシアやフィリピンなど熱帯アジアを原産とする多年草の植物です。茎は頑丈で成長すると1 mほどの高さになるようです。
昔は虫除けとしても使っていたため、パチュリ自体を布地に挟んでいたことがありました。

「パチュリアルコール」や「ノルパチュレノール」という成分が特有の香りを出しており、甘いウッディ調に香りです。揮発性が低いため、香りを長く止めるための保留剤としても用いられています。

メリッサ

レモンバームとも呼ばれるメリッサは地中海沿岸地域を原産とし、多年草の植物です。冬になると地上より上に出ている部分は枯れてしまいますが、根の部分は生きており、翌春には再び新芽が出て、成長するようです。
ミツバチが好むことから「Melissa」という名前がついたようです。

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