見出し画像

楽しく楽して儲けたい (3-5)

この題名を文字にしてみて気づいたんですが、

「たのしむ」「らくする」

たのしむことと、らくすること、全然ちがうことだと思うのですが、同じ漢字の「楽」を使う。改めて気が付きました…。いい気づきだと思いませんか。

楽しんで仕事をする。とか、楽して儲ける。とか、ひと昔前なら、「現実はそんなに甘くない。」と心の一言で一蹴されたかもしれませんが、最近ならできてもおかしなことではない。と思える世の中になったと感じます。

事実そうやって仕事をしている人やお金を稼いでいる人が増えているからです。

「楽しむ」ということは、ちょっと難しいことだけどそれが上手くいくと楽しさを感じるものです。ゲームも簡単すぎると楽しく感じないように。

仕事でも数字を見ていると、結果がはっきり見えるので、うまく行った行かないの見え方もはっきりします。前回の記事で、「最小限の労力と時間で利益を上げるカギ」というテーマを書きましたが、最小限の労力と時間で利益を上げるための準備として、「現状の把握」を挙げました。現状の把握のもうひとつのメリットは、現状の把握によって、実践したあとのbefore,afterが分かるので、うまく行った行かなかったの判断が明確です。うまく行ったときには楽しくなります。

「楽をする」ということは、楽できるいい方法はないかな、と考える思考のきっかけとなる考え方です。今よりも効率的な手順で同じ成果が出る方法が発見出来たり、新たな手順でより良い製品が生まれたりする考え方です。


前回の記事「最小限の労力と時間で利益を上げるカギ」の次は、粗利をのばす方法について。今回はこれがテーマです。

自社の稼ぎ頭の商品、つまり、自社の売上を構成する商品・サービスのうち、もっとも粗利の大きなものを発見しよう!と前回お伝えしましたが、次に着目するのは、その商品のひと月の間に販売可能な数量です。すなわち、「月間販売可能数量:maxQ」です。Qは、Quantity(数量)の頭文字。

「月間販売可能数量:maxQ」とは、端的に言えば、現状の会社のキャパシティで1カ月に数量Qを最大いくらまで上げられるか。その最大値のことです。かつ、それぞれの商品・サービスごとに最大値を把握します。

自社の稼ぎ頭商品の上位3つから5つについて、この「月間販売可能数量:maxQ」を出します。

maxQを出す際のポイントは、一旦制限を外すこと。

「現状のキャパシティで最大化するとしたら?」と考えて、
1 個々の商品ごとに最大値を試算する (自社に1つの商品しかないという前提で)
2 集客があるなしは考えない

自社の稼ぎ頭商品の上位3つから5つについて、この「月間販売可能数量:maxQ」を出すことにより、現状は2位でも、販売数量の伸びしろが大きければ、潜在的には、トップの稼ぎ頭となる商品となります。

粗利単価(M)が大きな商品でも、受注から納品までの時間が長かったり、少々の投資では生産や販売の数量(Q)が伸ばせない商品であれば、たくさん納品することができないため、粗利MQは伸びません。

売れるものをやみくもに売るよりは、現状の自社の持ち手のうち、注力して最も粗利が出やすいものに時間と労力を割くことで、もっとも大きな成果が期待できます。

やみくもに仕事をやるよりは、策を練ってそれを実践し、結果を楽しみにする。

楽しく楽をする。こんな意味を込めて題しました。結果、儲けたら最高ですね。

今回はここまでです。

では、また次回の記事で。

いいなと思ったら応援しよう!