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大学教員にとって信頼関係の構築は重要か?


はじめに

信頼は、目に見えない構造として機能し、親密な関係、結束、精神的な幸福、経済的安定など、人間の経験のあらゆる側面に影響を与えます。信頼は、抽象的な美徳を超えて、個人の強靭性を高め、つながりを深め、成長の機会を解き放つ動力源として機能します。そこで本日は、信頼✨がどのように機能するか述べさせていただきます。

信頼は自己実現の基盤である

信頼は脳内の特定領域を活性化することが示唆されており、一貫性を兼ね備えた信頼できる行動が不安を軽減し「絆」を育みます。つまり、信頼関係の芽生えは、時間の経過とともに脳内の神経回路を再配線し、人生の満足度(主観的幸福感や生活の質)に不可欠な感情調整力を強化します。また、自分自身が自分を信じる自己信頼は、試合前のプレッシャー等の圧力に対して、行動する強さを提供します。

教員は学生との信頼関係構築が第一歩

信頼する知人とのコーヒータイム☕️は、心地よく、前向きで、安らかな有意義な時間と言えます。その状況では、何気ない会話一つ一つが前向きで、何かに対する挑戦心を彷彿させます。つまり、信頼関係ある人との交流は、ポジティブ思考が活性化され、創造的な問題解決(課題解決)・行動を後押しします✨。これは、警戒心が無い環境とも言い換えられます。信頼が持てずに警戒している状態は、裏切りやトラブルに巻き込まれるかもしれないことを予知している状態かもしれません。簡単なことでも裏切られたことによる信頼関係の崩壊では、心が痛みます。心の痛みも身体の痛みと同じように、私たちの脳では痛く、それは神経回路が駆動した痕跡と表現できるかもしれません。 それを繰り返すことにより神経回路が強化され、それを回避するための行動を取らざるを得ない状態を作り出してしまっては、教員が良い事を伝えたとしても、学生の心には届かないかもしれません。

まとめ

信頼は汎用性が非常に高い能力または技術であり、普段の生活や学習における相互交流や行動を通して随時更新される、目に見えない声であります。稀に、目に見えないからということで、疎かにされる方もいらっしゃると思いますが、「信頼」はあらゆる基本的な基盤として活動するので、能力も必要ですし、信頼関係も必要であると言う私見を述べさせていただきました。