Vol.50「専攻はアフリカ」通称アフ科の同期を取材してみた。②
みなさん、こんにちは!
PROCHE編集部のあんなです!
以前、私の大学の同期へのインタビュー記事を執筆しましたが、今回はその第2弾です!
(南アフリカ共和国、ガーナへの留学体験について話してくれたのもアフ科同期なのでアフ科4人目ですね!)
アフリカ地域専攻は全員で15人と小規模なコミュニティですが、みんな個性豊かでとても面白く、「出会えた人」という観点だけでも「アフリカを専攻してよかったな〜」と思えるほどです。
このnoteでは、そんな個性豊かで面白い、通称「アフ科」の同期達にゆるっとインタビューしていきたいと思います!
今回は、2023年にケニアでインターンをし、将来もアフリカに関わり続けたい!と熱い想いを持っている、ゆりちゃんにインタビューをしました!
模擬国連をきっかけにアフ科へ
Qどうしてアフ科を選びましたか?
A高校2年生の時に参加した模擬国連での難民問題の議題がきっかけです。
私の担当国はフィジーだったのですが、その時にアフリカに難民が多いことを知りました。
自分がアフリカについて全く知らないこと、アフリカが自分の今いる世界とは真逆であることに気づき、「知らないことを学びたい!」という思いからアフ科を選びました。
Q推薦入試でアフ科に入学したと思うのですが、どのように準備をしましたか?
A高校2年生の時に募集要項を見て準備を進めました。
英検準1級が要件だったので、ギリギリまで勉強していましたね(笑)
また、活動報告書と志望理由書(それぞれ2000字)の提出が必要でした。
後は課題図書があったので、課題図書を読んで小論文対策をしていました。
ケニアインターンが転機に
Q大学でアフリカについて勉強をしていると思うのですが、卒業論文はどのようなテーマで書いていますか?
Aケニアの農作物加工について書いています。
大学に入学してから難民問題について調べる中で食糧問題の存在を知り、農業へ興味を持つようになりました。
初めは伝統農法や栽培の分野に関心がありましたが、ケニア渡航をきっかけに興味を持った農作物加工について現在も勉強しています。
Qケニアへはいつ渡航したのですか?
A2023年2月から9月の8ヶ月間です。大学3年生が終わってから休学して渡航しました。
前半の半年は日本人の経営する農作物加工企業でインターンをしていて、残りの2ヶ月間はスタディーツアーをしていました。
Qインターンとスタディツアーではどのような活動をしていましたか?
Aインターンでは八百屋さんの接客がメインでした。
なんでも好きなことができたので、接客の他にも商品開発や広告の作成を行いました。
スタディツアーでは広告作成とツアーの運営をしていましたね。
現地のサプライチェーンを変えたい
Q「ケニア渡航をきっかけに農産物加工について関心が深まった」と言っていましたが、それはどうしてですか?
A実際にインターンで加工食品を作る中で、食材に少し手を加えるだけで付加価値がついて販売価格が上がることを実感しました。
豆腐とかを実際に作ってみると原価はあまりかかってないんだなと気づいたんです。
また、味噌やジャムなどに加工することによって、保存期間も延びるというメリットもありますよね。
加工食品の製造は現地の人に技術さえあれば可能なことなので、可能性を感じて関心が深まりました。
Q印象深かった思い出はありますか?
豆腐を完成させたことです!
完成まで1ヶ月間毎日豆腐を作り続けていました。
機械がなかったので、ミキサーで大豆を砕いて、手で絞って…と大変でしたが、側で見ていたケニア人が味見してくれたり、食べ方考えてくれたりと、沢山支えてくれました。
日本人にとってもですが、ケニア人にとっても美味しいといってもらえる豆腐を作ることができたのは嬉しかったです!
私が作り方を教えたメンバーが現地にいて、今も販売され続けています。
Qアフリカの好きなところについても教えてください!
A全部好きなんですが、毎日楽しんでいるところが特にいいなと思います。
日本では、社会人は毎日働いて暗い顔をしているイメージがありましたが、私自身向こうで働いている時は楽しくていつも笑顔で過ごせました。
音楽が日常にあって、みんなで笑うタイミングがいっぱいあって…
そういうところが大好きです!
Q今後の展望について教えてください。
Aサプライチェーンを本気で変えたいと思っています。これは企業に就職した理由でもあります。
川上(農家さん)から川下(リテール)までのサプライチェーンを変えて、もっと農家さんに還元される形に再構築できたらおもしろいなと思っています!
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以上、ゆりちゃんへのインタビューでした!
これからどのようにアフリカに携わっていくのか、今後の活躍が楽しみです!
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