見出し画像

ファーストクラスに乗る人の器

 前回のnoteでもお話しましたが、この人のメンタルははがねなのか、それとも•••

 このnoteをアップする本日(9月29日)付けで、県議会の解散も知事職の辞職も宣言しない、いわゆる自動失職を現兵庫県知事は選択しました
 次の選挙で当選した場合、任期が丸4年となるそうです•••
 色々話題に欠かない兵庫県知事ですが、”Pro Bono さの”は思うのです、もしかしたら、この人は上に立つための訓練をしてこなかったのではないかと•••
 このことは、県知事という地位や役職(以下「地位等」といいます)だけはなく、宝くじなどでいきなり大金を手にした人にも同じことが言えます
 今回のnoteは、自分の器以上の地位等やお金を手にしたときに心がけることについて書かせていただきます

今回のnoteは「人の器」がテーマでーす!

■いきなり地位等やお金を手にしたら悲劇が訪れる

 年末近くなると宝くじの宣伝が街のあちこちで見受けられます
 冬の風物詩にもなっていますが、宝くじを買う人誰もが一等賞金が当たればという夢を持って買われている人が多いと思います
 もし、その夢が叶ったとき、あなたはどうしますか?
 ニック・マジューリ氏の著書「JUST KEEP BUYING」の中に、1等賞金を手にした人の後日談が掲載されていますが、結局のところ、賞金はすべて湯水のごとくなくなってしまい、家族とも疎遠になってしまったそうです
 この手のお話はよく耳にします
 いわゆる資産家と呼ばれる人のうち、1億円以上の資産を持っている人は日本人の3%にも満たない程度しかいないと言われています

「NRIスタートアップ起業経験調査」(2022年野村総合研究所発表)より引用

 それ以下の人が大半を占めている状況を考えると、日本で販売されている宝くじの1等賞金を手にしたら、先ほどの高額当選者のように人生を踏み外してしまうのも仕方ないのかもしれません
 これはお金だけのお話だけではなく、高い地位等を手に入れた場合も同じことが言えると思います
 人は、今まで慣れていない環境にいきなり置かれると、冷静に判断できないようになってしまい判断を誤ってしまうことが往々にしてあります
 また、その環境が自分が望んでいるものであればあるほど、余計に勘違いしてしまいます
 今回の兵庫県知事ですが、県職員からの証言から横暴な言動が明らかになり、そのことが批判され、その批判をきちんと認めようとしないところが、今回の大きな問題へとつながったのだと思われます

いきなり高い地位やお金を手に入れると、悲劇が訪れる場合が少なからずあります

■「傲慢ごうまん」は地球を滅ぼす

 あまり苦労らしき苦労をしなかった人が、いきなり高い地位等や高額なお金を手に入れた場合、残念なことに傲慢になる人が多い傾向にあります
 苦労して高い地位等やお金を手に入れた場合は、自分の周りにいる人たちから支えてもらった実感があるため、その人たちへの感謝の気持ちは残っていると思いますが、いきなり手に入れた場合、本人の運であったり、自分の能力や人柄で手に入れたと勘違いしてしまい、周りの人たちに「自分は成功者だ」と言って傲慢になりがちです
 でも、そんな傲慢な人からは、遅かれ早かれ人は離れていきます
 勢いのあるときは、離れていった人のことを責めたりできますが、勢いを失ったときには目も当てることができません
 そうなってしまうと、何のために「地位」や「名声」、「お金」を手に入れたかわからなくなってしまいます
 まさか、自分が不幸になるために手に入れたいと思ったのではないと思いますが、残念ながら現実はそうなっているケースが大半です
 だからこそ、「地位」や「名声」、そして「お金」を手に入れた時にこそ必要なことがあります

地位や名声、お金を手に入れても”傲慢”になってはいけません

■いきなり地位やお金を手に入れた場合にこそ必要なこと

 「地位」や「名声」、それに付随して手にする「お金(収入)」は、自分の力だけで手に入れたものではなく、誰かの支えがあって手に入れたものだということを忘れてはいけません
 そのように頭にインプットすることで、傲慢さは消えていきます
 それから、自分の周りにいる人たちへの感謝の気持ちを忘れないことと、ちょっとした心配りも必要です
 もちろん人によって態度が変わるなどは論外ですので、気をつけましょう
 これらを心掛けて実践するだけで、周りにいる人からも信頼される人になれるでしょう

地位や名声などを手に入れた人こそ、周りにいる人たちへの感謝と心配りが必要です

■ファーストクラスに乗る人の器とは

 元日本航空の客室乗務員(CA)の清水裕美子さんの著書『ファーストクラスCAの心をつかんだ マナーを超えた「気くばり」』の中で、いい印象を与え記憶に残る人のことが書かれています
 その中で、ファーストクラスだけでなく、一般社会でも共通する項目を挙げますと、

・依頼の仕方が丁寧
・周囲の人にも心遣いを忘れない
・ご希望に添えなかったときの寛容な態度
・ミスした時でもをミスと思わせないような気遣いができる

『ファーストクラスCAの心をつかんだ マナーを超えた「気くばり」』(清水裕美子著)より引用

 こんな気配りができる人なら、周りにいる人も信頼もでき、安心して仕事もできそうですよね
 心理的安全性が叫ばれて久しいですが、こういう心配りこそ、心理的安全性につながっていくと思います
 兵庫県知事も日頃から、こうした気配りが全くできていなかったために、問題が大きくなったのでしょう
 いきなり手に入れた役職の場合、その役職に相応ふさわしい振る舞いができるまで時間がかかりますが、その役職に相応しくなるよう努力をしていくことで、実力がついてきます
 その辺をお忘れなく

地位も名声も「ファーストクラス」になったのであれば、
それに相応しい実力を身につける努力をしましょう!

ところで

お金に余裕のある人だけがファーストクラスを利用するのではないようで、ファーストクラスの機能や便利性などを考えて利用する人もいるそうです
 ですので、裕福であろうとなかろうと、ファーストクラスに乗る場合は勘違いをせずに、ファーストクラスに乗るのに相応しい振る舞いをしてもらいたいです!
 よろしくで〜すl✈️

※参考にした文献


いいなと思ったら応援しよう!

Pro Bono さの
今後の活動の幅を広げたいので、よろしければ、あなたのサポートをお待ちしております。いただきましたサポートは、活動費として有意義に使わせていただきます<(_ _)>

この記事が参加している募集