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成功しない人に共通する残念な思考
10月に入りようやく秋めいてきた感じがします🍂
9月29日は中秋の名月で、久しぶりに全国でくっきりと満月が見られましたね🌕 Pro Bono さのも夜な夜な出かけて満月を撮影しました!
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ちょっとわかりづらいですかね😅
そんな話はさておき、MLBで今年最も注目を浴びた日本人の中でまず名前が挙がる選手として大谷選手だと思いますが、残念ながら靭帯損傷によりシーズン終盤で今季を終えました。注目のホームラン王ですが、2番手を追走していた選手も故障してしまいましたので、日本人初となるホームラン王は確定かと思いきや、にわかに猛追してきている選手がいるみたいで、最後の最後まで眼が離せない状況になってきています⚾️
これで大谷選手がタイトルを獲得すると、日本人で最も成功したプロ野球選手の一人と言えるのではないでしょうか。
大谷選手の活躍により、大谷選手が取り組んできた「マンダラシート」など注目を浴びていますが、これをすれば成功するみたいな方程式があるかのように巷ではそういう触れ込みで売られている本や雑誌が目立ちます。
果たして成功の方程式みたいなのがあるのでしょうか?
今回の週末noteは、成功の方程式は存在するかをテーマに書かせていただきます。
■成功とは偶然の産物
成功した人はメディアなどによく取り上げられ、それを見た人たちが「同じことをすれば成功する」と勘違いしたりします。
冒頭で紹介しました大谷選手が取り組んだ「マンダラシート」のように目標設定をする方法や、成功した人の考え方を聞いたりすると、確かに「なるほど」と思える節は多々あります。そのように考えたり、取り組んだりしたからこそ成功したのだと思えます。
しかし、成功とは一つ間違えば成功すらできなかったことも往々にしてあります。例えば、先ほどの大谷選手ですが、もちろんMLBでタイトルを取ることは確かにすごいことですが、それ以上にピッチャーとバッターの二刀流であるからさらに注目を浴びたところで、それを今までの常識でピッチャーとバッターを分業すべきという監督がいるとそこまでの注目は浴びなかったと思います。
そのほかでも、例えば何かの発見をした場合とかでよく聞くのが、何かの研究中に失敗したところ、新しい物質を発見したということがあります。
つまり、成功とは偶然とその時に置かれた環境で運よく成功した、というのが正しいと思います。
また成功した人が後日談として、成功の秘訣を話すとき、どこまで正しいのか疑問なところもあります。
なぜなら、人の記憶は曖昧で、成功する確証がない中で成功するまでの間してきたことは試行錯誤を重ねているケースが大半です。自分の記憶の中に残っていることは美化された部分がクローズアップされ、その部分のみ周囲に伝えたりしてしまいます。これが悪いというわけではなく、人間として脳のメカニズム上、仕方のないことなので、それを正しいと思い込み、鵜呑みにして同じことをすることが間違いなのです。
よく言われている「成功した人と同じことをすると失敗する」と言われる所以がここにあるのです。
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■成功したい人は思い込みを捨てる
シャ乱Qで一世風靡し、モーニング娘。などのプロデューサーとしても有名な「つんく♂」さんの記事を見させていただきました。
その記事がこちらです。
つんく♂さんの記事でもあったように、世間では一発逆転を狙って地道な努力をしようとしない人が多い中で、すぐに効果は出ないけれども地道な活動がやがて実を結ぶことも多々あります。たとえ実を結ばなくても、そうした活動がいろんな人と知り合いになれたり、経験が自分の将来の糧につながったりします。
これはお金儲けでも同じです。宝くじや競馬などの公営ギャンブルなどで今までの赤字分を取り戻すことができるのはほんの一握りです。たとえ取り戻したとしても泡銭として使い込んでしまい、また赤字に舞い戻るって事例も多数報告がされています。
どんな天才であったとしても努力を重ね、経験を積んでいかなければ結果はでませんし、地道な活動を避けている限り、成功にはつながらないわけです。
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■成功するために必要な心構えとは
以前、VRS(=一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さの)さんに関わっていた頃、関東圏で移住者が多い都市として知られている地域で住まわれている人で、大手人材コンサル会社に勤務経験がある人のお話ですが、まちづくりの一人者の方がその人が書いた本の帯に紹介文を書いていたので、その本を買ったところ、意見交換ができるとのことでお話する機会をいただきました。
その人の本では優しい口調で書かれていたので、てっきりそういう人と思いきや、関西出身でもあるからか、かなりの毒舌でVRSさんの取り組んでいる小商いを小馬鹿にする発言も随所に見られ、挙げ句の果てにワークショップの講師をお願いしたところ、受講生の態度が気に入らないと人前で罵倒したりと、勘違いも甚だしい残念な人がいました。その人とは2度と関わることはないですが、こうした横柄な態度をとっている人は一旦成功したかのように見えても、必ず失敗してしまいます。(ちなみにこの人は成功と呼べる事例はありませんw)
感謝する気持ちがないと人は離れていきます。
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それとやはり続ける力です。
成功は、すぐに結果が出ることは極めて少ないです。成功するという強い気持ちと、結果がでなくても挫けず乗り越えていく力、つまり「やり抜く力」が大切です。あの発明王エジソンでも電球の発明に至るまで1万回以上も失敗したと言われています。それでもエジソンは「うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」と言い、この言葉を付け加えたそうです。
私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、つねにもう一回だけ試してみることだ
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■勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし
コンサルが地域活性化の取り組みなどで関わった過去の事例を紹介して売り込み営業をしてきますが、他の真似だけしていても成功しません。こういうコンサルは「関わった」とか「お手伝いした」いう抽象的な言葉で誘惑してきます。まぁ「役所の方から来ました」という詐欺まがいの勧誘のように、役所でもないのに役所から来たように思わせる手法と同じで、本格的にどっぷりと関わっていないのに関わったような言い回しをする人たちなのです。
成功の特効薬みたいなものはなく、地道に成功へつ繋げていく道のりを楽しみながら一歩ずつ歩んでいくことが、結局のところ成功への早道だと思います。
ヤクルトスワローズや阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルスなどの監督を務められた野村元監督が座右の銘にしている松浦清(肥前国第9代平戸藩主)の言葉がこれです。
勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし
これは、「勝ち」を「成功」に、「負け」を「失敗」に変えても同じようなことが言えると思います。つまり、失敗したときは失敗した必然的な要因があり、成功したときは、その時の環境と偶然が重なって成功したものであり、成功の方程式は存在しないのです。
成功しない人の残念な思考についてお話しましたが、その残念な思考がなかったら必ず成功するわけではありません。しかし、成功したいという覚悟をもってとった行動は、違ったところで日の目を見ることになるかもしれませんが、必ず自分の将来の糧になります。それを信じて、成功したい気持ちを大事にして実践してください。
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