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成功の秘訣

 今年も早いもので残り1ヶ月を切りました!みなさん、どんな一年でしたか?
 この時期になると今年の流行語大賞が話題になりますが、今年は38年ぶりに日本一に輝いた阪神タイガースの”アレ”が大賞に選ばれましたね〜

 あまりいい話題が少ない中、関西を中心に元気を与えてくれたことに感謝します🙏
 阪神タイガースの岡田監督は就任1年目で日本一の栄冠に輝いたので”成功”したと言えるでしょう。
 さて、本業でとある大学が主催する会議に招かれ参加した時のお話ですが、その会議の意見交換の時に、同じく会議の冒頭で講演をされた方に大学教授が「成功の秘訣」に尋ねていました。この講師の方の回答が「その通り」という内容でしたので、今回の週末noteは「成功の秘訣」ついて書かせていただきます。

今回のテーマは「成功の秘訣」です!

■つまらない会議に参加しました

 この会議に参加するに至った理由ですが、本業のお仕事でお邪魔しました。この会議は、大学や行政の会議によくあるような、地域の錚々そうそうたる面々が集まる会議でして、こういうのって得てして結論ありきの”アリバイづくり”のための会議ですが、まさしくそういう会議でした😩
 Pro Bono さのは錚々そうそうたる面々に入れていただいていること自体は光栄なことなのですが、Pro Bono さのとしてではなく、本業の組織として呼ばれていますので、Pro Bono さの自体、まだまだ認知度が低いです😭
 そんな話はさておいて、この会議の進行役を務めた大学教授は、結論ありきで進行しているので、「ん?」とか「おかしくないか?」と心の中で呟く場面は多々ありましたが、正論を言っても何も変わらない会議体の場合、そこで議論しても無駄な時間なので「沈黙は金」と自分に言い聞かせながら会議に3時間余りの会議にぎょうとして参加していましたw
 要は結論を持っているのにも関わらず、大学の公費ではなく国の補助金を使ってやりたかっただけで、それに手を貸してしまったということです(Pro Bono さのも同罪ですかねw)
 観光庁の肝入りの観光DMOに登録している団体も参加していましたが、本来であれば行政の枠組みでは限界のある取組をこうした観光DMOが串刺しにして活動するべきところ、口から出るのは「地域をサポートするために活動させていただいています」的な当たり障りのない言葉だけで、やる気があるのかないのかもわからない態度でした。
 そんな意見交換という全く生産性のない話の中で、進行役の大学教授が講師に尋ねたことに対する答えが、この中弛なかだるみした会議を締めてくれました!

結論ありきの締まりのない会議に参加してしまいました・・・

■うならせた一言

 進行役の教授が、この講師に「成功の秘訣」について尋ねたところ、こう答えました!

「そんなものはありませんよ!やらなきゃいけないからやっているだけです!」

 この回答は素晴らしかったです!
 行政や大学は「成功の方程式」を求めがちですが、「成功」とは、その時の社会情勢や周辺環境、タイミングにより偶発的に成功するものであるわけです。以前に書かせていただいたnoteにそのことを書かせていただいていますので、またご覧ください。

 融資を受けるために事業計画を立てたりしますが、確かに将来像などそういうものは必要ですが、その計画を立てるだけでは成功はしないのです。頭で考えるより実践して軌道修正を重ねながら、「成功」に導く心構えが必要なのです。
 この会議で参加者から「国が潤沢に補助金を振る舞っているが、結局のところ、補助金の闇に突入しているだけではないか」という意見もありました。
 これは確かにそうです。そもそも補助金があるから事業をやるのではなく、補助金がなくても事業が成り立つスキームを考えなければ、必ず失敗するわけです。
 しかも国などの補助金には、国などが「机上の論理」で自分たちの思い描く結果に導くような事業に補助するわけですから、自分たちの意志と将来像がしっかりとしていないと補助金に遣われるだけでは失敗が待っているだけです。
 うまく補助金と付き合いたいなら、補助金の内容の分析と自分たちのやりたいことを明確にし、補助金がなくても事業が成立するのであれば、軌道に乗るのが早くなるので使えばいいとは思いますが、そうでないなら無理して補助金事業をする必要はないのです。

締まりのない会議に喝を入れてくれる講師に感謝します!

■結局のところ、覚悟を決めることに尽きる!

 この講師の方が仰ってた「やるしかないからやっているだけ」という言葉は、その道で酸いも甘いも知り、失敗も重ねてきた上で、なお行動しているから言える言葉で、机上でしか考えていない学者先生には到底わからないと思います。
 事業に失敗したらどうしようと思うこともありますが、「やり抜く力(=続ける力)」と「計画通りにいかない場合の早期の軌道修正」、そして「責任を取る覚悟がある」の3つの心構えが成功の秘訣に尽きると思います。
 名の通ったコンサル会社や学者などを多額なお金を積んで呼んでも、成功に導く(と思われている)アドバイスをもらうだけで、成功する保証は何ひとつないのです。
 要は、事業をする核となるプレイヤーの覚悟だけです。その覚悟があれば「やり抜く力」と「計画通りにいかない場合の早期の軌道修正」は自ずと身につきます。
 もちろん事業を成功に導くためには、一人の力では到底できませんので、サポートしてくれるメンバーの人選も必要となりますが、まずは核となるプレイヤーがどうメンバーに伝え、同じ方向を向いて行動できるかということです。
 核となるプレイヤーの覚悟を伝えれば、理解してくれるメンバーは必ずついてきます。

成功の秘訣は「やり抜く力」「軌道修正」「責任を取る覚悟」です!

 今年の途中からこのアカウントで週末noteを始めましたため、今年の流行語大賞にはエントリーされませんでしたが、来年は流行語大賞を狙えるよう、頑張ってまいります!(←何を頑張るつもりなのかw)


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