昨日は夏至で日食、さて何思う今日か
2020年の夏至と蟹座1度での日食が重なった日
2020/06/21の06時44分に夏至で、同じ日の15時41分には金環日食が起きたよ、というのが昨日でした。
「夏至」は、北半球では1年のうちで昼の時間が最も長くなります。この日は「太陽の力が最も強まる日」とされ、1年のうちで昼の時間が最も長く夜が最も短くなります。いよいよ夏が本格的に始まっていく感じですね。
今回は日本では部分日食でしたが、アフリカから北インド、中国、台湾にかけての地域では、月が太陽と重なって中央を覆い隠し、周囲から太陽の光が金の環のように輝いて見える現象が起き、それを金環日食と呼んでいます。占星術的には、日食の影響が強く出る場所と言われています。
占星術を知らなくても、興味が無かったり信じていなくても、今回の夏至&日食をひとつの人生の運営の節目として捉えて、これから先の3ヶ月、半年、1年、3年というスパンで未来のことを考えてみるといい時期だなと思っています。
これまでは違った新しい自分を誕生させていく、という視点で自分のことをイメージして大まかな計画を考え始めるというのでもよいし、自分のもともとある心の癖のようなものをこれから変えていこうというようなことでもいいのだと思います。
カタチ有るこの世界の、社会の、具体的なことに向って、欲しいものを手に入れていくぞ、という意思を確認し決断する。それはこの人生での願いを叶えていくとか達成していくということです。自分が今居る場所である「現在」というスタート地点から自分を走らせて(あるいは歩かせて)やがて到着するであろう場所であるゴール地点を用意するということです。それは「達成」という場所になるでしょう。
目的の用意と達成した時のイメージと
はっきりとわかりやすい達成内容を自分に用意してやることによって、毎日を過ごす自分が迷うということを大きく減らすことが可能です。
例えば、今日それが欲しくて、でも今日明日すぐにはそれは起きないし手に入らない、と思っている人は何かのきっかけで自分が用意した達成までの道のりを諦めてしまったり、疲弊して脱力して座り込んでしまうということもあります。また、成功するという答えを出すことに対してすごく慌ててしまって焦っている自分に気が付いていなかったりすることも少なくないようです。
自分が決めたその達成地点へと無事到着するためには、自分が嬉しいと感じることがあっても、何かで思いっきり落胆することになったとしても、自分の手を止めないことが大切なことです。それまでやり続けてきたことから決して手を離さないことです。
これは大きな目的から日常の小さな目的にまで通じていますから、日常の小さなことから練習して積み重ねていくといいでしょう。達成地点と内容を決めて、そして今現在をスタートポイントとして、ここから始めるということです。
私たちは、たくさんの成功体験を手に入れることが可能です。日常のどんなに小さな願いであったとしても大丈夫。案外それがとても自分にとって重要すぎだったということも少なくありません。
「それを満たしている達成地点」と「それが不足である今現在」との二つにはまず最初に離れていて距離があります。そのふたつに大きく点を打ちましょう。ノートに実際書いてみるとよりわかりやすくなるでしょう。今回は例えばということで、簡略版で表してみます。
ライン(線)を引いてみよう!
まず静かな場所で紙とペンを用意します。用意できたら、深呼吸を3回ほどしましょう。それから写真にあるように真似て記入してください。カギ括弧のところには自分の具体的な目的と達成時の状態を書き込みます。そして大きめに点を打ってください。写真ではわかりやすいように大きめの黒丸にしています。
その二つの大きな点を交互に見つめて行ったり来たり、しばらく意識でラインを引きましょう。ぼうっと眺めながら、上から下に向ってイメージで線を引いてみましょう。肩の力を抜いて、遊びのような感じでやってみましょう。
上の方には目的があります。下の方には達成地点、具体的な現実化があります。上の方から下の方に向って自分が意識設定した、まだ形になっていない状態の目的が下の方に向って流れていきます。現実化するのは地上です。大地の上にはこの社会で活動して生きている自分がいます。
さて、どんな風に感じますか?
どのような線が二つの点の間に引かれていくように思えてくるでしょうか?
なんとなくそう見えてくる気がするでしょうか?
実際は、何かが見えてきても、何も見えてこなくても、どちらでも大丈夫です。なんらかの線を実際にこの二つの点の間にペンで思うように引いてみましょう。結果的に、この二つの点を線を引くことで繋げて結びます。
これで二つが繋がりました。
それが自分の決めた目的や目標のスタートからゴールまでの道のり、自分なりの歩き方です。
この二つの点の間を結ぶライン、人によっては、直線だったり、くねくねの線だったりするのです。まっすぐ一直線に目的地に向う人もあれば、くねくねくるくるしながら横道に逸れたり休息しながら目的地に向う人もいます。でもどちらもやがては引いたラインはゴールへと到着します。
今ここに居る私が、目的と結果という2点を繋げてしまえば目の前に結果へと続く道を用意したことになります。スタート地点とゴール地点が、もうバラバラに存在はしていないということが、目の前でまずは紙の上で起きています。それを起こしたのは自分自身です。
自分なりの癖は自分の特徴
ここに自分の歩き方の癖が表現されているかもしれない、と考えてみてください。書かれているのは細くて弱い線でしょうか。細い線が何度も往復していたり、太くてしっかりした線が一本だったり、途中で途切れそうだったり、途切れてたり? いろいろな存在の仕方がそこには表されているでしょう。とってもちっちゃな自分が、スタート地点からその線の上を歩いているのを想像して遊んでみてください。どんな風にゴールに向って歩いたり走ったり休んだりしているでしょう?
どんな自分をそこに見つけても、OKです。間違いや正解はありません。自分なりの歩き方の癖を発見してしまった自分に、おめでとう! おめでとう!と伝えましょう。
それまでの自分を確認しながら、二つの間をつなぐ線、引いたラインを変えたいと思った時には、自分が理想とする線をまずイメージするところから始めてみましょう。そうして紙を新しく用意して、気持ち新たに目的と達成地点のことを書き込み、それから二つの間に新たなラインを引きましょう。
実際の線を理想のものにすぐに書き変えてしまうだけでは、自分の行動はやはり変わらないものです。毎日イメージしてその歩き方を自分の中で色濃くしていくことで、新しいことを自分にとっての当たり前さへと変えていくことが出来るでしょう。下にある写真は例えば…といういくつかのライン(線)です。もっともっと数多くの種類の線が存在しているでしょう。
人生は旅。今回は船旅。
人生が旅なのだとしたら、例えば今どのような船に乗るでしょう? 小さな船から大きな船まで船にも色々あります。自分が乗ろうとしている船はどのような船でしょうか。
そこでどのような人たちと縁していくでしょう? どんな物語が生まれるでしょう?
さて、その船はいったい何処へと向って大海へと出航するのでしょう?
今のあなたは何を求めて、その船で旅に行くのでしょう?
その旅にも到着する港があります。あなたにとってのゴールの場所です。今ここという現在からゴールまでの二つは結ばれています。途中立ち寄る場所もあるかもしれません。燃料補給や食料品を載せたり、各土地を見て歩いたり、思わぬところで思わぬ出会いが巡ることもあるでしょう。進み続けることから私たちが離れなければ、いつか目的の港に到着する日がやって来るでしょう。そう信じられる自分作りもまた日々意識し、トレーニングしていくことで可能です。
コーヒーカップの中に映った光になんだか昨日の日食を思い出していました。
新しい歩き方、新しい自分作り、新しい体験、これからどのような体験をすることになるでしょうか。さあ、新しい意識と一歩で、あなたのここからを始めましょう。
あなたの願いが次から次へと実現していきますように。
写真と文 sanae mizuno
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