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余計なはからいをしない

最近、心理学系の本を読んでいて思うようになったことがある。

それは、「それって余計なはからいで、かえって心が乱れてしまうんじゃないの??
」と、いうこと。

どういうことかというと…

例えば、「この方法でストレスがなくなる」というようなタイトルの本があったとして、
・とにかく、ポジティブな言葉を使おう!!
・物事が起こったのにはきっと意味がある。困ったことが起こったら、まず「ラッキー!!」といい、その出来事が自分に教えようとしていることを考えよう!!
・ストレスを感じたら、「大丈夫!なんとかなる!!」と自分自身に言い聞かせよう!!
などのアドバイスがされていたりする。

すごく良いことで、効果のあることかもしれないけれど、私にとっては余計なはからいのような気がして仕方がない。
「あれ…?ラッキーって言ったのに、気分がすっきりしないし、全然大丈夫じゃないぞ?わ~どうしよう~。」となってしまうからである。

そうは、言いながら、過去、このような心理学系の本を読みあさり、一つひとつ試しては失敗していた自分がいた。
やってもやっても上手くいかず、かえってストレスを強めてしまうことばかりだった。

そこから抜け出せたのは、マインドフルネスという技法と出会ったからである。
マインドフルネスでは、ストレスがあっても、「私は、今、強いストレスを感じている…」と、評価することなく、ただ眺めているおくことが推奨されている。

非常にシンプルだけど、あれこれ自分に言い聞かせてなんとかしようとするよりも、はるかに早く、楽に、ストレスを解消することができる。

心は不思議なもので、不快な感情をなんとかしようと思えば思うほど、余計に不快さが増してしまう。

余計なはからいをせず、ただ、ありのままを眺める…これが、自分にはすごくあっていて、幸せな時間が増えてきた。

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