眼窩底骨折(手術後1482日目)試合への復帰[治療記その12]
2018年10月28日に 眼窩底骨折し、 2018年11月1日に手術。その後、
今回は 2022年11月23日に試合に復帰した話を書きたいと思います。
これまでの経緯
試合で眼窩底骨折して病院で診断を受けたとき、手術をしてくれた形成外科の医者に、 [手術後、数年かけて人間の基礎代謝で手術部位の骨に再形成する]厚めの吸収性プレート(スーパーフォキシーボ帝人) を手術部位([眼窩底]眼球の下)に入れるということを言われ。
分厚い吸収性プレートなので 眼窩底の骨に 再形成 するまでは 7年かかると言われました。
手術前、顔はまったく腫れてなくて外見上まったく外傷的な変化はなかったのですが、医師がいうには、より強い衝撃が入ると患部の眼球が陥没する直前だったそうで、
(医者からしたら、[今から元通りに治療する打ち合わせしてるのに、何を今から壊す予定の話をしてるんだ]って話ですよね……)
眼窩底骨折の手術の際に困ったこと
今回、この手術をする時に困ったことが、
一緒に練習している練習仲間に プロフェッショナル修斗(総合格闘技)のプロ選手が いたので、彼に 「プロ格闘家の患者の 眼窩底骨折の手術経験が多い 医者の知り合いはいませんか?」と聞いてみたのですが、
彼が言うには「 そういうプロ格闘家向けの 手術ができる医者がいるにはいるんだけど、 その人は東京で医療行為をしている医者で、多くのスポーツ選手やプロ格闘家からの手術依頼で予約がいっぱいだから 手術してもらうのはちょっと難しい」といわれました。
地方に住んでいる選手は、 普通の眼窩底骨折の手術で妥協することが必要だと、 自分を納得させ 手術をしてもらいました。
入院中に考えた、この経験の生かし方
入院中に 「眼窩底骨折から 打撃系格闘技の 試合に復帰している人の 途中経過の情報やブログなどはないか?」と 調べてみたら、
少なくとも2018年11月時点では私には ネット上で見つけきれなかったので、
と思い、治療過程をブログに書くことを決めました。
たまたま世の中にコロナが蔓延する。
それから、しばらくして世の中にコロナが蔓延して 社会の風潮的に
という風潮から、
・格闘技のプロ興行は人数を制限したり感染症対策をした上で開催する。
・格闘技のアマチュア大会は社会的風潮を気にして 大会を自粛する。
というような格闘技界の動きになりました。
アマチュアの格闘技大会は、 (2022年現在 )多くの団体が自粛中のだったりします。
私としては、 世の中がこういう状態になったのは残念だけど、 この機会に 手術した眼窩底を元の状態に戻してしまおう。 ついでに格闘技の練習も継続して 技術力を高めよう。
と 考えて、 日々を過ごしていました。
そして、 2022年11月23日に 自分が所属している 団体とその支部や 付き合いのある 団体の有志の選手を集めての 小規模の試合と合同スパーリング会を行うことになりました。
結果として、 十分な練習とリハビリの成果もあって安全に試合を行うことができました。
自分としては「手術してから2年で試合へ復帰する」というような漠然とした目標のもと動いていましたが、
世の中がコロナになったおかげで、 住んでいる地域の近くで格闘技の試合が開催されなかったので 試合復帰まで 約4年かかりました。
様々なリハビリの感想
4年間で、いろんなリハビリを試してみましたが、 自分が試した感じでは 眼窩底骨折の手術部位の症状が安定し 血圧を上げても 手術部位に血や液体がたまるようなことがない状態になった後は、
「ジョギングやランニングなどをし、 足の裏から体全身に ほどよい 衝撃を入れると骨や関節に良い刺激が加わり骨や関節の新陳代謝が高まり 関節の状態も良くなり骨の骨密度を高まる」というようなネット情報をみて 実際に自分も試してみたのですが、
これらの 歩いたり走ったりして足の裏に刺激を入れるような 運動の方が 筋トレよりは 手術部位のリハビリには良いような感じがしました。
眼窩底骨折手術から 試合復帰までの 経験のまとめ
・眼窩底骨折をしてしまった場合には 形成外科・脳外科がある 総合病院に行って CT 検査を受けよう。
・ 一週間ほど入院することになると思うので入院費用が安い病院に入院しよう。
・ 手術後に手術部位の症状が安定してきたらジョギングやランニングをリハビリとして取り入れよう。(回復が早くなる)
手術が終わって無事に試合に復帰できた、個人的な感想と(まとめ、その2)
眼窩底骨折をしないようにしましょうw