
【プリズンライターズ】特定少年への死刑判決
はじめに自分自身死刑というもの自体に全て反対する訳でなくて、時には必要だと思っています。
死刑判決というのがあることで、いくらかは犯罪の抑止に繋がっていると思うから大切だと思います。
ただ死刑執行の方法は反対で薬などの安楽死にならないものかと考えています。
自分は簡単に死刑判決を出すべきではないと思うけれど、オウム事件、秋葉原無差別殺傷事件、障害者施設やまゆり園事件のような、社会的な問題となった場合は仕方ないところはあると思います。
けど今回の甲府放火事件で逮捕された特定少年への死刑判決はおかしいとしか思えませんでした。
逆恨み的犯行でフラれた女の家の両親を殺して家に火を放ったわけですが、当時精神喪失を一部認定されているのに、何故死刑なのか自分は理解できませんでした。
自分自身だって無期求刑で有期刑になり、二人を殺したという点では同じです。
実際に手を下した下してない違いはあるかと思いますが、自分の共犯は死刑求刑の無期です。
この特定少年の死刑はいくら考えてもおかしい。
これがまかり通ってしまったら死刑への壁が薄くなる気がします。
だってまだ21歳で更生への余地が1ミリもないと、どうして言い切れないのか
本人がいくら死刑で構わない生きるのに疲れたと言ってるからと言って死刑を出すのは正しいことなのかと疑問を抱きます。
現に死刑執行された遺族がそれで満足してるか問われてるシーンをニュース番組とかで観たことありますが、みんな納得するわけないと言ってました。
この特定少年がやったことが自分は死刑に値する犯罪だったのかと考えても死刑になるべき内容ではないと感じます。
しかし、初犯でこれが今までに少年院とか行ったり犯罪を繰り返していた過去があったなら納得できるところがあるかもしれないけど、一度も罪も犯したことのない者に対して更生が不可能とどうして言い切れるのかと強く感じました。
自分は無期にして考える時間を与える方が本人も為になると思います。
死刑というのは本当に最終手段の一つで見せしめ的に国家が安易に出していい判決ではないと思います。
だってもっと極悪事件が無期になったりしてる現実があるのに、世間が注目してるからパフォーマンスでこの結果を出して本当に正しかったのかと思います。
死刑というのは人一人の命を奪うわけで、だからこそ今までのセオリーで量刑を決めるんでなく、その人それぞれの生い立ち、今後の人生をもっと重く考え、それでも更生が絶対にできないと判断できた場合のみ下すべきものだと思います。
後に自分とこの特定少年を比べたら100人中100人がこの特定少年の方が更生の可能性が高いと判断すると思うからこそ、今回の判決は不思議に感じてしまいました。
それではカエルメイトの皆様、体調に気を付けてそれぞれ施設で頑張りましょう。
それと来年から拘禁刑に変わり大きく変化すること間違いありませんが、良い方になることを信じましょう‼
令和6年6月23日

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