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ドブロヴニクからコトルまでレンタカーで国境を超えた1dayドライブのレポ!!

こんにちは。

前回の記事ではドブロヴニクでの滞在についてご紹介しました。今回はドブロヴニクでレンタカーを借りて、お隣の国、モンテネグロの名勝地コトルまで1日ドライブをしましたので、その経験をレポートしたいと思います。

1. レンタカーを借りる

まず、ドブロヴニク旧市街からレンタカーを借りるところからご説明しますね。旅行の数ヶ月前に以下のレンタカー総合予約サイトでドブロヴニクで借りられる車を検索し、最終的にクロアチアのレンタカー会社MACKカーレンタルの車をウェブ予約、事前決済をしておきました。

<レンタカー総合予約サイト>
holiday autos
https://www.holidayautos.com/ja#/searchcars

<クロアチアのレンタカー会社>
MACKカーレンタル
https://mack-concord.hr

そして、当日の朝9時にドブロヴニク旧市街前にあるMACKの支店(旧市街からすぐ)に行き手続きを済ませました。ちなみに、ちょうど朝9時からオープンのようでした。ただ既に私の前にドアの前で待っている人が1人いて、彼が先に受付をしていたため、20分ほど待たされました。

手続きが終わると、受付のお兄さんが私たちを連れて、今回借りる車がある場所まで連れて行ってくれました。専用の駐車場でもあるのかと思ってついて行くと、そこはなんと路上駐車のスペース、兄さんが言うには、この場所は駐車禁止ではないフリースペースらしいですね。しかし路上とは….。
ちなみに旧市街近くの駐車場の相場は1時間10ユーロ、と、とんでもなく高価です。

これは返却時の空港での写真です



2. クロアチアでのドライブ

さて、気を引き締めていざ出発です。車種は私が日本で乗っているのと同じBMWでオートマチック車です。そのため、左ハンドルになっている以外、操作はほとんど問題ありません。ちなみにヨーロッパはレンタカーは基本的にマニュアルシフトなので、オートマ車は事前に予約しておく必要があります。

最初の30分は右側通行で、結構狭い道のため、緊張して運転していましたが、しばらくするとすぐに慣れてきます。ちなみに私が良く自分の頭に暗示をかけるせりふは
「右折は左折(のように小回り)、左折は右折(のように大回り)」
というマントラですw

どうしても、左が対向車線のため、慣れないうちは右寄りに走りがちです。中央ラインに運転席から見た車の左を合わせると、ほぼ車線の真ん中を走れるようになります。交通標識は、日本でもほぼ同じようなものが多いため、ほとんど問題はなかったです。



3. 国境を越える

さて、ドブルヴニクから1時間半ほど一本道を走ると、クロアチア側の出国ゲートが見えてきました。それほど混んでいません。国境を越える際に、結構、待たされると聞いていたので、空いていて良かったと思い、パスポートを見せて出国しました。そして、その後、数分ほど走ったところ、車が大渋滞しているのが見えました。

最初はなぜ渋滞しているかわからなかったのですが、この渋滞こそが、国境を越えるのには時間がかかると言われた本当の渋滞であり、この先がモンテネグロ側の入国ゲートだったのです。つまり、国境を越えると言うことは、国境という1つのゲート通過するのではなく、国境手前のクロアチアの出国ゲートを通過して、少し離れた場所にあるモンテネグロの入国ゲートを通るということだったのです。
陸地上で国境を超えた経験がない日本人にはわからないですよね。

この入国ゲートの手前で、なんと2時間近く待たされました。よく見ていると、どうも怪しい車や不備のある車に対しては徹底的に調べているようです。ゲートを通る車の列は一台ずつなので、その調査のたびに渋滞の列はストップします。30分くらい動かない時もありました。とにかく、少し動いては数十分完全に止まり、をくり返すひどい渋滞でした。

渋滞の車の運転手たちは、あまりに止まっている時間が長いので、多くの人が道路に出てタバコを吸ったり、携帯電話で話したりしていました。多分、7月は欧州でもバケーションシーズンに入っている感じなので、車の量自体が多いことも、それに拍車をかけているようです。ちなみに我々の車はパスポートを見せると、あっという間にスタンプを押して、入国手続きは終わりました。そして、いよいよモンテネグロに入りました。

3. トイレ問題

私も同乗者も人間ですから、クロアチアからモンテネグロまでの3時間以上のドライブではトイレに行きたくなります。ところが、このトイレがどこにあるかよくわからない。これは現地の人に事情を聞いてみたいところです。いくつかスーパーも見てみたのですがトイレらしきものがなく、仕方なくクロアチア側でドブロヴニク空港が道沿いにあるので、トイレのためにわざわざ空港に立ち寄りました。その後、モンテネグロの目的地コトルに着くまでもトイレがどこにあるかわからず、私はひたすら我慢して運転していました。そのため、モンテネグロに入ってからの風光明媚な景色のドライブもあまり楽しめませんでした。

4. コトル到着とレストラン

モンテネグロの入国ゲートから1時間くらいで、湾沿いに走っていくとコトルの表示が見えてきました。コトルでは事前に調べておいた駐車場に車を停めました。この駐車場は文字では説明しづらいのですが、Kamelijaというショッピングモールから橋を一つ渡ったところにある駐車場です。結構広い駐車場で、数台入り口で待っていましたが、出る車も多く、割とすぐに入れました。そして、そのショッピングモールにトイレもしっかりあるという情報を入手し、ショッピングモールのトイレを利用させてもらいました。このトイレは、夕方駐車場からコトルを出発する直前にも利用しましたので、非常に役に立ちました。

さて、駐車場からすぐ近くに、もうコトルの城壁を見ることができます。ただ、コトルの旧市街に入る前に立ち寄りたいレストランがありました。GALIONという湾に面した地中海料理のレストランです。到着が遅れたので、少し遅めのランチをいただきました。店に入るとそれほど混んでいなく、湾に面したシービューの席に案内してもらいました。このレストランも期待に違わず、料理は美味しいし景色は湾全体とコトルの旧市街の両方が眺められるという素晴らしいものでした。



5. コトル旧市街

そして、お腹を満たしたところで、いよいよコトルの城壁内に入ることにしました。ここでコトルの説明を少しします。

コトルはアドリア海に面するバルカン半島のドブロヴニクから少し南下した場所にある、複雑な入江となったコトル湾の最奥部にある港町です。三方を険しい山に囲まれた要害の地であるコトルは古くローマ時代から交易都市として栄え「アドリア海の要衝」といわれました。そして、このコトルもドブロヴニクのように街の周囲を城壁に囲まれています。コトルはさらに裏側が険しい山のため、城壁も山の高いところまで作られているのです。



時間と体力、気力があれば、この山登りにも近い「城壁一周」もやってみたいところですが、今回はワンデイトリップで、明るいうちにクロアチアに戻りたかったため断念しました。代わりに旧市街の路地や教会、そしてレストランショップを数時間かけて散策しました。

ドブロヴニクとコトルを比較するとコトルの方が街の規模は小さいですが、路地の迷路度合いはコトルのほうが強い気がします。つまり路地が細く曲がって入り組んでいるということです。また、街のすぐ裏に険しい岩山が見えるところもドブロヴニクにはない景観です。
コトル旧市街もドブロヴニクと同様に観光客向けのアパートメント表示のある建物が多かったので、時間があればコトルにも滞在してみたいと思いました。

6. コトルからドブロヴニクへ

さて、夕方になり、再び国境超えの時間も考慮しながら、明るいうちにコトルを出発しました。今度は先ほどの駐車場から来た道を逆に行きます。帰りは先ほど道路をぐるっと回ってきた入り組んだ湾を通らずに帰れるフェリーの乗り場に向かいました。フェリーの乗り場に着くと、フェリーの乗車券を買って、それを入り口の係員に見せます。すると車に乗ってフェリー船内の駐車場に行くことができます。そしてフェリーに乗る時間はわずか10分、これで車で行くと3、40分かかる経路を短縮することができました。そして、再び国境付近へ。

まず行きとは逆でモンテネグロの出国ゲートはすぐに通ることができました。今度はクロアチア側の入国ゲート前が大渋滞。ただ、帰りは2時間も待たず、1時間もかからないうちに通ることができました。クロアチア側の方が職員の数が多いからでしょうか。

そして、クロアチアに入国してから小一時間で、無事ドブロヴニク旧市街の近くまで帰ってくることができました。最後の難題は旧市街近くの空いている駐車場探しです。事前に調べておいた旧市街に歩いて行き帰ることができる広めの駐車場を目指しました。以下が駐車場の情報です。こちらは確実に入れるということではおすすめです。

Garāji IIIjina Glavica


ただ、料金が1時間7ユーロと結構、高かったです。実はday ticketで45ユーロという表示があったので、1日上限料金なのかなと期待していたのですが、こちらはそのday ticketなるものを精算時に事前に用意していないといけないようでした。そのため、結局は時間料金が適用され、100ユーロ以上かかってしまいました。こちらの駐車場利用される方は、このday ticketをどこかで入手してから行くと良いと思います。(不確かな情報ですみません)



ただ、旧市街の近くの1時間10ユーロの公共駐車場よりは安かったですし、旧市街近くは満車になっていることも多いです。こちらの駐車場は旧市街の渋滞になる前のロケーションにあるし、また駐車台数も多いので確実に入れるため安心できると思います。

以上でワンデイトリップのレポは終わりです。
全体のおおよその時間配分を書いておきます。
9:00 旧市街そばのNACKレンタカー受付
9:30 ドブロヴニクを出発
10:30   クロアチア出国
12:30   モンテネグロ入国
13:30   コトル到着
14:00    GALIONでランチ
15:00    旧市街散策
17:00    コトル出発
18:00    モンテネグロ出国
19:00    クロアチア入国
20:00    ドブロヴニク旧市街近く駐車場到着

実際はこれに出入国ゲート前での渋滞時間がプラス



このように、クロアチアのドブロヴニクから隣国モンテネグロのコトルまでのワンデイトリップ、色々と勉強になりました。旅の経験値は上がったような気がします。

もしみなさんもドブロヴニクに旅行を計画してさらにコトルまでドライブをしたいと考えている方がいれば是非参考にしてください。

それでは。

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