ドリーミング・オブ・フラワー32
町を走るミキサー車。あれって姿形を変えない。ずっと同じのが走っているナ、と思ってその歴史を探ってやるかと図書館へ。
検索システムを使って「ミキサー車」のワードを入力してみると案の定、「はたらく車」なんて出て来て、児童書の階へ上がることに。
「生コンクリートをけんせつ現場まではこぶ車です」と平仮名まじりの子供向けの図鑑を横目に、受験勉強なのか二人組の男の子がこんなところで勉強している...スマホも持ちながら雑談しておるのぉ、とジジイみたいになってみたり。
しかし知識には大人も子供もないね。「コンクリートミキサー車は、自動車メーカーがつくった車体に、ドラム、ホッパ、シュートなどの部品をとりつけて、完成します」なんてね、部品の名前なんか勉強になるじゃない。あの丸みは手作業でつくるみたいヨ。写真の載っている図鑑はばっちり詳しくわかる。
ただね、せっかく図書館に来たものだし、大人なんだし、これだけでは帰れない気になって。もう一度検索システムの前に戻り、「建設業」なんてどうかなと。
でもこれでは「ミキサー車」には辿り着かず、「建設」の文献のコーナーへ向かう。するとありましたありました「コンクリート」についての本があるもんだねぇ。
というわけでほくほく三冊も借りてしまったヨ。これからおれはコンクリート博士になるからね。
ええ、コンクリートすなわち生コン工場が、日本で最初に誕生したのは1949年。〜3年後に傾胴式のトラックアジテータ車が開発され、生コンは飛躍的に発展〜(コンクリートなんでも小事典・2008年講談社ブルーバックスより)。
博士になったらまた続編を、その時はまたどうぞよろすく。