朝パンの変化
子供のころの朝ごはんは何を食べていたか、覚えていますか?
私の幼少期は有無を言わさずにチーズトーストが用意されました
今思えば親がパン食の方が楽だったんだろうな、と
共働きでしたし手間かけていられなかったんでしょう
だいたい朝 保育園に行く直前に母の「パン焼けたよ」の呼ぶ声がします
カッチカチで冷めたチーズトーストが小さな皿に無造作に置かれています
「焼けたよ」とは言ったが「焼きたてだよ」とは言ってないので
私の気持ちもそれで冷める事はないのですが
「あ~違うものが食べたいな~」いつしか何となく感じ出しました
しかし忙しそうな親の状況を見ていると何となく言い出せないのです
でも、そこは親です
忙しくても子供の心理は見抜くものです
ある朝の事です 「パンが焼けたよ」いつもの呼ぶ声がします
その日は特に晴れた日で食卓は朝日に包まれて 子供ながらに
「うわ きれいな朝日が差し込んできてる」そう感じました
食卓をみるといつも通りのパンが皿に置かれています が、
・・・何かが違う いつもと見た目が違う
いつものチーズはのせられているパンですが あれ?色が変
振り返って母を見ると私の事など気にも留めていない様子で炊事
仕方がないのでそのまま食べる事にしました
それは・・・甘いのです で後からいつものチーズの味がします
たっぷり塗られたいちごジャム味が強く チーズ味が負けています
取り敢えず2味は融合することなく平行線です 冷たいし
私は黙ってもう一度振り返り、母の後ろ姿を見ました
この”いちごジャムチーズトースト”或いは”平行線トースト”を
開発したことを誇っているようには見えません
「あ~変な事思い浮かべ化ければよかった」
そう感じずにはいられませんでした
変化を求めている息子にある朝母は一言も発せずに
”平行線トースト”を用意しました
次の日は いつものチーズトーストでした
どういう事だったんじゃい~!?
追記:2月28日
今朝 ジャムトーストを食べようと冷蔵庫を開け
バター、マーガリンの類を探したが品切れでした
そこでふと
母はあの日、私にバター・ジャムトーストを食べさせたかったんだ・・・
母はあの日冷蔵庫にバターが無いと解り、きっと
バターがない➡乳製品の代用品は?➡チーズ
そう考えたに違いない
母親の行動が理解できそうな気がして・・・
今朝もう一度食べてみようと
いちごジャム+チーズ
一応保険で
シナモンアップルジャム(業務スーパー産 私のお気に入り)+チーズ
トライしてみました
結果・・・
やはり
何にせよ 違うな これらの組み合わせ と おもった