yumi

在るがままコテージ暮らし。 庭とねこと空と♡

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不安な時は

朝目覚め、根拠のない不安が襲う時 この先、今の状況がどんどん悪くなっていくように思えて震える時 私は大きく息を吸う 息を大きく吸うという意識が働き その意識が脳に伝わる 脳は鼻に空気を吸うよう命じ 吸った息は肺へと取り込まれ 再び気道を通り鼻から吐き出す これらの全ての器管は、人間が作り出せるものではない 吸ったら吐くというシステムも管理できるものではない この世で楽しむために必要な 完璧なるものは 私が生まれる時に、大いなる者によって無償で与えられたものなのだ そう

    • 辿り着いた場所

      かつて私の台所には一枚の絵があった。 この絵を飾って10年間、るるるんと息子のお弁当を作る時も、姑女の小言に苛きながら野菜を切る時も、息子と二人になった夕食の支度の時も、その絵はそこにあった。 絵のコテージの窓には、頬杖をした女の子。 彼女は、「あら、ゆみさんも大変だわね。早くこっちにいらっしゃいよ。」と毎回言うのだった。 コテージの前庭にはニワトコ、ピンクのつるバラ、ニオイアヤメ、ラヴェンダーが咲きみだれ、アーチを描くウッドフェンスに続く門柱の上では、白いネコがうた

    不安な時は