チョコの街モディカが、沖縄にも
ライオンズゲート最終日の、風に樹々の葉が間引かれた午後は、東恩納村のmodicaというカフェに、ホロスコープの方に誘われて、お茶をしにユウコさんといった。
給水塔のような円形の建物のそばに、アイデアが垣間みれる邸宅があり、その港がわのドアから、そのカフェにはいれた。
どちらかというと、古い伝統的な鄙びた沖縄の街のなかに、急にシチリアの棚のあるチョコレートのカフェがあるのも、不思議なコントラストだけれど、どうやらぼくの木星LINEのほとんど真上を通っているモディカというチョコの街から、ほとんどのチョコを、このカフェでは取り寄せていて、カフェの名前にまでしているので、オーナーさんは、筋金入りのモディカファンであるのが、想像に難くない。
それを物語るかのように、そして、ぼくの木星LINEでもあるからなおさら、かなりモディカ推しの強いお人柄ではあったけれど、とても聞けば響いてお話しできるような方で、ぼくのLINE推し諸々、常連さんに成らざるを得ない、シチリアLINEを味わえるカフェが、こんな家から15〜20分のところにあるだなんて、突然の誘いだったにも関わらず、現地でモディカの棚を前にしながら、鳥肌が自然とたってくるのを抑えきれず、身震いした。
modicaのチョコがここまで揃っているのは、日本では珍しいらしい。
カフェには、カップルなどの先客が席を占めていて、しばらくチョコをみているうちに、試食のチョコが、一口ですべてを伝えてくれて、待っているうちに直感で、今日の宇宙タイミングで購入するものを、選んでいた。
ほんとうに不思議としか言いようがないけれど、LINE上に行ったり、その地のものを食べたりすることほど、しあわせな感覚になれるものはないのかもしれない。
個人的に特にそうなのかもしれないが、きっと万人がそうなのだとおもう。
そして、ただただ、今それが楽しい、ただそれだけ、なのかもしれない。
ラッキーになるため、というよりも、どんな要因によったとしても、ただただしあわせになる、というのが、人生で最大の瞬間、だとさえ、おもえる。
ちょうど窓辺の席があいて、選んだチョコをイスにすこし積みあげて、3人の席を確保した。
台風で、窓の近くの植物はちりぢりになっている。3羽のメジロが、素早く、ちょこまか、ずっと楽しそうに飛びまわって、ずっと植物から飛びたたず、離れずに、熱い晴れ渡る空をバックに、遊びつづけている。
いつも沖縄の海といえば、ビーチにしか行かないので、こうやって港町をみれるのは新鮮だ。
せっかくなので、気になるものすべて、南イタリアの、ナポリ発サバランのような洋酒につかる生クリームとデニッシュとパインの、ババというスィーツや、ジェラートのようなかき氷、コーヒー、アフォガードなどを、並べて、3人でいただく。
きっと、南イタリアは南国なはずだから、気候や風景も、すくなからず、近いのかもしれない。
それもあって、日本ならこの地で、この店をしたいと、運命もあいまって、おもったのでは、というのが伝わってくる。
沖縄は建物のつくりや、形が、南国特有の街をつくりだしている。
きっと、台風に毎年さらされる環境下にいつづけたからこその、平屋の多い街並みが、古い街ほど、うみだされ、残されているのだとおもう。
古ければ古いほど、台風にめっぽう強いはずだ。
以前おしゃべりしたことのある「新民家」というシリーズをつくっているISSHO Architectsの社長さんも、沖縄独特の建築法の中に、台風という環境を最大限に配慮した伝統のモジュールを採用していると話してくれた。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?