感染対策バッチリってこと以上に今は当事者感覚で想像することが大事なのでは?
コロナ感染者数がみるみる増えていってます。
直によくなる。もう少しの我慢。そんな風に思いながら1年半経ってしまいました。
それでも最初は自由に動けないことに対する不満をぶーぶー言ってたり、でも未知のウイルスに対しての恐怖で、全く外に出なかったりでしたが、だんだん慣れてきて、というか、生活するためには外にも出なきゃいけないし仕事もしなきゃいけないし、感染対策方法もだいたいわかってきて、不織布マスクをして、外出。人の多いところではしゃべらないようにし、ソーシャルディスタンスをとる。どこに入る時も、出る時も、家に帰ってきた時、必ず消毒や手洗いをする。もちろん飲み会などはまったくないし、近所の居酒屋も閉まっている。
そんなことをきっちりやりながら、過ごしてきました。
相方は5月に、私は7月にワクチン接種も済ませました。
でも、やっぱりこれだけの感染者数になってくると、身近なところに感染は忍び寄ってきます。
そして、それは他人事ではなく、自分のところにも。
去年の夏、今はもうあまり聞かなくなった、接触確認アプリCOCOAで、私は濃厚接触者の通知が2回来ました。
それはとっても恐怖でした。
その時の様子はこちら
結局それはなんともなかったけど、2週間どこにもいけない状態で家の中で過ごしました。
そして、相方は、PCR検査を3回も。
1回は、まったく別の検査的なことで入院するために。
そして、2回目は、今年の3月に発熱!胸も苦しそう。
そんな状態になり、かかりつけ医に連絡すると発熱外来ですぐに来て下さい。と・・・。
そして、そのまま大学病院を紹介してもらって、PCR検査に。
こうやって時系列で話をすると、ああ、そんなことがあったのか・・・って感じなんだけど、その時の待っている家族の気持ち。
このまま、入院になったら、もう帰ってこれないんじゃないん?とか、
相方が陽性だったら、確実に私も感染しているよね?とか、
昼前に行ったのに、そのまま夕方になっても、相方からなんの連絡も来ない。それをじっと家の中でひとり待っているあのなんとも言えない辛さ、苦しさ。もうこれっきり会えないんじゃないかなあなんて思いながら。
夕方になって、相方から電話が入った時は、ほんとホッとした。けど、そのホッとしたのは、連絡がとれたことに対してだけで、まだ検査結果は出てない。とりあえず抗体検査は陰性だったけど、PCR検査はその日には出ないとのこと。
そんな状態でもなんとか帰宅した相方。
熱は上がったり下がったり・・・
ただ、レントゲンを撮ってみてもらった先生の見解は、肺の状態がコロナになった肺の状態とは違うということ。
また別の肺炎かもという話。
それでもPCR検査の結果も出てないし、もともと肺に基礎疾患を持っているし、熱は出てるし、しんどそうだし、私も同じ家の中にいるし・・・
そんな空間、時間を過ごすことのなんとも言えない苦しさ。
次の日、昼過ぎても連絡がこないので、こちらから連絡してみたら、陰性だった。まず!それはすごい安堵感だった。
けど熱が出ていることには違いない。肺炎を起こしている。そんな状態が1週間くらい続いた。
結果、元気になったからよかったけど、あの経験はコロナ感染を当事者として感じさせられた。コロナ感染は、その人だけじゃなく、一緒に住んでいる人、接触した人すべての自由を奪ってしまう。
それぞれ何気なく過ごしている日常。これがどれだけ自由だったかを思い知る。人との付き合い、約束、仕事、いろんなことをすべてシャットアウトしないといけないってことがどれだけ大変でどれだけ精神的にまいってしまうものなのかってことを。
そして、3回目は相方があることで会った人が感染者となり、相方は濃厚接触者として、またPCR検査を受けることに。
これも、感染した人が発症したと連絡があって、保健所から連絡がいくからって聞いたのが金曜日。
そして、保健所から連絡が来たのが4日後の火曜日。対応が遅いとかそういうことを言ってるのではなく、それくらい感染者が増えててそれだけ対応に時間がかかっているってこと。
ただ、やはりその期間、感染しているかもしれないという恐怖と、濃厚接触者として2週間は外に出れない。そうなると、一緒にいる私は?と、またどんどん周りに波及して自由を奪っていく。
結局次の日の水曜日にPCR検査を受け、陰性の連絡をもらったのが木曜日。陰性ではあるけど、やはりあと1週間は濃厚接触者として、外には出れないということ。
こんなことが日常茶飯事に起こっている。
そして自分たちには関係なところでも知っている人の感染かもっていう話も数件入ってくる。
今の生活は、最低限やらなければいけないことをのぞき完全にstayhome。
定期的に病院に行く。
必要なものの買い物に行く。
仕事でどうしても出ないといけない。など
それ以外は家にいる。
そんな日々に慣れた?いや、慣れたりなんかしない。
ただ、感染対策きっちりしていたら感染しないんじゃない?っとも思うけど、きっちりした感染対策って何?って思う。
SNSの投稿とか見ていると、「完璧な感染対策をとってます」って書いて、複数人でお食事をしていたりするけど・・・。
どんなところが完璧なんだろうって思う。
それよりも大勢で集まらないことが一番の感染対策じゃないのかなあと。
今やそういった楽しみをちょっとやめてみることが必要なんじゃないかなあと。
でもね、それってきっと当事者意識を持たないと気づかないのかもしれないなあと思う。
今日もし自分が感染したら、今日出かけるはずだったあれやこれ、明日、明後日と予定していることが全部キャンセルになる。
それ以前に、卵が足りないから、ジュースが飲みたいからスーパーに行って来よう!なんてそんなこともできなくなる。
もちろんどんなに大事などんなに自分がいかなきゃいけない責任ある仕事でもいけないのだ。
それは、自分だけじゃなく、一緒に住んでる家族のだれがなっても感染者だけじゃなく、自分自身も身動きがとれなくなる。ってことをもっともっと想像してみて、当事者になったらどうなるのかってことを考えることが大事なんじゃないかなあと、そんな風に思う。
今回知り合いの娘さんが感染されて、自宅療養しているところへ東京都から送られてきた食料品だそうです。
いろいろな対応の遅れのことなど問題点もあるかとは思うけど、
こうやって、担当の方が作業して送ってくれてることはほんとありがたいことだと思います。
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