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「そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら」を読んでみた
わたしの持っているジュエリー・・・実はたったひとつです。
それは本書でも紹介されている、ダイヤのピアス!!と言いたいところですが、そのように見えなくもないキュービックジルコニアの医療用ステンレスのファーストピアスをつけっぱなしにしています。
この本は今年初めに読んで、今回再読なのですが、ジュエリーに全く興味のなかったわたしが、再読したくなるくらい、ジュエリーに関しての考え方を教えてくれる内容です。
最初にこの本を読んで、ピアスの穴をあけたくなりました。そして念願かなってピアスの穴を3か月後にあけ、ファーストピアスをつけたものの、全然おしゃれを楽しめていない自分に気づいたので今回再読しました。
著者である伊藤美佐季さんは「ジュエリーディレクタースタイリスト」。
雑誌やメディアの撮影で女優さんやモデルさんをより美しく見せるジュエリーを選んでいらっしゃる人です。到底一般人が会えそうもない人の考え方が、文字で知れる、しかも写真付きで。表紙を見ただけで美しさにうっとりしました。
さて、本書によると著者が基本のアイテムと上げているのは以下の7つです。
1.イエローゴールドのフープのピアス
2.シルバーのチェーンブレスレット
3.ゴールドのバングル
4.8mmくらいのパールピアス
5.約60cmパールネックレス
6.エタニティリング
7.ひと粒ダイアモンドのピアス
わたしがこれまで全くと言っていいほど、ジュエリーに興味がなかったのは、自分がジュエリーに負けてしまうのと選ぶのが楽しいと思えないからです。
ところが年齢とともに、50才になってみて無難だと思っていた黒やネイビー、グレーなどの基本色の洋服を着ると、めっきり元気がなさそうに見えることにある日気づきました。明るめの洋服を選ぶなどのことも意識はしていますが、ミニマムなクローゼットを目指しているのでそう気軽に増やしたくありません。
となると、モノトーンの洋服をひきたて、自分を元気に見せてくれるアイテムはジュエリーではないかという思いに至りました。
かつては他人との比較だったり、ブランドの持ち物や洋服を意識していた時期もありましたが、そういったものの価値は理解できるものの、わたしにはふさわしくないなーと思うようになりました。
40代半ばにしてこれまでの持ち物を一掃したので手元にはひとつもなく、今耳についているピアスだけなのです。
現在まだ自由にマスクを外して出かけられる状況にないものの、やっぱりおしゃれはしたい。
この本のアイテムそのまんまを買うのはあまりに愚かすぎるし、値段も目が飛び出てしまいそうなくらいお高いブランドものばかり。
なので著者のエッセンスだけいただくと・・・。
*おしゃれは手元から
*自分を素敵に見せるかどうか
*選ぶのは慎重すぎるくらいでいい
*おしゃれは手元から?
・・・というとついリングを選びたくなるし、著者も迷ったらまずはエタニティリングと書かれていますが、リングは試着の時に自分の指と向き合うことになり、しわやシミなど加齢が否が応でも目に入るのでネイルなどの手入れもゆき届いてといるならいいけれど、わたしにはつらい。
ということで、バングルもしくはブレスレットがいいなーと思っています。
腕時計も持っていないので欲しいところなんですが、併せてつけられるようなのがいいなー。
*自分を素敵に見せるかどうか?
何のためにジュエリーをつけるのかと、ずっとわからなくていました。
そうか!自分を素敵にみせるためなんだ!
自意識過剰と言われようとなんと言われようと、自然な欲求なんだと認められる気持ちになりました。
*選ぶのは慎重すぎるくらいでいい?
わたしは直感でモノを選ぶところがあり、それで成功も失敗もあるのですが、モノに限らず自分の失敗を直視できていません。これからは慎重に、自分基準で正しく時間をかけたいです。スピード重視の時代にあっても自分基準の時計を持っていたいと思っています。なので日々身に着けるジュエリーで、意識したいなと思っています。
著者はゴールドを紹介していますが、わたしはシルバーの方が自分にしっくりきます。なので選ぶとしたらシルバー、そして作り手のわかる人から譲っていただきたいなーと思っています。
以前ちょこっと働いていてシルバーの魅力を教えていただいたmamiさんのお店で、慎重に慎重に選びたいです。
もうひとつ、ジュエリーの効用は話題提供にもあると感じます。
ジュエリーを相手の視線にはいるところに身に着けていることで、相手の印象に残ったり、ジュエリーを話題にできる、コミュニケーションツールにもなります。わたしはこれまでそういうところに思いが至っていなかったので、自己表現のツール、コミュニケーションツールという意味でも大切だと思うようになりました。これは上記のmamiのデザイナー北原磨海さんから教わったことでもあります。
なかなか買い物に行くような心境にはなれないのですが、ジュエリーを選びにいきたいなーーーー。
ますますそんな欲求が強まり、心豊かにさせてくれる、見ているだけでうっとりする・・・そんな一冊でした。
To be continued・・・