「年収1億円の神ルール10」を読んで考えた
年収1億円の神ルール10 金川顕教・著を読みました。
この方、本名でしょうか?まさかね。タイトルにピッタリのお名前ってところにおどろきです。
著者は公認会計士であり、年収1億円を超えている方だから書ける本ですよね。著者は以下に述べる10のルールをとりいれて、10年以上かかってタイトルの境地に至ったそうです。
時遅し!わたし。
でも読みました。
1.先見力
資格試験といえば学生時代、英検だの秘書検定だのとりましたけど、履歴書を埋めるくらいにしか役に立っていません。
この資格をとってこう活かす!
そのような先をみて資格とっていませんでした。
著者は大学受験時、浪人を経験されてるそうですが、大学在学中に公認会計士の資格を取得されています。おーーー先見力は20才のころから・・・。
子育てをしていたころの反省しきりです。
確か子どもと進路選択の話をしていた時のころだったか…。これからの時代、今の職業がそのまま存在するのはせいぜい50%、
だから、どんな時代でも“選ばれる人”になれるように、“選ばれる人”になるということは選んでもらえるような武器が必要、じゃあその武器って何だろうねえ・・・そんなことを話してた記憶があります。
あー恥ずかしい。
そんな漠然としたことしか言えない母親ってどうなのよ、選ばれるって受け身じゃん!と自分つっこみをいれたいです。
これからは“選ぶ人”にならなきゃだと思いました。言い直したい。
こどもらよ。母の間違いにきっと気づいてると思うけど、選ばれる人生じゃなくて選ぶ人生だよと言いたい。
コロナ禍で、あとにも先にもない大学生活おくってると思うけど、どうか選ぶ目を、本能を磨く力を、失敗からでいい、学んでほしい。
2.思考力
=アウトプット力
様々なSNS投稿をみていて、情報のコピペだなと思うとわたしはとたんに読む気がなくなります。
実はこの本もわたしにとっては、そう感じるところがあったのですが、年収1億円の人の思考が知りたくてつい読みました。はい。
逆算、かけ算、オンリーワン、どれも「思考」という言葉を足すと、それっぽい知的な単語になります。逆算思考、かけ算思考、オンリーワン思考。
ですがそれを言ってる時点でオンリーワンじゃないし、どれかひとつでは足りないようです。
「ナンバーワンにならなくてもいい、もっともっと特別なオンリーワン」
の時代も過ぎて、これからは目標設定してからの逆算自体が自分で導き出した思考で、自分がナニモノかをかけ算して、まずは真似から学んでオンリーワンになる。この高度な思考力が著者にはあるから年収1億円なんだと合点がいきました。
つまり著者の場合、「そもそも年収1億円を目指していたが、公認会計士で独立してもそうなることは至難だと考えた。そこで独立して、出版して、複数の企業のオーナーになることで実現した。」ということです。
さすがです。だから年収1億円なんだと解釈しました。
3.表現力
これもアウトプットの力。AIが苦手とするところ。
そしてこれまでのじぶんを振り返っても表現力を発揮できたという経験に乏しいのですが、今の時代SNSでだれでも自由に表現できる時代になって、ある意味しあわせです。
ブログとか、Twitterとか、このnoteとか、誰かとつながれることもメリットではあるけれど同じくらい自己表現できるってことが、わたしはすごくしあわせだと感じます。
諸事情からむずかしいのかもしれませんが、こどもむけにもあったらいいのになーと思います。子ども時代に思ってたこと、日記、描いた絵、歌、写真、昔はそれぞれ記録媒体がなかったりバラバラでした。もう存在していません。いま幼少期の自分の表現を振り返ってみたい、そんなふうに思いました。
4.読書力
著者はYouTube図書館という番組を配信されていることもあり、1日2冊読書されているそうです。わたしも読書は好きでしている方ですが、著者と競うつもりはありません。滅相もない。選書もちがうことが分かりました。
読書と年収は相関関係があるとよく言われますが、わたしには疑問があります。そもそも年収軸から本をどのくらい読みますか?と聞いている事例です。本をよく読んでいる人とそうでない人を軸に、年収がどのくらいかを聞いた調査はあるのでしょうか?
ただのグチですが、本を読んでるだけでは年収上がりません。ダダ下がりです。ここにひとりいます。読書してその他9個のルール、時遅しですがとりいれたら年収1億円になるんでしょうか?
そして年収1億円の先に目指している未来は、どんな世界なんでしょうか?
5.数字力
会計の知識、決算書の読み方はあったほうがいい。そうですよね。わかっちゃいます。でもその分野の本、読んでも頭に入ってこない人はどうしたらいいんでしょうか?
学生時代からやりなおしたい、せめてお金に関する教養は身につけたかった。子どもにも伝えられてない自分に反省しきりです。反面教師にしてほしいと願ってます。
6.当事者力
著者はどんな組織にも2種類の人間しかいない。それは2割のプロと8割のアマチュア。あるいは2:8の法則とか…。
2と8の違いは当事者意識があるかどうかなんだそうです。
ビジネスの世界ではそうかもしれません。
でもどうなんだろう?
だれしもが2をめざしたいと思っているのか?そしてだれもが2をめざせる組織なのか?
当事者意識という考えかたはたしかに大事ですが、個人的には著者が述べておられるように「目の前の仕事を楽しむ」ことに加えて「困った経験」から当事者意識は芽生えるように思います。そして目の前の仕事が楽しめなかったら、楽しめるところに場所を変えることもこれからの世渡りとして必要なのかなと思いました。
7.応援力
ビジネスとはお悩み解決である。そうなんですね。そのマインドをもっと早くから持っていたら…。
誰かのために動くということが、ややもすると勘違いされがちなんです。
ボランティアも良かれと思ってやっても、あーやって良かった経験もあれば搾取されたと思う経験もありました。その違いはなんだったんだろう?
お金のためでなく誰かのため、困ってる人の困ってるところを手助けする。
それとビジネスとどうちがうんだろう?
子どもを育てることが自分の経験で語れるこの本の神ルール10ではないかという気もしてきました。でも子育ては、ついつい自分だけががんばってますに陥りがちでした。
他人を応援する気持ちも大事だけれど、応援してもらう気持ちをうけとめられる心を持っていたいと気づきました。
8.習慣力
習慣にしていることいろいろあります。noteへの投稿もその一つですが、今月から始めたのは音声配信スタンドfmです。習慣にしたいです。
よく言われることですが、成功するには1万時間必要。
著者にとっては12年間の勉強の集大成である大学受験よりも、3年間の会計士試験の勉強の方が簡単だったそうです。習慣力がなければ量をこなすことができないし、時間もうまれない、スピードもだせない。著者の言う「成功するには量と質とスピード」はここからきているのですね。
人生は脱落ゲームであり、年始に始めたことが12月31日まで続く人は5%なんだそうです。
おなじ習慣化するなら成功がイメージできる習慣がよさそうですが…。
わたしがまもなく1年続くといえるものに「自撮り投稿」があります。1年後見える景色はかわるでしょうか?
9.決断力
「迷う時間があったら前へ進もう」早く誰かにそう言ってほしかったです。
テストでは100点を目指すことを疑ってなかったので、100点最上!と思っていました。これからはちがうのですね。
100%正しいはない。そう思えば、よりよいのはどれ?そういう視点で決められます。
失敗から学ぶこともあるし、失敗を失敗のままで終わらせない、その気持ちでいたいと思います。
10.チーム力
ひとりよりもみんなと一緒の方が何倍もうれしいし、喜びは何倍にもなる。そんな経験、誰しもあると思います。でも一方で組織から離れざるを得ないのも人間関係が起因していることは多いと思うのです。チームと呼べるような人間関係、それ自体がもう成功への入り口でしょう。人間関係の構築力も年収1億円の条件かなと。
著者は「年収1億円になってほしいわけではなく、年収1億円の価値がある人間になってほしいと思っている」とのことです。
自分を磨き、自己成長、社会に貢献できる人間・・・まだ足りないまだ足りない。自己啓発の本を読むとそういう心境になります。
成果はあとからついてくると信じていいのでしょか?
疑問はありますが、教わりました。○○力とあることで、自分と照合できます。自信もって言える力はまだですが、近づきたいです。
To be continued・・・