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第4章 第1話 「向学心の書」

ガウデはゆっくりと「向学心の書」を開いた・・・


VIA-IS(Values in Action Inventory of Strength)とは?

VIA強みテスト(VIA-IS)は、ポジティブ心理学の第一人者であるクリストファー・ピーターソン博士とマーティン・セリグマン博士を中心とした55名の科学者によって、2004年に開発されました。

そのポジティブ心理学は、1998年にアメリカ心理学会(APA)の会長に就任したマーティン・セリグマン博士が提唱した新しい心理学の分野です。セリグマン博士は、心理学が長らく精神疾患や人間の弱点に焦点を当ててきたことに疑問を抱き、人間の強みや美徳、幸福感といったポジティブな側面を科学的に研究する必要性を訴えました。この提唱を受け、セリグマン博士やミハイ・チクセントミハイ博士などの著名な心理学者たちが中心となり、ポジティブ心理学の研究が本格的に始まりました。

彼らは、人間の幸福やウェルビーイング(well-being)を高める要因や方法を明らかにすることを目指し、多くの実証的研究を行っています。ポジティブ心理学は、従来の心理学が重視してきた病理モデルとは異なり、人間のポジティブな特性や経験に焦点を当て、個人や社会の繁栄を促進するための科学的知見を提供することを目的としています。

なぜポジティブ心理学が生まれたのか?その親子の物語とは?

マーティン・セリグマン博士がポジティブ心理学を提唱するきっかけとなった、娘のニッキーとのエピソードについて詳しくお伝えします。

1990年代後半、セリグマン博士はアメリカ心理学会(APA)の会長に選出された直後、自宅の庭で5歳の娘ニッキーと一緒に草むしりをしていました。セリグマン博士は黙々と作業を進めていましたが、ニッキーは歌い踊りながら楽しそうに草を引き抜いていました。その様子に苛立ちを覚えたセリグマン博士は、娘に「真面目にやりなさい。今は草むしりの時間だ」と叱責しました。

すると、ニッキーは一度その場を離れ、しばらくして戻ってくるとこう言いました。「お父さん、ちょっと話してもいい?」セリグマン博士が「何だい?」と答えると、ニッキーは続けました。「私は5歳の誕生日に、もう泣き虫をやめるって決めたの。だから、お父さんも不機嫌になるのをやめられるんじゃない?」

この言葉にハッとさせられたセリグマン博士は、以下の3つの重要な気づきを得ました。

  1. 自身の態度への気づき:自分が常に不機嫌で、批判的な態度を取っていたことに初めて気づきました。成功はその態度のおかげではなく、むしろそれが障害となっていた可能性を考え、態度を改める決意をしました。

  2. 子育てや教育の方法の再考:これまでの子育てや教育は、子どもの間違いを指摘し矯正することが中心でした。しかし、ニッキーの言葉から、子どもの強みや良い行動を見つけ、それを伸ばすことの重要性に気づきました。

  3. 心理学の焦点の転換:従来の心理学は、病理や弱点などの問題に焦点を当てていました。しかし、この出来事をきっかけに、人間の強みや美徳、幸福感といったポジティブな側面を研究し、それを育むことの重要性を認識しました。

 この経験が、セリグマン博士がポジティブ心理学を提唱する大きな転機となりました。彼は、人間のポジティブな特性や経験に焦点を当て、個人や社会の幸福と繁栄を促進するための科学的研究を推進するようになりました。


人は愛があるゆえに、自分の大切な人にはよりよい人生を送って欲しいと思うもの。だからその人のネガティブな側面を変えようとしますが、その考えを科学的根拠をもとに、新たな視点で捉え直し、学問にし、多くの人に広めてくれたことに感謝です。こうして私のところに知識として届いたのも、セリグマン博士が当時5歳の娘ニッキーと本気で向き合ったからだと思います。セリグマン博士、ニッキーちゃんありがとう。このブログはその知見を最大限活用するためのものです。「人々の強みが生かされる世界の実現」を目指しています。



6の美徳と24の強みとは?

【知恵の美徳・・・知識を集め、活用するのに役立つ強み】
創造性・・・独創的で柔軟性がある、創意工夫をする、人と違う見方や仕方をする
好奇心・・・興味を持つ、斬新さを求める、探究を好む、新しい経験を進んで受け入れる
知的柔軟性・・・あらゆる角度から考える、結論を急がない
向学心・・・新たな技術や情報の習得に興味がある、体系的に知識を増やす
大局観・・・賢い、賢明な助言をする、全体像を捉える

【勇気の美徳・・・自分の意志力で逆境に立ち向かうのに役立つ強み】
勇敢さ・・・勇猛さを示す、脅威や挑戦に怯まない、恐怖と向き合う、正しいことをはっきり主張する
忍耐力・・・粘り強い、勤勉、始めたことはやり遂げる、障害を克服する
誠実さ・・・嘘偽りがない、自分に忠実、誠実、高潔である
熱意・・・活力がある、人生への情熱がある、元気、精力的、全力投球

【人間性の美徳・・・一対一の人間関係に役立つ強み】
愛情・・・愛し愛される、親密な人間関係を大切にする、心からの暖かさを示す
親切心・・・寛大、養育的、思いやり、慈しみ、利他的、人のために何かする
社会的知性・・・心の知能指数(EQ)が高い、自分や人の動機や感情への理解度が高い、人の心をくすぐるものを知っている。

【正義の美徳・・・社会や集団活動で力になってくれる強み】
チームワーク・・・善良な市民、社会的責任感、忠実、グループの努力に貢献する
公平さ・・・正義の原則を守る、感情的になって偏った決断をしない、すべての人に平等な機会を提供する
リーダーシップ・・・グループをまとめて成功に導く、前向きに人を導く

【節制の美徳・・・習慣を制御し、行き過ぎがないようにするのに役立つ強み】
寛容さ・・・憐れみ深い、人の欠点を受け入れる、人にやり直しの機会を与える、不当な扱いをされても気に留めない
慎み深さ・・・謙虚、黙って成果を出す
思慮深さ・・・自分の選択に慎重、注意深い、過度のリスクを冒さない
自律心・・・自制心がある、規律がある、衝動・感情・悪習を制御できる

【超越生の美徳・・・広大な宇宙と繋がり、意味を与えてくれるのに役立つ強み】
審美眼・・・美に対して畏敬の念と驚きを覚える、人の技術と優秀さを称え、道徳的な美しさ(他者の善良な行為)に触れて自ら向上する
感謝・・・人生の良いところに感謝する、感謝の気持ちを表す、恵まれていると感じる
希望・・・楽観的で前向き、未来志向、最高のものを期待し、それを得るための努力を惜しまない
ユーモア・・・遊び心がある、人に笑顔をもたらす、楽天的、良い方向に考える
スピリチュアリティ・・・宇宙の崇高な目的と意味について首尾一貫した信念がある、全体での自分の立ち位置を知っている、行動の元となり快適さを与えてくれる人生の意味についての信念がある

『「24の性格」診断であなたの人生を取り戻す 強みの育て方』 著者 ライアン・ニーミック、ロバート・マクグラス 監修 松村亜里  翻訳 鈴木健士

科学的に研究された活用の仕方とは?

VIA-IS(Values in Action Inventory of Strengths)は、個人の性格的な強みを特定し、それを日常生活や仕事で活用することで、幸福度や満足度の向上に寄与することが科学的に示されています。具体的には、以下の方法での活用が効果的とされています。

  1. 自分の強みの特定と活用:VIA-ISを通じて自身の上位5つの強み(シグネチャー・ストレングス)を特定し、それらを日常生活や職場で積極的に活用することで、人生の満足感や仕事の充実感が向上することが報告されています。

  2. 新しい方法での強みの活用:既に持っている強みをこれまでとは異なる新しい方法で活用することは、幸福度を高め、同時にうつ症状を改善する効果があるとされています。

  3. 他者の強みに注目する:親が子どもの強みに注目することで、子どもの幸福度が上がり、ストレスが軽減され、学業成績が向上するという研究結果があります。

これらの活用方法を実践することで、個人のウェルビーイングや人間関係の質を高めることが期待できます。


「向学心-知識編」

新たな技術や情報の習得に興味がある、体系的に知識を増やす

どんな強みなのか?

新しいスキルや知識体系を身につけることは、独学でも正式な教育による場合でも明らかに好奇心の強みに関係しているが、好奇心の枠に留まらず、既知の知識についても体系的に理解を深める傾向がある。
向学心を強みとするあなたは、授業でも、あるいは独学でも、新しいことを学ぶのが大好きです。
あなたは学校や博物館あるいは読書など、いつでもどこでも学ぶ機会を得るのが大好きな人です。

これが強みの人はこのように思ったことはありませんか?

ポジティブな面(集中、成長)

  1. 学ぶことが楽しくて時間を忘れてしまった瞬間はあったか?

  2. 予定よりも長く調べ物をしてしまい、「まだまだ知り足りない!」と感じたことはあったか?

  3. 興味のあることについて話し始めたら、止まらなくなってしまったことはあったか?

  4. 学んだことをすぐに実践したくなり、試してみたことはあるか?

  5. 新しい知識を得たとき、「これを誰かに話したい!」と思ったことはあったか?

  6. 読書やオンライン講義を聞いているうちに、気づけば深夜になっていたことはあったか?

  7. 「自分はこの分野をもっと極めたい!」と感じる瞬間が時々ないか?

  8. 興味を持ったことをどんどん掘り下げて調べていたら、意外な関連分野にも興味が湧いたことはあったか?

  9. 「この知識が役立つ場面を見つけたい!」と考えながら学んだことはあるか?

  10. 新しいことを学んだときに、「もっと深く知るにはどこを調べればいいか?」と自然に考えていたことはあったか?

ネガティブな面

  1. 学びに夢中になりすぎて、本来やるべきことを後回しにしてしまったことはあったか?

  2. 気づいたら興味のあることだけを学んでいて、仕事や勉強の「本当に必要なこと」が手つかずになってしまったことはあるか?

  3. 学んで満足してしまい、結局アウトプットや実践につながらなかったことはないか?

  4. 新しい情報を求めるあまり、次々と本や記事を読み漁るだけで、理解が浅くなってしまったことはないか?

  5. 「もっと知識をつけなければ」と思うあまり、知識不足を過度に不安に感じたことはあるか?

  6. 情報収集に時間をかけすぎて、逆に決断や行動が遅れてしまったことはあったか?

  7. 誰かと話しているときに、「つい専門的すぎる話」をしてしまい、相手がついてこられなかったことはあるか?

  8. 新しいことを学ぶのが楽しくて、いつの間にかお金をかけすぎてしまったことはないか?(本、講座、教材など)

  9. 「この情報は本当に正しいのか?」と気になりすぎて、結局何も決められなかったことはあるか?

  10. 他の人があまり学びに興味を持たないことに、少しフラストレーションを感じたことはあったか?

この強みが大切な理由とは?(メリット)

  1. 自己成長が加速する
    → 常に新しい知識を吸収し続けるため、スキルや考え方がアップデートされ、成長し続けられる。

  2. 問題解決力が高まる
    → 学びを通じて多角的な視点を得ることで、困難な状況でも柔軟に対応し、より良い解決策を導き出せる。

  3. キャリアの可能性が広がる
    → 新しいスキルを習得し続けることで、仕事の幅が広がり、チャンスを逃さずキャリアアップにつながる。

  4. 適応力が高くなる
    → 変化の激しい時代において、学ぶことを楽しめる人は新しい環境や技術に適応しやすくなる。

  5. 創造性(クリエイティビティ)が向上する
    → 異なる分野の知識を組み合わせたり、新しいアイデアを生み出す力が鍛えられる。

  6. 知的好奇心が満たされ、人生が楽しくなる
    → 新しいことを知ることが楽しいと感じるため、日常生活がより充実し、モチベーションも高まりやすい。

  7. 他者とのコミュニケーションが豊かになる
    → 学び続けることで話の引き出しが増え、さまざまな人と知的な会話を楽しめるようになる。

  8. 自己効力感(「自分ならできる!」という感覚)が高まる
    → 新しいことを学び、理解できることで「自分は成長できる」という自信がつく。

  9. 幸福度が向上する
    → 学ぶことは脳にとって「報酬」となり、ポジティブな感情を生みやすく、充実感や達成感を得やすい。

  10. 長期的に脳の健康を維持できる
    → 継続的な学習は脳の活性化につながり、認知機能の低下を防ぐ効果がある(認知症予防にも有効)。

この強みが発揮できないと・・・?

  1. 学ぶ時間が取れず、フラストレーションがたまる
    → 忙しすぎて学ぶ余裕がなく、知識欲が満たされずモヤモヤしてしまう。

  2. 興味のあることを学べず、モチベーションが下がる
    → 仕事や環境の都合で、関心のない分野の学びばかりになり、楽しくなくなる。

  3. 学びを実践できず、知識だけが増えてしまう
    → 知識は蓄積されるが、それを活用する機会がなく、結果的に成長を感じられない。

  4. 学びすぎて情報過多になり、何をすればいいか分からなくなる
    → インプットばかりで整理が追いつかず、行動に移せない「情報迷子」状態になる。

  5. 学んでも評価されず、自信を失う
    → 周囲に学びの成果を認めてもらえず、「こんなに学んでも意味がないのでは…」と感じる。

  6. 学ぶ環境や仲間がいなくて、孤独を感じる
    → 学びを共有できる人がいないため、モチベーションが維持できない。

  7. 「まだ学びが足りない」と感じすぎて、行動できない
    → 完璧に理解しないと動けないと思い、学び続けるだけで終わってしまう。

  8. 興味がコロコロ変わり、深く学べない
    → 好奇心が先行しすぎて、色々手を出しすぎてしまい、一つの分野を極められない。

  9. 学ぶことが目的化し、成果につながらない
    → 学習そのものが楽しくて、実際の仕事や生活に活かすことを忘れてしまう。

  10. 周囲との温度差を感じて、学びを楽しめなくなる
    → 向学心が高すぎて周りと話が合わず、学びを共有する喜びが感じられない。

この強みを出しすぎてしまうと・・・?

  1. 「学ぶこと」が目的化し、行動や成果につながらない
    → 知識を増やすことに満足してしまい、実践やアウトプットをおろそかにしてしまう。

  2. 他人の「学ばない姿勢」にイライラする
    → 向学心が高すぎるあまり、学ぶことに興味のない人を「成長しようとしない人」と見てしまう。

  3. 学びに夢中になりすぎて、生活リズムが崩れる
    → 深夜まで本を読んだり、講義を見たりして、睡眠不足や体調不良になることがある。

  4. 「完璧に理解しないと行動できない」と考えすぎてしまう
    → 学びすぎて慎重になりすぎ、結局何も行動に移せない(情報を集めるだけで終わる)。

  5. 話が専門的になりすぎて、周囲と温度差が生じる
    → 難しい話ばかりしてしまい、相手がついてこられず、会話がかみ合わなくなる。

  6. 次々と学びたくなり、興味が分散してしまう
    → あれもこれも学びたくなり、結局どの分野も中途半端で終わることがある。

  7. 知識マウントを取るつもりがなくても、周囲にそう思われることがある
    → 「こんな面白いことを学んだよ!」と話しても、知識をひけらかしているように受け取られることがある。

  8. 情報の海に溺れ、何が正しいのか分からなくなる
    → 「もっと調べなきゃ」と思い続け、逆に混乱してしまうことがある。

  9. 「もっと学ぶべき」と思い続け、常に満たされない感覚がある
    → 学んでも学んでも「まだ足りない」と感じ、満足感を得られにくい。

  10. お金をかけすぎてしまう
    → 本・オンライン講座・セミナーなどに投資しすぎて、経済的負担が大きくなることがある。

この強みをさらに発揮しやすくなる他の強みとの組み合わせとは?

1.自律心(Self-Regulation)

  • 向学心を「計画的な学習」と「実践」に結びつけることができる。

  • インプット過多を防ぎ、学びの時間を管理しやすくなる。

  • 知識を活かし、行動に移す力が高まる。


2. 社会的知性(Social Intelligence)

  • 向学心で得た知識を、他者と効果的に共有できるようになる。

  • 難しい概念を、相手に分かりやすく伝える力が高まる。

  • 学びを人との交流に活かし、チームや組織での影響力を強められる。


3. 創造性(Creativity)

  • 向学心による学びを、新しいアイデアや問題解決に活かせる。

  • 知識を応用し、実践的なアウトプットにつなげやすくなる

  • 学んだことを活かして、オリジナルなものを生み出す力が強化される。


この強みが発揮されやすい状況とは?

when・・・いつその強みが発揮されやすいだろうか?

  1. 子育てや家庭の中で新しい知識を学ぶ

    • 育児、教育、健康管理、家計管理について学ぶ機会が多い。

    • 家族のための学びは実践に直結し、やりがいを感じやすい。

  2. 新しい趣味やスキルを習得するとき

    • 楽器、料理、スポーツ、語学、DIYなどに挑戦する。

    • 好きなことを学ぶことで、ストレスなく学習意欲が高まる。

  3. キャリアアップやスキル向上を目指すとき

    • 仕事の専門知識やリーダーシップ、副業・起業のスキルを学ぶ。

    • 仕事に直結する学びは成果が見えやすく、成長を実感できる。

  4. 旅行や異文化体験をするとき

    • 海外や国内旅行で歴史や文化、言語、食習慣を学ぶ。

    • 実体験を通じて知識が定着し、新しい価値観を得られる。

  5. 家族や友人とディスカッションをするとき

    • 時事問題やキャリア、子どもの疑問について話し合う。

    • 他者との対話を通じて、新しい視点を得て学びを深められる。

where・・・どこでその強みが発揮されやすいだろうか?

  1. 図書館や書店

    • さまざまな分野の本が手に入り、新しい知識を得る機会が豊富にある。

    • 静かな環境で集中しやすく、学びに没頭できる。

  2. オンライン学習の環境(自宅やコワーキングスペース)

    • 動画講座、ウェビナー、eラーニングなど、好きな時間に効率的に学べる。

    • 自分のペースで学習でき、興味のある分野を深掘りしやすい。

  3. セミナーやカンファレンス

    • 業界の最新情報を学べる場であり、知的好奇心を刺激される。

    • 学びながら専門家や同じ関心を持つ人と交流できる。

  4. 異文化や新しい経験ができる場所(海外・旅行先・異業種交流会)

    • 環境の違いを肌で感じることで、新しい価値観や学びが得られる。

    • 言語や文化の違いを通じて、知的な刺激を受ける。

  5. チームワークや議論が活発な職場・コミュニティ

    • 他者と意見を交換することで、新しい知識や考え方を得やすい。

    • 課題解決やプロジェクトの中で、学びながら成長できる機会が多い。

who・・・誰といるとその強みが発揮されやすいだろうか?

  1. 知的好奇心が旺盛な人

    • 常に新しいことに興味を持ち、学ぶ姿勢を大切にしている人といると、知的な刺激を受けやすい。

    • お互いに学びを共有しながら、より深い知識を得ることができる。

  2. 経験や知識が豊富な人(メンター・専門家)

    • 自分が知らない分野について詳しい人といることで、実践的な知識や視点を学べる。

    • 効果的な学習方法や考え方を吸収し、より効率的に成長できる。

  3. 議論やアイデア交換を楽しむ人

    • 一緒に意見を交わしながら、新しい発見をすることができる。

    • 自分の考えを言語化することで、学びが深まりやすい。

  4. 挑戦や成長を重視する人

    • 常にスキルアップや目標達成を意識している人といると、学ぶ意欲が自然と高まる。

    • 新しい知識を得て、それを実践する機会が増える。

  5. 異なるバックグラウンドを持つ人

    • 価値観や考え方の違いから、視野が広がる。

    • 自分の専門外の知識を学ぶきっかけになり、多様な学びを得られる。


この強みが発揮されにくい状況とは?

when・・・いつその強みが発揮されにくいだろうか?

  1. ルーチンワークが多く、新しい知識を活用する機会がないとき

    • 変化の少ない仕事や、単純作業が続く環境では、学ぶ意欲が刺激されにくい。

    • 自分の考えを深めたり、新しい視点を得たりする機会が減るため、学びが停滞する。

  2. 家族との時間や仕事が多忙すぎて、学ぶ余裕がないとき

    • 子育てや家事、家族のサポート、仕事に追われ、学びの時間を確保できない。

    • 目の前の生活に必死になり、新しいことを学ぶことより、現状維持を優先してしまう。

  3. 学びを共有できる相手がいないとき

    • 周囲に学ぶことに興味を持つ人が少なく、学びの楽しさを共有できない。

    • 知識を深めたり、議論したりする環境がないと、学ぶモチベーションが下がる。

  4. すでに知っていることばかり求められる環境にいるとき

    • 職場や家庭で、新しいアイデアや知識を活かす機会がなく、現状の知識だけで十分とされる。

    • 自分の成長が感じられず、学ぶ意欲が薄れてしまう。

  5. 精神的・身体的に疲れているとき

    • 仕事や育児のストレスが溜まり、学ぶ気力が湧かない。

    • 睡眠不足や体調不良が続くと、新しい情報を吸収する余裕がなくなる。

where・・・どこでその強みが発揮されにくいだろうか?

  1. 工場や単純作業が中心の職場

    • 毎日決められた動作を繰り返すライン作業や、手順通りにこなすだけの業務では、新しい知識を学ぶ機会が少ない。

    • 変化がほとんどないため、知的好奇心が刺激されにくく、学びを深める余地が生まれにくい。

  2. 混雑した通勤電車や騒がしいカフェ

    • 立ちっぱなしで身動きが取れない満員電車では、読書や学習が難しく、思考を整理する余裕が持てない。

    • 人の話し声や騒音が絶えないカフェやファミレスでは、集中して学ぶことが難しく、知識の定着がしにくい。

  3. テレビがつけっぱなしのリビングや騒がしい家庭環境

    • 家族が会話をしていたり、テレビやスマホの音が絶えず流れている環境では、学習や読書に集中できない。

    • 学びに没頭しようとしても、家事や子どもの対応などで頻繁に中断され、深い思考がしづらい。

  4. トップダウンの管理が厳しい職場(軍隊式の企業など)

    • 上司や組織の指示通りに動くだけの環境では、自発的な学びが評価されにくく、新しい知識を取り入れる機会が少ない。

    • 「決められたことをこなす」文化が強く、学びを仕事に活かす余地が与えられない。

  5. 短時間で成果を求められる営業や接客の現場

    • 目の前の顧客対応や売上目標達成が最優先になり、じっくりと学ぶ時間を確保しにくい。

    • 常に実践や行動が求められ、知識を整理したり、深く考えたりする余裕が持てない。

who・・・誰といるとその強みが発揮されにくいだろうか?

  1. 学ぶことに興味がなく、現状維持を好む人

    • 「今のままで十分」「新しいことを学ぶ必要はない」と考える人といると、学ぶ意欲を削がれる。

    • 新しい知識を得ても「そんなの必要ない」と否定され、学びを共有しづらい。

  2. 知識を軽視し、感情や直感で判断する人

    • データや論理ではなく、「なんとなくこう思う」「昔からそうだから」と決めつける人とは、学びを活かす会話が難しい。

    • 議論をしようとしても、感情論になりやすく、深く考える機会が得られない。

  3. 議論を嫌い、知的な対話を避ける人

    • 「考えるより感じることが大事」「難しい話はしたくない」と、知的な会話を避ける人といると、向学心が活かされにくい。

    • 深い話をしようとしても、「めんどくさい」と流されてしまい、学びを深める場がなくなる。

  4. 知識をひけらかすだけで、共有しない人

    • 「自分の知識を誇示すること」が目的で、相手の意見を尊重しない人とは、学びが一方通行になりやすい。

    • お互いに知識を交換しながら学ぶことができず、知的な成長につながらない。

  5. すぐに行動を求め、学ぶ時間を与えない人

    • 「とにかくやってみろ」「考える暇があったら動け」と言う人といると、深く学ぶ時間を確保しにくい。

    • 学びを大切にする価値観が共有されず、「学ぶより手を動かすことが正解」という環境になりやすい。

向学心-行動編

強みを小さく活用するための10のアクションプラン

【学生の10のアクションプラン】

  1. 学んだことを実践する日」を決める

    • 学ぶだけで終わらないように、週1回は学んだことをアウトプットする時間を作る。

    • 例えば、新しい英単語を学んだら、その単語を使って短い作文をする。

  2. 「学びたいことリスト」を作り、優先順位をつける

    • まず興味のあることをすべて書き出し、「今すぐ学びたい」「あとで学ぶ」などのカテゴリに分ける。

    • これにより、何を最優先に学ぶべきかが明確になる。

  3. 1つのテーマを決めて、一定期間は深く学ぶ

    • 興味のあることが多すぎて中途半端になるのを防ぐため、「今月は歴史に集中する」など期間を区切って学ぶ。

    • ひとつの分野を深掘りしてから次に進むことで、知識が定着しやすくなる。

  4. 「1つ学んだら1つ捨てる」ルールを作る

    • すべてを学ぼうとすると中途半端になりがちなので、新しいことを学ぶ前に「今やっていることが終わっているか?」をチェックする。

    • たとえば、ある本を最後まで読んでから次の本に手をつける。

  5. 学んだことを「3つのアクション」にまとめる

    • 学びが学びだけで終わらないように、「この知識を使って何ができるか?」を3つ考えてノートに書く。

    • 例えば、歴史を学んだら「レポートを書く」「プレゼンをする」「友達と話し合う」など、実際の行動に移す方法を考える。

  6. 「なぜ学ぶのか?」を明確にする

    • 何かを学ぶ前に、「この知識をどう活かしたいか?」を考える習慣をつける。

    • 例えば、プログラミングを学ぶなら「アプリを作るため」「就職に役立てるため」など、目的を決めておく。

  7. 「学んだことを誰かに話す習慣」をつける

    • 友達や家族に学んだことを話すと、知識が整理され、定着しやすくなる。

    • 例えば、「今日の授業で面白かったことを1つ話す」ルールを作る。

  8. 「3分振り返りノート」を毎晩つける

    • その日学んだことの中で「特に役立ちそうなこと」を3分で振り返る。

    • 「今日学んだことを明日どこで使えそうか?」と考えることで、学びを実践に活かしやすくなる。

  9. 「1つのことをマスターしたら次へ進む」ルールを作る

    • 1つの本を最後まで読む、1つの講座を最後まで終わらせるなど、「完了する」習慣をつける。

    • 途中でやめる癖がつくと、どの知識も中途半端になりやすいので、区切りをつける意識を持つ。

  10. 学びの「出口」を作る(発信・制作活動)

  • SNSやブログで学んだことを発信する、レポートを書く、動画を作るなど、アウトプットの場を作る。

  • 例えば、「この1週間で学んだことをTwitterでつぶやく」「月に1回学びをまとめた記事を書く」など、実際に形にすることで学びが無駄にならない。

【ビジネスパーソンの10のアクションプラン】

  1. 「1日1つ、仕事に役立つ新しい知識を学ぶ」ルールを作る

    • 業界ニュース、最新技術、マーケティングのトレンドなどを1日1つチェックし、メモする。

    • 学びすぎを防ぐため、SNSや情報源を限定し、必要なものだけを選ぶ習慣をつける。

  2. 学んだことを「3分で説明できる形」にまとめる

    • 知識を自分の言葉で簡潔に言語化し、チームメンバーや上司にシェアする。

    • 「人に話せるレベル」まで整理することで、学びがアウトプットにつながりやすくなる。

  3. 「週1回は実践の日」を作る

    • 例えば、学んだプレゼン技術を社内会議で使ってみる、読んだ本のフレームワークを実際の業務で試してみるなど、学びを仕事に結びつける。

    • 知識を溜め込むだけで終わらず、行動につなげる習慣を身につける。

  4. 「学びたいことリスト」を作り、優先順位を決める

    • 仕事スキル、副業、趣味などのカテゴリーに分け、「今学ぶべきこと」と「後で学ぶこと」を整理する。

    • 限られた時間を有効に使い、学びが分散するのを防ぐ。

  5. 学習の「出口」を用意し、学んだことをすぐに活かす

    • 社内で勉強会を開く、学んだことをSNSやブログで発信する、スライド資料を作るなど、アウトプットの場を確保する。

    • 学ぶだけで終わらないように、「発表・シェア・実践」を習慣にする。

  6. 「この知識をどう活かすか?」を意識する習慣をつける

    • 例えば、新しいマーケティング手法を学んだら、「自社のプロジェクトでどう使えるか?」を具体的に考える。

    • 単なる知識の蓄積ではなく、「何のために学ぶのか?」を常に明確にする。

  7. 副業のスキルを短時間で効率よく学ぶ工夫をする

    • 副業に役立つスキル(ライティング、デザイン、プログラミング、マーケティングなど)を、短時間で学べる環境を整える。

    • 例えば、「毎朝15分、UdemyやYouTubeで学習」「週末に実践的なワークをする」など、スキマ時間でスキルを積み上げる。

  8. 副業で学んだことを本業にも活かす

    • 副業で得た知識(SEO、広告運用、営業ノウハウなど)を本業に応用し、仕事の成果を向上させる。

    • 逆に、本業で学んだスキルを副業に活かすことで、相乗効果を生み出す。

  9. 「深掘り期間」を設定し、広く学びすぎるのを防ぐ

    • 例えば、「今月はデータ分析」「来月はリーダーシップスキル」とテーマを決め、一定期間は1つの分野に集中する。

    • 同時に複数の分野を学ぼうとすると中途半端になりやすいため、計画的に学習する。

  10. 知的好奇心が高い人と定期的に会話する

  • 社内の先輩や異業種の友人、勉強会の仲間など、向学心が強い人と意見交換することで、知識の整理と深掘りができる。

  • ただの雑談ではなく、「最近学んだことで仕事に役立ったこと」を共有する場を作る。

【子育て世代の10のアクションプラン】

  1. 「スキマ時間で学ぶ習慣」をつける(通勤・家事の合間)

    • 通勤時間や料理・掃除中にオーディオブックやポッドキャストで学習する。

    • スマホでニュースアプリを活用し、最新の情報を短時間でチェックする。

  2. 「子どもと一緒に学ぶ」機会を増やす

    • 子どもの宿題を一緒に解いたり、好奇心を刺激するような質問を投げかけたりする。

    • 図鑑や科学系YouTubeを親子で楽しみながら、知的好奇心を育てる。

  3. 「1日1つ新しい知識を学ぶ」ルールを作る

    • 仕事や育児に役立つ情報を1日1つチェックし、短時間で吸収する。

    • 学んだことを子どもやパートナーと共有し、会話のきっかけにする。

  4. 「学びたいことリスト」を作り、優先順位を決める

    • 仕事スキル、子育て、趣味などのカテゴリーに分け、「今学ぶべきこと」と「後で学ぶこと」を整理する。

    • 限られた時間を有効に使い、学びが分散するのを防ぐ。

  5. 学習の「出口」を意識し、学んだことをすぐに活かす

    • 仕事で学んだスキルをすぐに業務で試す。

    • 育児の知識を学んだら、子どもとの接し方を変えてみる。

  6. 「週1回の振り返り時間」を確保し、学びを整理する

    • 日曜の夜などに「この1週間で学んだこと」「次週に活かすこと」を5分で振り返る。

    • パートナーや子どもと一緒に「今週の気づき」を共有すると、学びが深まる。

  7. 「家族の成長も一緒に考える」視点を持つ

    • 子どもの成長に合わせた知識を学び、実践する(非認知能力、教育方法など)。

    • 家族のライフプランを考え、家計管理や資産運用の知識を身につける。

  8. 「完璧にやらなくていい」マインドを持ち、学びを楽しむ

    • 仕事や家庭の完璧を目指しすぎると、学ぶ余裕がなくなるため、「できる範囲でOK」と考える。

    • 読み終えていない本があっても、少しずつ学ぶ姿勢を続ける。

  9. 「知的好奇心のある人と交流する」機会を増やす

    • 仕事の同僚やママ友・パパ友と、学びを共有できる場を作る。

    • SNSやオンラインサロンなど、学びを深められるコミュニティに参加する。

  10. 子どもと一緒に「学ぶ姿勢」を見せる

  • 親が学ぶことを楽しむ姿勢を見せると、子どもも学ぶことをポジティブに捉えやすい。

  • 例えば、「ママ(パパ)も今、新しいことを学んでいるよ」と伝えることで、学ぶ習慣を家庭に根付かせる。

【親が子どもにできる10のアクションプラン】

  1. 「なぜ?」を歓迎し、一緒に考える習慣を作る

    • 子どもが「なぜ?」と聞いたときに、すぐに答えを与えるのではなく、「一緒に考えよう」と促す。

    • 「どうしてだと思う?」と質問し、考える力を育てる。

  2. 本や図鑑をいつでも手に取れる環境を作る

    • 子どもが興味を持ったときにすぐに学べるよう、リビングや寝室に年齢に合った本や図鑑を置く。

    • 本を読む習慣が身につくように、親も一緒に読書する。

  3. 「体験型学習」を積極的に取り入れる

    • 科学館、博物館、動物園、水族館などに連れて行き、実物に触れる機会を作る。

    • 実験キットやDIY、料理など、手を動かして学べる遊びを取り入れる。

  4. 興味のあることを深掘りできる時間と道具を用意する

    • 昆虫に興味があれば虫取り網とケースを用意し、生態を観察させる。

    • 宇宙に興味があれば望遠鏡を使って星を観察するなど、子どもの興味に合った環境を整える。

  5. 親自身も「学ぶ姿勢」を見せる

    • 親が「最近こんなことを学んで面白かったよ」と話すことで、学ぶことの楽しさを伝える。

    • 子どもと一緒に新しいことを調べたり、試したりする機会を増やす。

  6. 自由研究やプロジェクト型学習の機会を作る

    • 休みの日に「○○について調べてみよう」と親子で一緒に取り組む。

    • 工作やプログラミング、自由研究を通じて「学ぶ楽しさ」を体験させる。

  7. 学びを「遊び」と結びつける

    • 数字や計算が好きなら、ボードゲームやパズルで遊びながら学ぶ。

    • 語彙を増やすためにしりとりやなぞなぞをするなど、ゲーム感覚で知識を広げる。

  8. 「やってみたい!」を尊重し、挑戦を応援する

    • 子どもが「やってみたい」と言ったことには、可能な範囲で挑戦させる。

    • 結果ではなく「挑戦したこと」を褒め、好奇心を伸ばす。

  9. 家族の中で「学びをシェアする時間」を作る

    • 夕食時や寝る前に「今日一番面白かったこと」をお互いに話す習慣をつける。

    • 兄弟姉妹がいる場合は、「お兄ちゃんが知っていることを弟に教えてあげよう」などの機会を作る。

  10. 「学ぶ楽しさ」を感じられる学校・塾・オンライン教材を活用する

  • 子どもの興味を広げるために、学校以外の学びの場も検討する。

  • プログラミング教室やオンライン学習(YouTube、知育アプリなど)を活用し、子どもの学び方の選択肢を増やす。

【セカンドライフを楽しむ人の10のアクションプラン】

  1. 興味のある分野の講座や勉強会に参加する

    • 地域のカルチャースクール、大学の公開講座、オンライン講座(Coursera、Udemyなど)で新しい知識を学ぶ。

    • 定年後だからこそ、自分の好きな分野をじっくり深掘りできる。

  2. 新しい趣味やスキルを学ぶ

    • 絵画、写真、楽器、ガーデニング、陶芸など、昔から興味があったことに挑戦する。

    • 料理やDIY、プログラミングなど、自宅で楽しめる趣味を増やす。

  3. 読書習慣を作り、知識を広げる

    • 小説だけでなく、歴史、科学、ビジネス、哲学など幅広い分野の本を読む。

    • 読んだ内容をメモしたり、家族や友人と感想を話し合ったりすることで学びを深める。

  4. 旅行を通じて新しい文化や歴史を学ぶ

    • 国内外の歴史的な場所を訪れ、現地の文化や風習を学ぶ。

    • 「観光」ではなく、「学ぶこと」を目的とした旅を楽しむ(城めぐり、世界遺産巡りなど)。

  5. SNSやブログを活用し、学びを発信する

    • 退職後の学びや趣味を記録し、SNSやブログで発信する。

    • 他の学ぶ仲間とつながり、情報交換をすることで刺激を受ける。

  6. ボランティアや地域活動に参加し、社会貢献しながら学ぶ

    • 図書館や地域の学習支援ボランティア、観光ガイドなどを通じて知識を活かす。

    • 若い世代や地域の人と関わりながら、新しい考え方や価値観を学ぶ。

  7. 孫や若い世代と一緒に学ぶ機会を作る

    • 孫と一緒に科学実験をしたり、歴史の話をしたりすることで、楽しみながら学びを共有する。

    • 子ども向けのプログラミングや語学学習を一緒に学ぶのも楽しい。

  8. 資格取得や語学学習に挑戦する

    • 趣味やボランティアに活かせる資格(ファイナンシャルプランナー、ガイド資格、健康関連資格など)を取る。

    • 英語、フランス語、スペイン語など、海外旅行に活かせる語学を勉強する。

  9. 仲間と学ぶ環境を作る(学習会・サークル参加)

    • 同じ興味を持つ仲間と学ぶ場を作ることで、学びが続きやすくなる。

    • 図書館の読書会、囲碁・将棋クラブ、パソコンサークルなどに参加する。

  10. 健康管理を学び、実践する

  • 食事・運動・睡眠について学び、健康寿命を伸ばす工夫をする。

  • 健康維持のためにウォーキング、ヨガ、太極拳などを取り入れる。


向学心-観察編

向学心のある人を「観察」や「行動」で見極める方法とは?

  1. わからないことにすぐ反応し、調べる習慣があるか

    • 会話の中で「それ知らないな」と言った後、すぐにスマホで検索したり、後で調べようとメモを取る。

    • 「知らない=恥ずかしい」と思わず、むしろ「知れること」にワクワクしている様子がある。

  2. 仕事や趣味で学び続ける習慣があるか

    • 業務をただこなすだけでなく、「もっと効率よくできないか?」と考え、工夫しようとする。

    • 趣味の分野でも最新情報を追っていたり、新しいスキルを試していたりする。

  3. 書店や図書館に行く頻度が高いか

    • 本屋で長時間滞在し、ビジネス書・科学書・歴史書など幅広いジャンルに興味を示す。

    • 人から勧められた本を実際に読んでいることが多い。

  4. 雑談の中に「最近学んだこと」がよく出てくるか

    • 何気ない会話でも「この前、面白いことを知ってね」「最近、こんなこと調べてたんだけど」と話すことが多い。

    • 仕事だけでなく、日常の出来事からも学びを得ようとしている。

  5. 変化や新しいことに対して前向きか

    • 環境が変わったときに「面倒くさい」と感じるより、「新しいことを学べるチャンス」と捉えている。

    • 新しいシステムや技術が導入されたときに、いち早く試したり、理解しようとしたりする。

  6. 仕事や趣味で自主的にメモを取るか

    • 何かを聞いたときに「これ、面白いな」と思ったら、すぐにメモやノートを取る習慣がある。

    • 学んだことを記録し、後から見返すことでさらに深めようとしている。

  7. 何かを教えたときに「もっと知りたがる」姿勢があるか

    • 知らなかったことを教えたときに「へぇ~」で終わらず、「それってどういう仕組み?」と追加の質問をする。

    • 一度の説明で終わらず、自分でも試してみたり、さらに深掘りしようとする。

  8. 成功体験より「学びの過程」に興味を持つか

    • 「この仕事、こうやったらうまくいった」という話より、「この過程でこんなことを学んだ」という話をすることが多い。

    • 結果よりも、そこに至るまでのプロセスを楽しんでいる。

  9. 興味の範囲が広く、話題が多いか

    • 仕事以外でも、科学、歴史、アート、テクノロジーなど、さまざまなジャンルに興味を持っている。

    • 何かを始めると「まずは基礎から学ぼう」と考え、体系的に知識を身につけようとする。

  10. 学んだことをすぐに実践しているか

  • 本や講義で学んだことを「なるほど!」だけで終わらせず、すぐに自分で試している。

  • 例えば、新しいスキルを学んだら、すぐに小さなプロジェクトを始めたり、実際に仕事に取り入れたりしている。


強みが生かされる世界の実現のために

この強みのある人の褒め方

  1. 「いつも新しいことをすぐに調べていてすごいね!」(具体的に褒める)

    • 「この前の会話でも、すぐに調べて深掘りしていたよね。学ぶ姿勢が本当に素晴らしい!」

    • 相手の知的好奇心と行動力を具体的に認めることで、向学心をさらに伸ばせる。

  2. 「あなたが学んだことを共有してくれるおかげで、すごく勉強になるよ!」(感謝の気持ちを伝える)

    • 「最近教えてくれた○○の話、とても役に立ったよ。ありがとう!」

    • 知識をシェアすることが周囲に影響を与えていることを伝えると、相手のモチベーションが上がる。

  3. 「○○さんも『あなたの知識の深さにはいつも驚かされる』って言ってたよ!」(第三者の評価を伝える)

    • 「同僚の○○さんも、あなたが新しい知識をどんどん吸収しているのを見て、すごいって言ってたよ!」

    • 他者からの評価を伝えることで、自分が客観的に認められていると感じてもらえる。

  4. 「最近読んでいる本のこと、また教えて!」(頻繁に褒める)

    • 「この前話していた本の内容が面白かったから、また何か学んだら教えてほしい!」

    • 学ぶことを話題にすることで、相手の知的好奇心を継続的に刺激できる。

  5. 「あなたの『まずはやってみよう』という姿勢が本当に素敵!」(相手の価値観を褒める)

    • 「新しいことを学んだら、すぐに実践しているよね。そういう姿勢って、本当に見習いたい!」

    • 学ぶだけで終わらず、実践する姿勢を称賛すると、向学心がさらに活かされる。

  6. 「変化を前向きに捉えるところがすごい!」(相手の価値観を褒める)

    • 「環境が変わったときも、『新しいことが学べる』って前向きに捉えるのが素晴らしいよね。」

    • 変化をポジティブに受け止める思考そのものを評価し、相手の向学心を強化する。

  7. 「あなたの知識って本当に幅広いね!」(具体的に褒める)

    • 「この前の会話で、ビジネスの話も科学の話も出てきて驚いたよ。本当に色々なことに興味があるんだね!」

    • 知識の広さに気づいてもらえると、さらに新しいことを学ぶモチベーションが高まる。

  8. 「あなたの学びのおかげで、みんなが助かっているよ!」(感謝の気持ちを伝える)

    • 「会議のとき、最新のマーケット情報を教えてくれてありがとう。すごく参考になったよ!」

    • ただ知識があることではなく、それが役立っていることを伝えることで、相手の貢献感を高める。

  9. 「あなたが話すと、学ぶことが楽しくなる!」(第三者の評価を伝える)

    • 「○○さんが、『あなたと話すと知的好奇心が刺激される』って言ってたよ。学ぶことが楽しくなる人ってすごいよね!」

    • 学びの姿勢だけでなく、その影響力を評価することで、さらに知識をシェアする意欲を高める。

  10. 「あなたの『学ぶことが当たり前』というスタンスが本当に尊敬できる!」(相手の価値観を褒める)

  • 「学ぶことを特別なことじゃなくて、自然に続けているのが本当にすごいと思う!」

  • 知的好奇心が日常に根付いていることを称賛すると、相手は自分の学びの姿勢をより大切にするようになる。


この強みをうまく使えていない人がいる時の周りの対応と環境設定


  1. 知識を活かす機会を作り、学びを実践につなげる

    • 「それ、今のプロジェクトで試せそうだね!」と、学んだことを活かせる場を提案する。

    • 「学んだあとは、⚪︎⚪︎をやってみるといいよ」と具体的な行動を促す。

  2. 学びすぎて手を広げすぎているときは、優先順位を一緒に整理する

    • 「今、一番役立ちそうなことは何だと思う?」と問いかけ、選択肢を絞る手伝いをする。

    • 「その学びの中で、一番実践しやすいことは何?」と具体的なステップを決めるサポートをする。

  3. 知識を披露しすぎて周囲との温度差が生まれている場合は、伝え方を調整する

    • 「⚪︎⚪︎さん、今の話絶対好きだよ!今度話してみたら?」とアドバイスする。

    • 「この話、10歳の子どもでもわかるように説明するとしたらどうなる?」と問いかけ、わかりやすく伝える意識を促す。

  4. 一緒に楽しめる「学びの共有の場」を作る

    • 本や知識のシェアを目的とした「学び会」やディスカッションの機会を作り、知識をアウトプットする場を提供する。

    • 「○○の話、すごく興味がある人がいるから、今度話してみては?」と、知的好奇心を共有できる仲間を紹介する。

  5. 「学びの休憩時間」を意識させる

    • 「最近、学ぶことに集中しすぎてない?リラックスする時間も取れてる?」とバランスを意識させる。

    • 「学ぶのも大事だけど、遊びも勉強の一つだよ?実践や楽しむ時間も必要だよね」と、余裕を持つことを勧める。

  6. 周囲の人のペースを尊重するよう促す

    • 「みんなが一番良いと思えるペースを考えられたら、より理解が深まると思わない?」と伝える。

    • 「知識をシェアするときは、相手の関心や理解度を考えると、もっと伝わりやすくなるよ、相手のことについて学んでみようよ」とアドバイスする。

  7. 学びを「成果」として見える形にする

    • 「この学びをプレゼン資料にまとめたら、他の人も活用しやすくなるね!」と、アウトプットを意識させる。

    • 「すごくいい情報だから、簡単な記事にして発信してみたら?」と、知識を形に残す提案をする。

  8. 知識が増えすぎて混乱しているときは、学びを整理する手助けをする

    • 「学んだことを3つのポイントにまとめてみると、もっと整理できるかも!」と、情報の取捨選択を促す。

    • 「一度ノートやマインドマップにまとめてみたら?」と、思考を整理する方法を提案する。

  9. 目的意識を明確にし、学びを効果的に活かせるようにする

    • 「その知識を使って、今後何をしたい?」と学びのゴールを考えさせる。

    • 「それを活かせる場面を考えてみよう」と、実践を意識させる。

  10. 「今の知識を最大限活かす」意識を持たせる

  • 「新しいことを学ぶ前に、今持っている知識をどこまで活かせているか考えてみるといいかも!」と、学びの活用を促す。

  • 「使ってこそ学びの意味があるね。私も最近これ学んで、こんなことやってみたんだ!」と伝えてみる。

読み終えたガウデの心に残ったもの

「学ぶことそのものが最高の報酬であり、知識は尽きることのない燃料だ。」

「知識の海に溺れるな。学びは道具であり、目的ではない。」

「学びは心の中で光るだけでは意味がない。その光を誰かの道を照らす灯火にせよ。」

(ガウデの名言)
ガウデはそう心の中でつぶやいて「向学心の書」をゆっくりと閉じた。








**参考文献** ライアン・ニーミック、ロバート・マクグラス『「24の性格」診断であなたの人生を取り戻す強みの育て方』WAVE出版社、2021年。




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