【糖尿病治療その9】採血したくない!

【糖尿病治療その9】採血したくない!

本気で糖尿病を良くする会
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大西です、

今日のテーマは『採血がイヤだ!』です。

糖尿病は、血液の中の「ブドウ糖」が増える病気です。

ブドウ糖の量は血液検査によってわかります。ですから血液検査をしないと何も始まりません。

また病気の性質上、特に血糖値が高い方は血液検査がたびたび必要になります。

採血は痛みを伴いますので、血液検査が『好き』という方は少ないでしょう。

私も恥ずかしながら採血が苦手で健康診断のたび緊張します笑

採血のとき、過労や睡眠不足など体調が良くない時に『迷走神経反射』が起こる場合もあります。

迷走神経反射は、朝礼で長時間立っている場合や、満員電車に乗っている場合などストレスを感じる状況で冷や汗吐き気眼の前が暗くなる

などの症状が出るものです。

座って採血している時に、このような症状が出る方がいらっしゃるため、このような経験がある方は横になった状態で採血させていただいています。

糖尿病の診療では、肝機能、腎機能、コレステロールも定期的に検査させていただきますので、この時には腕の血管(静脈)から採血させていただいています。

ただ腕の血管は、血管が細かったり、深いところにある方もいらっしゃって、

ベテランの医師や看護師でも採血に苦労する場合があります。

そのため、血糖値とHbA1cのみの検査で良い時は、失敗しにくい指先からの採血をさせていただくことが多いです。

『採血がイヤ』な理由として痛みが一番ではないでしょうか。

針で穿刺する痛みという点で、もっと太い針をたびたび穿刺する『人工透析』の分野が参考になります。

人工透析患者さんは腕に『シャント』という血管を作ります。透析のたびにシャントに採血の『約2倍』の太さの針を使用しますのでとても痛そうです。

3〜4時間で全身の血液をきれいにするためどうしても太い針が必要なのです。

痛みを和らげるために穿刺の1〜2時間前に穿刺部に麻酔をします。

麻酔薬には

ペンレステープリドカインテープエムラクリーム

の3種類があります。

テープでかぶれてしまった場合は他の薬に交代して対応します。

また穿刺部位を保冷剤で冷やすことも行います。

穿刺部位を20℃程度に冷やすことで痛みが少なくなったという報告があります。(透析会誌43(5):429〜432,2010)

糖尿病患者さんで、採血が頻回になるのは『血糖自己測定(SMBG)』をされている方です。

SMBGされている方の悩みで多いのは、『必要な量の血液を出すこと』『痛みが強いこと』だそうです。

多い方では1日3〜4回されているので、だんだん指先が硬くなってきて、採血しづらくなりますし大変な事ですよね。

SMBGで必要な量の血液を出す工夫として、指先ではなく、『指の根元から軽く圧迫』して血液を絞り出すと良いこともあります。

また痛みが強いときは、短い針を使うこと指先の腹ではなく、指の外側で測定することで痛みが軽減できたという研究があります。(T Nakayama et al.Exp Clin Endocrinol Diabetes.2008 Apr.)

痛みは個人差が大きい感覚で、針の太さからいうと1.人工透析2.腕からの採血3.指先のSMBG

の順に痛みが強そうなため(?)、麻酔薬は人工透析では保険適応ですが採血、SMBGでは保険がきかず自費になります。

では、どうすればストレスなく血液検査を受けられるのでしょうか?具体的なステップを公開します。ステップ1:麻酔薬を使うステップ2:穿刺部を冷やす

になります。今回2型糖尿病完治の向けての方法をお話ししました、しかし、これはまだ前半に過ぎません。肝心の肝の部分をお話できていません。私はあなたにどうしても過食をやめてもらい、健康な体になって欲しいと思っています。2型糖尿病で悩んでいるみなさん。これから一生病院に通い続け、時間とお金と労力を差し出さなければならないとうんざりしている皆さん。どこの病院で医師に「2型糖尿病は治りますか?」ときいても、「一生治りません」と言われると思います。楽な方法ではありませんが、効果のある方法に一緒に取り組みませんか。人生を変えよう!というみなさんの参加をお待ちしています。この続きは以下のYouTube チャンネルでお話ししています。ご興味のある方は、こちらのチャンネルにご登録ください。
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