【糖尿病治療その19】糖尿病腎症、食事療法の真実

【糖尿病治療その19】糖尿病腎症、食事療法の真実

本気で糖尿病を良くする会
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大西です、

今日のテーマは『糖尿病腎症、食事療法の真実』です。

診療させて頂いていて長期間通院して頂いている方の中には

糖尿病性腎症が進んで、1期→2期→3期となっていく方もいらっしゃいます。

2期までの食事療法はエネルギー量の管理、食事バランスの調整がメインですが、

3期以降はたんぱく質制限が必要になるところが大きく変わります。

3期では0.8〜1.0g /kg /標準体重/日と言われています。

またエネルギーをしっかり摂ることが必要なので

炭水化物と脂質をたくさん摂ることになります。

2期までは炭水化物と脂質を控えましょうと言われていたのに

急に大盛りご飯と揚げ物を食べなさいと言われるので

患者さんも「どうして?」と面食らうと思います。

腎症の進行を予防するため、『たんぱく質制限しよう!』という試みの歴史は長いですが、

実はエビデンスとしては『有効である可能性がある』にとどまります。

近年はご高齢の方の身体能力が衰える『フレイル』など

栄養障害のリスクを防ぐことが重要と言われ

そこを両立して行かなくてはなりません。

そもそもご高齢の方は、制限するまでもなく食事量が少なく、タンパク質を充分に摂れていない方が多いです。

食事療法の努力が続く中、近年はSGLT2阻害薬、ACE阻害薬とARBミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)など

腎症の進行を抑制するエビデンスのある薬が次々に登場し、

注目を集めています。

とはいえ、食事療法は糖尿病治療の基本です。

しっかり取り組んでいきましょう!

たんぱく質制限というとまずは、肉、魚玉子、大豆乳製品などを

減らそうと考えがちだと思います。

しかしこれらには必須アミノ酸という大切な栄養素が含まれており

減らすべきではありません。

実はごはんやパン、めんなどの主食には

タンパク質が多く含まれているんです。

タンパク質制限の第一歩としてタンパク質をカットした『低たんぱくごはん』がオススメです。

おかずをしっかり食べながら

主食を調節していきましょう!

では、糖尿病腎症3期になったらどんな食事を摂れば良いでしょうか?具体的なステップを公開します。

ステップ1:おかずはしっかり摂るステップ2:ご飯を『低たんぱくごはん』      に置き換える

ステップ3:塩分を控える

になります。

(糖尿病薬内服中、インスリン使用中の方は担当の先生とご相談ください)

今回2型糖尿病完治の向けての方法をお話ししました、

しかし、これはまだ前半に過ぎません。

肝心の肝の部分をお話できていません。

私はあなたにどうしても過食をやめてもらい、
健康な体になって欲しいと思っています。

2型糖尿病で悩んでいるあなた。

これから一生病院に通い続け、
時間とお金と労力を差し出さなければならないと
うんざりしているあなた。

どこの病院で医師に「
2型糖尿病は治りますか?」ときいても、
「一生治りません」と言われると思います。

楽な方法ではありませんが、
効果のある方法に一緒に取り組みませんか。

人生を変えようというあなたの参加をお待ちしています。

この続きは以下のYouTube チャンネルでお話ししています。

ご興味のある方は、こちらのチャンネルにご登録ください。

https://www.youtube.com/channel/UClmvKRauj9xaEMQ2MTIO2uA

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