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実現したい「夢」が出てきた


はじめに

別記事でも触れているが、何十年と悩まされた症状の病名が「うつ病」と判明して以来、薬による治療を続けている。幸いにも医者が「気持ち悪い(笑)」と言うぐらい一般的なスピードよりも速いスピードで回復しているようだ。
回復していく中では、やはり欲が出てくる。1つ問題をクリアしたらまた次の問題を解決したいと。
私の一番大きな問題は「将来(今後)やりたいことが見つからないこと」。正確には「浮かんでこないこと」。将来仕事がやりたくない、何もしたくない、という思いもない。つまり、ぽっかりと穴が空いている状態だ。
うつ病によくある「意欲がない」と一括りにすると当てはまらない。本を読む、映画を観る、酒を飲む、バスケ観戦をする、運動をする…これらも「意欲」がないとできないことだ。
医者は、「急ぐ必要ない」というようなことを言う。たしかに、短期間でここまで回復したのは幸運なこと。ゆっくり1日1日を生きよう、過ごそうと心がけてきた。

昨日の夜

昨日は再診日であった。前述したとおり、将来やりたいことが出てこないのは「うつ病」の症状の一つだから(心配するな)と助言をもらったり、薬は前回と同じ量で継続と確認したりした。
帰宅後、年末のバスケ観戦が楽しみだなー、これが本当に最後になるんだなー、なんて考えていると以下のことが頭に突然浮かんできた。

「バスケチームがない地域であれば、作っちゃえばいいんじゃない?」

え?何この感覚。今までも何度か、何度も経験したことあるような。
分からない。
同時に抑えつけられない。アイデアがどんどん出てくる。
実現可能性という観点からは簡単ではないのは私でも分かる。
でも、どんどんアイデアが出てくる。どうしようもない。変な感じ、と思いながら目を閉じた。

今朝

起床後にお風呂に入った。
浸かりながら何となく昨日のことを思い出しながら考えた。

「あー、そうか。昔仕事してた時、大小問わずアイデアが出てきた時はこんな感覚だったな。」

ただ、今回は違う感覚だ。脳の奥深くから自然と出てくる感覚、と言えばいいだろうか。
同時に「幸せ」を感じる。なんだか涙がとめどなく流れてくる。
さらには、プロバスケチームに関するアイデアがどんどん出てくる。

一人で、真っ裸で、勝手に幸せを感じ、涙を流し、プロチームのアイデアを妄想する...なかなかの光景だw

馬鹿だなー。ただ...馬鹿ができるのは幸せですよ。

背景その1

この状況に至るまでの経緯を思い出し、大きく3つほど影響したものがあると考えた。

まず1つ目。
うつ病治療開始直後は眠れない。せいぜい2時間。さらには意欲が湧かない。うつ病に関する本は読めた。だけども長時間は無理。
「眠れないし、どうしよう?」という時にバスケットの試合動画を視聴していた。
回復するにつれて、1日3-4試合視聴した。他の動画や映画は観る気もなかった。

つまり、「体調が悪い時でもバスケは観ていた」という点は重要視して良いと考えている。

背景その2

バスケがご縁で知り合ったある方に病気のことを相談していた。
その方のお知り合いにも同じような病を患った人がいたことでお互い共感した。
今回の再診日前日や当日にも連絡を取って相談していた。

答えを得ることが最大の目的ではない。相談することで「何か」が得られることはよくある。これはとても大事なことである。

背景その3

先週末に茨城ロボッツの本拠地である「アダストリア水戸アリーナ」へ観戦に行った。
今シーズンのバスケ観戦自体はもちろん、茨城ロボッツの本拠地で観戦するのは人生初めてだ。
引っ越しをするということで、茨城ロボッツを観戦したいという子供の夢を叶えるために出かけた。

茨城ロボッツのブースター(ファン)を通称「ロボブ」と呼ぶ。
ロボブの皆さんの愛の大きさはSNSだけの反応を見ても分かる。
現地を訪ねても優しく対応してくれ、困ったことがあれば手厚く行動してくれる。
色々あるが、「ビールの売り子さんはアリーナにいますか?」と質問してみた。いなければ売店で買おうと思っていた。
ロボブさん「いますよ。緑の服着てるんだけど...見つけたら呼びますね!」
いやいや、呼んでもらうのは手厚すぎるでしょ。私はどっかのお偉いさんでもなく、うつ病で借金生活の身分ですからw
結果、その売り子さん達とめちゃくちゃ仲が良いのが判明した。繋がりの強さを感じる。

さて、その時点ではバスケ観戦自体も最後と考えていた。
子供がロボッツ大好きということで、少しでも記念になることはないか?と考えて行動した。メガホン買った。この1試合でしか使わないのに...
まあ、めちゃくちゃ応援していたから元取れたと思う。

「そうだ!」と頭に浮かんだことがある。
茨城ロボッツの堀オーナーのことも家族で話をしていたから、チャンスを伺って記念に写真撮らせてもらおうと考えた。
「撮らせてくれるチャンスないかなー?」なんて考えてたら、いつもの席にいらっしゃるのは確認。
すると、立ち上がって両手を上に掲げているではないか!
これは私の好きなポーズ。治療開始直後に人生初めて体の中から幸福感と愛があふれ出てきたときに自然とやってしまったポーズ。
勝手に共感をしてしまう私w
その後だっただろうか、1階の客席をぐるりと回って観客に挨拶している。
「今だ!」ということで、家族で彼の後をストーカーのように追っていくw
声をかけると快く写真を撮ってくださった。
息子の将来に良いことがあるようにと握手もしてもらった。
で、ついでに「私も」握手してもらった。

これが重要な点である。科学的証明はできない。できなくて良い。
この「ご利益」があったからこそ、今回のアイデアが頭に浮かんできたと信じている。

なお、具体的なアイデアの内容については後日書けたらと思っている。

うつ病の皆様へ

現時点での私の経験から言えるヒントは以下となります。

死の瀬戸際であっても「何か」に気づいてください
私が自〇未遂をした時は、呼吸音が大きくなってきました。その時に海で潜っていた幼少期の自分を思い出しました。
私が病を患った根源は幼少期にあります。その故郷に帰るということは私が潰れてしまう可能性も低くはありません。ただ、そうであっても、「あの海」で1度泳いでみようと思い自〇を未遂で終わらせることができたと現時点では考えています。

自分に合う治療法を見つけてください
私はすぐに見つかりました。ラッキーでした。
すぐに見つからなくてもゆっくり構えて時間を過ごしていってほしいと思います。

最悪期、もしくは苦しい時でも行動していたり、頭から離れないことを大切にしてください
苦しい時でもやっていたり、頭から離れないことは後々役に立つ可能性があります。それが実現できなかったとしても、挑戦する意欲の駆り立てには寄与すると確信しています。

1秒先に何が起こるか分からない。だから生きてください。
今回の私のエピソードに関してもアイデアが出てくる1秒前まで気づいていません。未来が見える人はどこかにいるかもしれませんが(笑)、我々は見えないから「うつ」になってしまっている。
未来が分からないから面白い。無理に考える必要はありません。
「今」を生きましょう。呼吸をしましょう。
「今」を英語で何と言うかご存じですか?「Now」はもちろんですが...「PRESENT」です。贈り物なんです。
誕生日やクリスマスプレゼントを貰えなくても、「今」というプレゼントを我々は貰っているんです。
もう一つ加えると「live」。生放送の時とかに良く使いますね。で、動詞での意味はご存じなはず。これを「うつ病的解釈」ではw、「今を生きる」です。だから、日本語以外の多言語も面白いなーと思います。

結構長文となりました。
これ以上書くと「うつ」が悪化するリスクもあるので今はここまでw

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