演奏ステージでのアクシデントをリスクマネジメント
アマチュアオーケストラで打楽器を演奏しています。先日投稿した「失敗演奏から学ぶ」に加筆して書き直しました。
撥を落とす
ティンパニの撥を落としたこと、3回あります。1回はティンパニヘッドの上、2回は床まで落ちました。代わりの撥をすぐにつかんで演奏。リスク管理として必ず代替の撥を用意しておきます。
ほぼ親指と人差し指だけで撥を持って大きな音量を出す、しかもロールをするのですから落とさない方が不思議な気がします。楽器でもスポーツでも力を抜けと言うけれど、入れるべき力は入れるのです。
撥が壊れる
ティンパニの撥が壊れて、ヘッドのパーツが花びらのように舞いました。硬目の音が必要なところだったので演奏への影響はさほど大きくなかったと思います。お客さまにもあれは何だったのと聞かれました。
下の写真の右二つのタイプの撥で、布を重ねたヘッドです。真ん中はねじで布を押さえているので突然壊れる心配はないのですが、右は接着材で押さえているので劣化したのだと思います。練習中に予兆があったので補修しましたが本番中に完全に壊れるという最悪の事態となりました。
この撥は思った音が出せて好きでしたが、柄が折れるという弱点もあり、もう廃番になっています。撥は消耗品であると認識して備えないといけません。
スネアの撥は95%『VIC FIRTH』を使っています。いろいろなモデルを使ってきましたが折れたことは一度もありません。『VIC FIRTH』好きです。
写真の左の撥は完全手作りです。柄にはのれんの竹、ヘッドの芯にはシャンパンのコルクを使って原価500円ぐらいかな。
入るところを間違う
オーケストラ全体の演奏を聴いていれば難なく入れることは多いのですが、練習しても“ここ”という感覚がつかめずにどうしても迷いが生じる場合があります。
バイオリンコンチェルトで1拍早く入ってしまいました。ソリストはそれに動じることなく素晴らしい演奏をしてくれました。間違いには、気を付けるしか対策がありません。
それと演奏忘れ。ああ、もう、何で。
練習中の失敗
これは数々あります。
1枚だけの楽譜が落ちる⇒裏打ちして紙の剛性を上げる。
トライアングルのつり紐が切れる⇒紐は独立したダブルにする。
譜面台が下がる。
バチが顏にあたって眼鏡がずれる(#^^#)。
自分ではないですが
特徴あるフレーズのパートが1小節早く入り、オケが完全に2つに分かれてしまいました。私はティンパニ、迷うな、私に集合しなさいと祈って、5割増しの音量で入ったけれど、、、、、、、修行が足りません。その後、数秒でオケは一つに戻りました。
・・・良い思い出も読んでください・・・
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