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【マイヤ・イソラと旅する手帖】を読んで。恋多きクリエイターの人生

マリメッコが好きです。

私が一番好きな柄は「Maija Louekari」さんという方がデザインした「シイルトラプータルハ」という緑色の植物デザインで、その生地を何度も購入してバッグやらポーチやらカメラケースやら作りました。
※趣味がハンドメイド。リバティ生地で子供服をザクザク作った過去は彼方へ。

そのマリメッコのシンボリックなデザインを手がけ続けたのが、マイヤ・イソラ氏。今もアイコンになっている芥子の花「ウニッコ」の生みの親です。

彼女の人生を描き出すドキュメンタリー映画が作られた時、そのビジュアルブックとして誕生したこの本。一般書籍としても販売されているのを見て、購入しました。なんと、購入特典はオンラインでの映画視聴券付き!

しかし、ノンストップ100分の試聴時間を確保するのは、日常生活の中では至難の技。締め切りまでに見られるかが重要です。(視聴枠最大150分の中で一度中断するのはOKらしいけれど)

恋するたびに作品が深まる

マイヤさんは3度結婚して3度離婚し、合間にもたくさん恋をされていました。出会った人の影響でアルジェリアに移住したり、アメリカに渡ったり、人生が波乱万丈という言葉で片付けられないほどエネルギッシュ。そんなにすぐ人と恋に落ちることができることが羨ましい。

でもすぐ恋に落ちる、惚れっぽい、躍動的な人生の根本には「揺るぎない自分への自信」「孤独への耐性」があるのでは。一人でも平気、絵を描くという衝動があれば生きていける。人恋しくてたまらないというよりは、今、自分のクリエイティブに必要なパートナーをその都度選んでいるようにも感じられて(まだ映画を見ていないし、他人が書いた事実の羅列から感じられる感想なので本当かどうかわからない)。

創業者の禁忌を破った花シリーズ

今でこそブランドアイコンになっているウニッコは、マイヤの信念から生まれました。マリメッコ創業者のアルミ・ラティア氏は、「花はそれ単体で完成した芸術だから、デザインの素材には使わない」と断言していたのです。が、それを破って、マイヤは一連の花シリーズを完成させ、提案したと。

ラティア氏はその作品を見て、考え方を改めた。

そして今、このアイコンは北欧デザインに興味を持つ人のほとんどが認知しているのではないでしょうか。

私自信は、ウニッコの生地はあまり買いません。マリメッコの生地は元々がインテリアファブリックで模様が大きくて、クッションやバッグにするには大ぶり。そこで小さくリサイズして印刷したものも多く発売されていますが、ウニッコは身につけるには大味かな?と感じるので。

もっぱら、マリメッコのリュック(真っ黒)や、お気に入りの生地で作ったトートバッグなどを愛用しています。


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ライター和田知子:CLANG CLANG クランクラン
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