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ライターの仕事について

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地方の出版社を経てフリーの編集ライターとして活動しています。 ○ライターの仕事を続けるには ○単価アップを叶えるには ○そもそもライターってどんな仕事? ○編集の視点とライターの…
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#フリーランス

地方でライターを続けるにはどうすればいいかを考える

ライターという肩書きの人は非常にたくさんいると思うのですが、ライターだけで生計を立てるのは非常に大変だと感じます。 しかし。私は地方在住ですが、大先輩ライターさんたちは家を建て、家族を養い、いい車に乗ったりしています。「どうなってるの?」と問いただしたい。本当にどうなってるの? 地方でライター、地域との密接な繋がりが必要 ライター1本で家族を養っているライターさんたちは大体株式会社にしていらっしゃる。一人会社の場合も多いです。 そして、「その地域でライターをしてい

【ライターの仕事】地元デザイナーさんが手がけた雑誌「tayutau magazine」の制作。

「tayutau magazine」について 浜松のデザイナーさんが発行された個人的な雑誌「tayutau magazine」が完成。お声がけいただき、お店の取材をさせていただきました。 「雑誌が好き、雑誌をつくりたい」その情熱を持ち、たったお一人でクリエイターを探すところから、取材先へのアポ、取材立ち会い、デザイン、校正、修正、印刷入稿まですべてハンドリングされた力量に圧倒されます。 人を巻き込むためには、たいへんな勇気が必要です。 プロジェクトの責任感、コスト調整

【ライターの話】ギャラについて。わかってはいるがとりあえず「え?」って思ったことは言う。

ライターのギャラの話 出版物とか多ページ展開の冊子とかパンフとか、「グロス(総量)でいくら」みたいな発注をされると、ページ単価は激安なことが多いと思う。 わかっている。そもそも「予算ありき」で降りてくるから、末端のライターがちょっと文句を言ったところで、変化はほぼない。 でも、あえて言う。 「あー、それは厳しいやつですね」 「それはコピペ連続でもしょうがない系ですね」 とりあえず、私が引っ掛かりを覚えたことは伝えねばならない。 ある程度なければ、正直続かない

【ライターの仕事】まとめサイトに選ばれた、ライターnoteの振り返り(反省・見直し・展望)。

一年前から頑張って書き始めました noteに登録したものの、何を書けばいいのかわからないまま、たまに書いては放置していた数年間。 去年から、「仕事のことを書いてみよう」と突然ライターの仕事noteをちょこちょこ書き始めました。 すると、想像以上に多くの人が読んでくださることに。 特に、「#編集 #ライター 記事まとめ」に選んでいただくと、ビューが数万人に跳ね上がるという現象が起こります。 そこで、選んでいただいたnoteまとめ 傾向も対策も私にはわからず、そもそも

【ライターの仕事】確定申告がとりあえず終わったのでホッとしました。

この時期はフリーランスの人たちはきっと「確定申告で忙しい」「まだ何も入力してない」「それどころかレシートどこ」という状況なのではないかと。 フリーランスではなくても、働き口が二箇所以上になると確定申告しなきゃいけないし、副業が20万円超えたらやらなきゃらだし、会社員の時は年末に源泉徴収をもらうだけだったので最初は戸惑いました。 そして私はもう10年以上フリーランスをやっていますが、未だに確定申告のことはよくわかりません。 最初は訳もわからず白色で素直に申告し、膨大な健康

【ライターの仕事】自分のキャリアを客観的に伝えることは大切だなと。

ライター以外の仕事の場 フリーランスで仕事をしていると、わりとスケジュールに融通がきくので。 たまに全然違う仕事をしに行きます。浜松は農業が盛んなこともあり、日雇いバイト的な農作業の仕事がちらほら。 農家の友人からみかん切りの仕事を頼まれ、月に1〜2回お手伝いに行きました。 現場に集う様々な職種のフリーランスたち 私が参加した現場は、高齢化が著しい農業の現場において、わりとレアな「30代、40代の現役世代が集う」みかん農園。 ほぼ女性ですが、様々な職種の人が集ま

【ライターの仕事】家族がいることのメリットとリスク。病気のリスクは大きい。

この4ヶ月くらいインフルエンザと常にたたかっている 9月の二学期開始から、ずーっとインフルエンザの存在に怯えてきました。当初は我が子以外の学年が学級閉鎖して、うちの子はかからなくてよかったよかったと思っていたら10月。取材旅行に出かけた際のランチ中に小学校から私のスマホに電話。 「お子さんが、喉が痛くて頭が痛いようなので、お迎えをお願いします」 私、その日から二泊三日不在。 我が家は、主人も基本在宅勤務で家にいるのと、今となっては感謝しかない主人の親との完全同居スタ

【ライターの仕事】ローカルな場所をうろうろして少しずつ編んでいく人脈

私はもともと東海圏(愛知岐阜三重)で働いていたので、静岡に移住した時は完全にアウェイでした。 ここで仕事を得るには「すっごく苦手だけど売り込みをしなければいけない」。仕事を紹介してくれるツテが何もない。 しかし売り込みなんて超苦手(ライターだけど。ライターのくせに。ライターなのに!)。 私自身は紙媒体の編集からライターになり、WEBの知識は皆無。静岡移住当時は、おそらくWEBライターの黎明期でした。いち早くWEBライティングに切り替えたライターさんは、現在でも「かなりい

【ライターの仕事】30年ローカルで活躍する女性から新しい視点を学ぶ

パンフレット打ち合わせの現場にて ある企業のパンフレットの仕事をいただいたので、打ち合わせに行きました。企業の広報担当者とWEB担当者、代理店の担当者、デザイナーさんと私がテーブルについて、今回の企画について概要を拝聴。 すでにパンフレットはかなり進んでいて、あとはコピーだけの状況まで完成したものの半年くらい放置されていたそうで。企業の広報さんが忙しすぎて。 もうそろそろほんとに進めましょう! とデザイナーさんがお尻を叩き、ついに私が呼ばれてコピーの打合せ。 正直な