フリーランスは実績づくりに魂を込めよ
今は、大手企業がフリーランスとして働く個人と契約を結び、仕事を発注する時代です。
発注する企業からの視点に立つと、BtoBの領域においては、多くの企業+一部の個人ということで、個人で行っているサービスが目立ったのかも知れませんが、発注先がBtoCの領域にまで拡張されたというイメージを持っています。
フリーランスで働くひとが増えると、それだけライバルも増える、企業が発注する選択肢も増える、案件争奪戦が激化して、案件を取りづらくなり、取れたとしても単価が安いものになる、という事態は容易に想像がつきます。
そこで、フリーランスに必要なのが、実績づくりです。
自分が発注者側だと想定してみてください。
で、どういう観点で発注先を選ぶか考えてみると、やはり実績で選ぶのではないでしょうか。
もちろん、料金体系やコミュニケーション手段や納期や体制など、選定する指標は多くあれど、発注者側は実績で選ぶケースが多いです。
私も、発注者側の場合は、①実績→②料金→③担当者との相性、この順番で選んでいます。
順番は同じ、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、私の選考基準は、ひととちょっと違った観点かも知れませんので、また別の機会に紹介しようと思います。
で、フリーランスは、実績が大切という話。
金額や安く、コミュニケーションも良好だけれど、実績がゼロのひとと仕事したいと思いますかね。私は思いません。。。
サービスを受けた(利用した)場合、どんなものを提供してくれるのかというイメージが発注者側に描けないと、受注には至らないと思います。
サービスを知ってもらうことは大切ですし、そのサービスを世の中に展開して、どんな業種のひとが満足したのか、どんな提案をしてきたのか、何にいくら掛かるのかなど、発注した場合を想定して、検討します。
そのときに、実績がない、もしくはウェブサイト上でわかりづらい場合は、すぐに選択肢からはじかれます。
じゃあ、フリーランスになりたての方や、これからフリーランスになるという方は、どうやって実績をつくればよいのでしょうか。
それは、「お金を払ってでも実績をつくる!」という考えが必要なのです。
「え?これから稼ぎたいのに、何でお金を払わなきゃいけないの?」と思った方のために、解説します。
お金を払ってでもという言葉は、やや大袈裟かも知れませんが、実績をつくるためには、たとえ無償でも取り組んだ方が有効だという話です。
例えば、ライターを目指している方であれば、タダでもいいから書かせてください!と営業をかけてみる。ウェブマーケターなら、お金をいただかないので勉強のためにSNSの運用をやらせてください!と持ちかけてみる。司会業を目指すのなら、無償で請け負わせてくださいとSNSに投稿するなどです。
ここで注意しておきたいのは、無償でやる仕事は、必ず事前に発注者側へ実績として公表しても良いかを確認しておく、という点です。
この確認をしなかったら、単なるタダ働きになり、事業資産にならないからです。
企業の案件でなくても、実際に自分でウェブサイトやランディングページをつくってみる、ブログや電子書籍などをつくってみる、You Tubeで仕事を発信してみるなんてことも有効ですね。
企業案件の対応実績よりは、若干弱い気がしますが、無いよりはマシです。
さらに、お金を払ってでも実績をつくるっていうのもアリだと思います。
お金を払って仕事を請け負うなんて、普通に考えたら非常識ですよね。
でも、本当に実績として必要であれば、それくらいやった方が良いです。
私も過去に何度も持ち出しや手弁当で仕事をしたことがあります。
何だったら今月、既にそういう類の案件がありました。
自分の事業を世の中に知ってもらうために、取引したい企業から選ばれるために、必要なマーケティング活動だと捉えています。
実績づくりに迷う方は、発注者側の視点に立って、どんな相手だったら取引したいかを考えることと、自身の仕事を誰に伝えたいかを明確にして、コツコツと取り組むのが良いと思います。
ちなみに、実績づくり案件というものも弊社で行っています。
私は基本的にひとりで会社を切り盛りしていて、クライアントから多種多様な依頼があります。
私の知っているフリーランスにお声がけして対応しているのですが、業務内容によっては、クラウドワークス的なサービス頼んだり、SNSで募集したりしています。
もし、実績づくりとして仕事がしたい!という方がいらっしゃいましたら、お気軽にDMやコメントください。
素敵なフリーランスライフを✨
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