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広報活動に必要な“広聴”

広聴」は、ステークホルダーの「本音」を拾い上げる取り組みです。
簡単にわかりやすく言うと、お客様アンケートや口コミなどがそれに該当します。

先日、メディアリレーションの一環で開催したオンラインミーティングで、この貴重な言葉をいただきましたので、アウトプットしたいと思います。

広聴は、あまり聞き馴染みのない言葉ですが、ステークホルダーの意見や要望をヒアリングする活動のことを指す言葉で、行政機関などで積極的に実施されてきました。

言葉の響きでは同じ「公聴」がありますが、日本広報協会では、こう定義されていました。

漢字のとおりに解釈すれば、「広聴」は「広く一般の意見を聴くこと」、「公聴」は「公に意見を聴くこと」または「公的機関が意見を聴くこと」という意味になるのでしょうか。
行政機関では、「広聴」も「公聴」も、「国民や住民の行政に対する意見・要望などを聴く活動」を表す同義の言葉として使われています。
ただ、一般的には「広聴」のほうが多く用いられており、国語辞典などでも、行政の広聴活動を意味する用語としては「広聴」という漢字が使われています。
「公聴」は、行政機関が重要事項を決定する際に、学識関係者や利害関係者などに意見を聴く「公聴会」に限定して使われています。

最近では、この広聴を企業の広報活動に取り入れるところが増えています。

広聴は、ソーシャルリスニングと呼ばれることもあるそうです。
社内外のステークホルダーから、自分の組織や取り組みに対しての期待、評価、要望などをヒアリングすることを意味します。

意見を聴くという行為はとても大切で、私はいつも心掛けています。

個人的には、利害関係のない第三者の意見を聴くことも重要だと捉えています。

事業を推進していると、プロダクトアウト思考になりがちなので、マーケットイン思考で、市場の声を聴き、咀嚼して事業に活かすことが大事ですよね。

商品やサービスを提供したい対象者の意見を聴くことによって、隠れたニーズやウィークポイントなど、自分では気づかなかったポイントを発見することもあるでしょう。

広報部門だけではなく、あらゆる事業活動において、大切にしたい言葉ですよね。


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