見出し画像

アーティスト・デートの効果と実践例

アーティスト・デートという言葉をご存知でしょうか。これはジュリア・キャメロンというアーティストが提唱する概念で、「自分の内にある子供(アーティスト・チャイルド)と過ごす」という意味です。

推奨されているのは
・毎週1回、2時間程度
・自分がしてみたいこと、楽しめそうなことを
・自分一人で行う

というプロセスです。

実際には毎週2時間なんて取れないという人も多いでしょうから、そういう人はあまりこだわらずに1時間でも30分でもいいでしょう。
しないよりずっといいはずです。

自分の中にいる「子供の自分」とデートをする、という風に言い換えてもいいかもしれません。
自分一人で行うことですから、「自己啓発かな?じゃあ読書をしなければ」とか「ビジネスパーソンたる者、休日は競合の店舗に調査に行かねば」とかいう風に考える必要はありません。
ただ単に純粋に自分がしてみたいと思えること(=自分の中の子供を楽しませること)をする、これだけです。

例えばこんなことがあります。
・降りたことのない駅で降りる
・絵なんて描いたことのない人が1回だけ絵のレッスンを受けてみる
・プランターに土を入れ、植物を植えてみる
・海や山にハイキングに行ってみる
・友達にあえて手書きの手紙を出してみる
・ジグソーパズルをしてみる

これらの例からも分かるように、本当に何でもいいのです。
心の赴くままに出かけ、何かをして、日常に戻ってくる。そういうイメージです。

これを行うことで何かいいことがあるのか?それは「やる気」とか「創造力」とか「ひらめき」といったものを回復させるはたらき、と考えられます。
「やる気・創造力・ひらめき」といったものは、日常生活で少しずつ消費されてしまい、いつかは枯渇してしまうものです。
それを回復させるのがアーティスト・デートの大きな効用です。
提唱者のジュリア・キャメロンの言葉を借りると「創造の井戸を満たす」ということです。

日頃のビジネスで乾いてしまった自分の内面を、アーティスト・デートで潤す。
そういったサイクルを回していくことで、自然とビジネスも良い方向に向かっていくのではないでしょうか?


よろしければ、サポートお願いします! もっと分かりやすく、ビジネスの話題を提供できるよう、勉強資金に使わせていただきます。