業務量削減をDX(デジタルトランスフォーメーション)の目的にしてはいけない
DX(デジタルトランスフォーメーション)がコモディティ化されつつある現在、変革を目指して進めている企業がかなり増えてきました。
DXの実現により得られる様々なメリットとその理解が進んできたとも言えるのではないでしょうか。
抽象的なメリットで例えれば、無駄を減らすことがこれにあたります。
いわゆる企業がお金を出して購入したものが無駄になってしまうことが少なくないわけですが、これを最小限にとどめるわけです。
費用対効果の最適化とも言いましょうか。
最近は、無駄を減らすためにデジタル技術を活用して、使い余ってしまった物品やサービスを必要なところに振り分けることもできるわけです。
これは、あらゆる業務で応用できます。
うまく応用すれば、業務量を削減することが可能です。
しかしながら、業務量を削減を第一の目的にするべきではありません。
もともとデジタルトランスフォーメーションは、既存習慣の変革が本質なのです。
それ故、確かに合理化を実現する事はある意味目的のひとつですが、それにとらわれすぎると狭い範囲でしか利用できなくなってしまいます。
そうすると、新たなビジネスモデルの創出をするような事は難しくなるでしょう。
その結果、行き詰まってしまうことが考えられます。
それよりも、もう少し広くデジタルを活用したトランスフォーメーションを捉えて、より合理的にそして幅広く活用していくことが重要です。
その時には、あらゆるデータを活用することで今までとは違った使い方が見えてくるはずです。
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