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ビジネスではコールドリーディングよりもホットリーディングが有効

コールドリーディングとは会話術のひとつで、相手の情報を事前に知らなくても、仕草や話し方、何気ない会話などから相手のことを言い当てることです。
これにより、「あなたよりもあなたのことを理解している」、「あなたを見抜く力がある」など、相手に信じてもらうためのテクニックです。

コールドリーディングの「コールド」とは、事前準備なくとか、即興でという意味です。
何も事前に知らないのに、そのひとのことを言い当て、「この人は私のことを理解している!」と相手に驚きと感動を持ってもらうことで、相手がこちらを信用するきっかけを作るのがポイントです。

条件反射的に会話を進めていくコールドリーディングは、洞察力や質問力が問われますが、逆に、事前に相手のことを調べていたのにそれを隠し、あたかもその場で言い当てたかのように見せる話術のことを、「ホットリーディング」と呼びます。

事前に下調べをしておいてから言い当てたかのように見せるテクニックなどとして使われる場合があります。

ホットリーディングは、取引先との交渉を有利に進めたいときにも活用できます。
相手の情報を事前に調査して相手と共通の話題を持っているように見せて、相手からの信頼を得られれば、こちらが優位となるように会話を進められるのです。

性格や癖についての情報、趣味や趣向についての情報、悩みについての情報など、事前に調べられることは調べておき、必要に応じて小出しにしていくと、会話のイニシアティブをとることができますし、安心感を覚えることもできます。

相手の本音を聞き出しやすくもなるので、ホットリーディングはビジネスでも有効だと思うのです。


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荒川 明夫 (AKI) ┃ DX推進アドバイザー │ note毎日更新
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