「デジタル田園都市構想」の実現によってデジタル格差は解消されるのか
デジタル庁が進めている、「デジタル田園都市構想」について、取り上げてみたと思います。
その前に、デジタル庁が目指してているビジョンをおさらいしてみると…「デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会」
( 「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」(R2.12.25) )
それを図に示したものがこちら ↓
誰一人取り残さないデジタル社会の実現には、情報格差というよりも設備格差、意識格差が大きいように思うのは自分だけはないはずです。
都市部と田園部では、設備もまったく異なりますし、通信環境も違います。
そんな状況と課題感のなか、「デジタル田園都市構想」について、議論が活発になっています。
デジタル庁が公開した資料を貼っておきます↓
https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/digital/20211224_meeting_promoting_02.pdf
確かに地方都市はデータ連携が活発ではなく、個々に所有する情報に頼り、データの融通は個人情報保護の観点が邪魔をして、なかなか前のめりに行かないのが実情だと思います。
こうやって(↓)、公共事業としてデータ連携が盛んになれば、民間企業のサービス展開、既存事業の拡充など、企業にもユーザーにも良い環境になるのではないでしょうか。
この「デジタル田園都市構想」を足がかりとして、データ連携が図れることを前提にサービスを組み直していくと、誰一人取り残さないデジタル社会というものになるのではないですかね。
スマートシティという枠組みではなく、デジタル基盤にもとづいた都市部と田園部の再構築が始まろうとしています。
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