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今更ながら鬼滅の刃を見た 無限列車編

妙に評判のいい無限列車編をついに見ました。
配信されていたのが、追加エピソードの収録されたテレビ版しかなかったのでそっちを見ました。
これは見て分かった事ですが、この映画の主人公はどうも炭治郎でなければ機関車でもなく、煉獄さんなのではないでしょうか。
これはまさしく煉獄さんのための映画だ、というのが私のこの映画への全体的な感想です。

アニメ版では冒頭で弁当屋さんを一般鬼から守る煉獄さんのオリジナルエピソードが追加されているため、これで煉獄さんがとんでもなく強くていい奴だって事はわかりました。
柱会議にいた人だという印象しかなかったのですが
、あとの展開でも一般鬼を瞬殺して、頼れる先輩力を見せつけていました。
これには炭治郎達も今までした事ない様な顔してますね。

ここまでひたすら煉獄さんの凄さを見せつけられてきたのですが、この映画ではもちろん炭治郎や伊之助、善逸、禰豆子の見せ場も用意されています。
この全員が揃っていなければ乗り越えられなかったというのが、この映画のいいところですね。

やはり敵も劇場版仕様という訳なのでしょうか、魘夢は相当厄介な技を持ちながらも、慢心せずに周到に計画を進めていますね。
敵には夢を見せますが、自分はしっかり現実を見れています。
見れていなかったのは戦う相手のデータでしょうか。
彼は柱の実力を知らなかったのです。鬼社会は横の繋がりが乏しくて、情報が手に入らないのかもしれませんね。
肉体ではなく精神を攻撃するという発想はよかったのですが、精神面でも煉獄さんは尋常じゃなかった。あと炭治郎の精神力が普通にどうかしてたのも運が無かったですね。
そのあたりの敗因をしっかり振り返れていたので、彼はやっぱり出来る鬼です。次は頑張ろう。

おそらくですが、この映画を煉獄さんの映画にしてしまったのは、この後の展開なのでしょう。
猗窩座は突然やって来ました。すごく突然です。この突然さは映画用に作られたストーリーではなく、元々あった話を映画にしているだけなので仕方ないのですが。

煉獄さんと滅茶苦茶熱いバトルを繰り広げる猗窩座ですが、こいつ色々距離感おかしいタイプの鬼ですね。
いきなりやって来て「鬼になろう」とか言われて「はいなります」なんて事になる訳ないですし、杏寿郎の事「杏寿郎」「杏寿郎」って呼んで馴れ馴れしい奴ですね。
しかし、杏寿郎が死にかけて焦ってたので本気で友達になりたかったのかも知れませんね。

そして、煉獄さんの劇的な最期をもってこの映画は煉獄さんの映画となりました。
圧倒的な強敵を前にあと一歩の所まで攻め込み、後輩たちを守り抜いた上での絶命という場面をドラマチックに描き、煉獄さんは英雄となったのです。
ここで煉獄さんが退場した事で、彼は今後の展開で下げられる事もなく、最高の状態で永遠に人々の記憶に残り続けるのです。


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コウベヤ
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