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パワポでチラシを作ってみよう

2024年4月からお世話になっています、グラフィックデザイナーのあーねと申します。
前回投稿してから一週間しか経っていませんが、12月も下旬にさしかかろうとしています。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
時期的にも街中ではイルミネーションが光り輝き、人々が浮かれているように見えるのに自身は年末進行でぐったり…や、忘年会楽しみ!でしょうか。
ママパパは子どもたちへのプレゼント入手に四苦八苦していたり、隠し場所に困っていたり…でしょうか。
スマホやPCばっかり見てないで、たまには空を見上げて息抜きもしてくださいね🌃

さて、前回の記事で触れた「チラシをパワポで作ってる!!!」ですが、ほんのちょっとだけ私から手助けできればと思い、記事にしました。

みんな知ってる「Microsoft PowerPoint」

使い方は知ってても、うまく活用されてないんじゃないかと思います。
機能のごく一部を紹介しますので、参考になれば幸いです。

1)スライドサイズを塗り足し込みのサイズにしよう

作りたいサイズがA4なら、各辺に3mmずつ追加して横216mm×縦303mmに設定します。(幅21.6cm、高さ30.3cm)

塗り足しとは…
フチ無し印刷をするために、背景などをはみ出して作る必要があります。
断裁する機械の性能が良くなったとて、1〜2mmほどズレてしまうことがあります。そのときに、紙の色(白)が見えてしまわないように、実際のサイズより大きめに印刷して、はみ出し部分を切って整えます。
(ケーキなど端っこを切って売るときの見た目をきれいにするイメージ)

ただ、印刷会社や何を作りたいかによって、この塗り足しサイズは異なりますので、用意されているテンプレートを使用するなど、必ず確認してください。

2)ガイドを活用しよう

ガイドって活用されていますか?
「リボン→表示→ガイド」があるので、チェックをつけて表示してみましょう。

macでの見た目

点線がガイドです。
外側の点線・・・A4サイズ
内側の点線・・・点線の内側が文字などが見切れてしまわない安全地帯
        これは各辺5mmほど内側に設定しています

青い部分がA4サイズ

ガイドを引きたいサイズの図形を挿入して、それに沿うようにガイドを挿入しています。

このガイドは縦横好きな場所に挿入でき、新しいページを追加しても同じ場所にガイドが入っていますので、全ページの文頭や図、写真の位置を揃えるのが簡単になりますので、ぜひ活用しましょう。

3)色をCMYKにしてみよう

カラーの設定から「CMYK」つまみを選択して、色を調整してみましょう。
数値を調節して、3%未満の色や小数点以下が表示されていれば整数にすることで、印刷したときに、色が黒っぽくなったり沈んでしまう現象が改善されるかと思います。
これは文字の色や、図形の塗りや線の色に適応できます。
ファイル毎に設定できるのか、オブジェクト毎に設定しないとダメなのか…まだ手探り状態なのでもしご存知のかたいらっしゃれば教えて下さい。

4)フォントを工夫してみよう

パソコンにあらかじめインストールされているフォントだけでなく、いまはさまざまなフォントが配布されています。
利用規約をよく読んで、試してみるのも面白いです。

ただ色々インストールしてしまうと、パソコンの動作が重くなるので、使用しないときはアンインストールしておくのが無難です。
また、紙面にたくさんの種類のフォントが使用されているのは非常に見にくくなります。
メインのフォントを決めておいて、"強調したい部分や見て欲しい文言"に違うフォントを使用するのがいいかと思います。


一部をご紹介します。
Googleフォントhttps://fonts.google.com/?subset=japanese
Googleが公開しているフォントで、日本語も豊富にあります。
Windows←→Mac間でもほぼ問題なく使えています。

★太さの種類が豊富なバリアブルフォント
Noto Sans Japanese(シンプルなゴシック)
 https://fonts.google.com/noto/specimen/Noto+Sans+JP?subset=japanese&script=Hira

Noto Serif Japanese(明朝体) https://fonts.google.com/noto/specimen/Noto+Serif+JP

M PLUS Rounded 1C(丸ゴシック) https://fonts.google.com/specimen/M+PLUS+Rounded+1c

Oswald(インパクトのある英数字フォント(一文字の幅が狭い))https://fonts.google.com/specimen/Oswald

Zen Maru Gothic(しっとりした感じの丸ゴシック)
 https://fonts.google.com/specimen/Zen+Maru+Gothic

Kaisei Decol(遊び文字、かわいい)
 https://fonts.google.com/specimen/Kaisei+Decol

Mochiy Pop One(遊び文字、太い) https://fonts.google.com/specimen/Mochiy+Pop+One?query=Mochiy+Pop+One

5)入稿してみよう

チラシが完成したら、実際にプリンターで印刷してみましょう。
画面でみるのと、印刷したときの印象は全然違いますので、調整してみるのもいいかもしれません。

パワポのまま入稿できる印刷会社も増えましたので、入稿手順や保存するバージョンなどは、印刷したい会社のご利用方法などをよく読んで、入稿してください。
PDFで入稿する場合は、「印刷に最適」や「プレス品質」を選択すると、きれいに印刷することが可能です。

そのほかにも機能たくさん

パワポを利用するにつれ、「こんな機能もあった!」「これはイラレにも採用してほしいかも」な事がわかってきました。
細かい設定などはできないものの、十分使用できるんじゃないかと思います。またどこかで発信できれば、ご紹介したいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

アドベントカレンダー、私の担当は今日で最後です。
みなさま、良いお年をお迎えくださいませ。(宝くじ当たりますように!!!!!)

さいごに

アドベントカレンダーを実施しています!
これからPREVENTの開発チームによる情報発信を盛りあげて行くため、今年初めてアドベントカレンダーを開催しています。

私はデザイナーですが、モバイル開発だけでなくWebやデータサイエンスチームの投稿もありますので是非ごらんください。

これからもPREVENTをよろしくおねがいします!


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