【完全解説】アンティーク ロレックスの価値~ROLEX マルコーニの魅力!最高の時計
プレステージコイン 店長です。
前回のブログ
【完全解説】オールド ロレックスの魅力!伝説の「ROLEX マルコーニ」について
に引き続き、アンティークロレックスの魅力について語っていきたいと思います。
③ロレックスのイメージ確立
現在において、ロレックスのブランド力は、スイスにおいてムーブメントなどを設計~開発から製造までを一貫して行う『マニュファクチュアール』として強力に成長し、ブランド力を誇示し、世界中の人々に知られています。
「かっこいい」「お金持ち」「エリート」「成功」などのイメージがあり、王冠マークはあこがれの的となっています。しかし、戦前の成長・拡大期においては、スイスにおさまらないグローバルかつ多様なブランド展開を行っていたのです。
1930年代、ロレックスはある程度のブランド力を確立していたと言われています。時計市場のおいては、パーペチュアル(Perpetual)、オイスター(Oyster)などに代表されるように『スポーツモデル』としての地位を確立していました。
しかし当時の時代背景、つまり1930年代は世界恐慌を皮切りとした大不況でした。よって、人々は働くこと、いや仕事を探すことに精いっぱいであり、スポーツモデルの時計は富裕層の趣向品だったのです。そう、スポーツモデルの時計は普遍的なモデルとは言い難い状況でした。
そのような時代背景もあり、1910~1920年代には、多くのディフュージョンラインを展開し、ロレックスはさまざまな手法で市場にアプローチしていたのです。
ディフュージョンラインとは、ロレックスとしてのブランド価値を維持しながらも、価格を抑えて、より多くの方々への販売拡大を狙う戦略です。その後の1920~1930年代は、ロレックスにとってまさに成長期であったといえます。
先程から紹介している『ROLEX MARCONI(ロレックス マルコーニ)』は、ノーベル物理学賞を受賞したグリエルモ・マルコーニの名前に由来しています。彼はイタリア生まれであり、ロンドンで会社を開設しました。知名度、先進性のイメージがある『マルコーニ』の名によって、自社時計のブランディング展開を行ったしたのです。
チュードルについても、イギリスでの市場拡大を目的にしており、エリザベス1世を輩出したイギリスの王家の一つ『チューダー家』に由来しています。著名な王家の名前をブランド名にすることで、イギリス庶民に親しまれるブランドとして展開することを狙ったのです。
このように、1920~1930年代のロレックスは、現代の統一的なブランド戦略とは異なり、全世界的にさまざまなブランドを展開し、マーケットにアプローチしていたのです。
もう生産されていないロレックスのディフュージョンライン、その中から、あなただけの『最高の時計』を発見できることでしょう。一品生産が多いことから、その価格はプライスレスであり、販売されている時に購入されることをお勧めします。一期一会の出会いなのですから。
これから、シリーズで『ロレックス マルコーニ』を中心として、アンティーク ロレックスの魅力について語っていきます。本当に奥が深く、現代のロレックスとは趣が異なるイメージを持たれる方もおられると思います。きっと、ますますロレックスが好きになりますよ。
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