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隣の芝生は青くない

私は様々な会社に転職をした。転職の理由のほとんどは、上司が気に入らない、給料が上がらない、取締役になりたいなど、誇れたものでもない。これほどの転職を繰り返してわかったことは、「隣の芝生は青くない」ということだ。結論から言うと、自分自身が変わらないと自分が置かれる境遇は変わらない。もっというと、災いは自分が招いている。

ドラえもんに「独裁スイッチ」というひみつ道具があった。自分が嫌いな人間を、そのスイッチを押すことによって消すことができるという道具だ。のび太は不満に思った人を次々に消していくのだが、ジャイアンを消すと今度はスネ夫がジャイアン化する。そういうことを繰り返していき、最後には独りぼっちになってしまうという、恐ろしいストーリーだった。何が言いたいかと言うと、組織には同じような人が必ずいる。ところ変えても結局同じような態度を自分に向けてくる人は居なくならず、どこに行っても同じような境遇になってしまうということだ。

そしてもう一つ、環境は人を変える。そういう意味では、転職で芝生を青く変えることはできるのかもしれない。つまり環境を変えてもいいが、そこで自分自身を変えられなければ、結局境遇は変わらない。決して青い芝生の楽園は無く、自分で青く変えるしかないのだ。

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