深刻すぎる人手不足
マジでやばい状況
以前にも少し触れた深刻な人手不足。
更に深刻さが増しているように感じます。
つい先日、私の身近で真逆の事案が起きました。
一つはカフェの新規open。
〜スタッフ確保に大苦戦。
もう一つはビストロの閉店。
〜スタッフ不足で已む無く1店舗を閉めることに、、、。
どちらも人手不足が大きな問題です。
新規openのカフェ
都心の一等地、新規openのカフェがスタッフ募集をかけました。
キャンペーン価格とはいえ募集費用は4週掲載で約10万、、、
ネット検索トップページ掲載のオプションをつけたそうです。
この新店舗のオープニングスタッフの時給は次の通りです。
フロアスタッフの時給は¥1250〜
調理スタッフの時給は¥1400〜
4週の掲載で実質8名の応募があり、4名は連絡取れず。
2名は面接調整まで漕ぎ着けたもののドタキャン。
残りの方もOUT!
このエリアの平均時給だそうですが、やっぱり全然低いの
かもしれません。
次は時給を上げて募集をかけるとのこと、、、
飲食にあって、比較的応募者が多いとされるカフェでもこの有様😓
マジでヤバいですね。
スタッフ不足で四苦八苦している事業者様は少なくない、、、
挙句、店舗数を縮小している事業者も見受けられます。
面接はされていると思った方がいい。
面接時、応募者は敏感に店の雰囲気を察知します。
面接担当者の言葉使いや態度、他のスタッフや店の雰囲気、、、。
細かいことが引っかかってしまう、、、
それで辞退してしまうケースが少なくありません。
戦力になるような応募者はそれなりの観察眼を持っています。
そして
“新しい店で働くのは緊張するし怖さもある”
これが応募者の本音、、、
今や面接は店側が一方的にするものでは無く、むしろ面接担当者が
店側が見定められている、そんな風に考えて臨んで欲しいと思います。
従業員の定着化が急務
従業員の定着化を真剣に、そして速やかに考慮するべきです。
飲食業界の人手不足は更に悪化傾向が続くと考えられています。
スタッフ不足?
うちの店は大丈夫、、、😤
ぜひ余裕のあるうちに従業員の定着化に重きを置いて欲しいです。
時給UP☝️、シフトの改善も考慮するべき事案ですが、
如何に居心地の良い職場環境を保てるか、、、問題はそこです!
時給より居心地、、そう考えるスタッフは実に多いのです!
【参考例】
【ケース1 従業員13名 18坪居酒屋】
●計らずもがな出来上がったスタッフ募集のネットワーク。
私の長いお付き合いの居酒屋さんの話。
バイトさんは全て同じ大学の学生さんに限定しています。
そうなるとどうか、、、自ずと同じ大学という連帯感もあり、
積極的に先輩から後輩への人脈ネットワークが広がります。
特に時給が高いわけではない。
安心感や働きやすさや連帯感、、、そういった見えない部分が
この人脈ネットワークの基になっているのだろうと見受けられます。
真似しようと思って出来るものではないでしょうが、一考の価値は
あると思います。
【ケース2 従業員23名 カフェ1店+居酒屋2店】
●怠らないスタッフケアが功を奏している。
ある出来事が発端で、この事業者は7年ほど前からスタッフケアに
余念がありません。
年2回のスタッフ個人面談、、、
これがこの会社の実施するスタッフケアです。
微力ながら、お手伝いさせていただいております🙇
会社、店舗への不満、要望、改善点の提案、、、
場合によっては個人の将来展望までお話を聞くことになる。
スタッフの現状把握と同時に、時には捌け口にもされています😅
勿論、それぞれの不満要望を全て解決できるはずもないのですが、
そういった“意見を聞き入れているという姿勢”がスタッフと会社の
信頼関係を築き、また距離感を縮めたりもしています。
連帯感を高める。
それが結果として従業員の定着率につながっている事は間違い
ありません。
コロナ禍を含めたこの5年間での離職者は5名。
それも結婚と卒業→就職が理由という円満なもの。
業態転換もいち早く取り組んだり、助成金や補助金などできる事は
全て取り組んだこの事業者ですが、これもスタッフとの信頼感や
連帯感があってこそ速やかに実地できたと考えられます。
今直ぐ従業員を確保しなければならない!
そんな飲食店はたくさんあるのは承知しています。
しかし従業員の安定雇用、定着化に重きを置いて欲しいのです。
どうすれば従業員の長期雇用定着につなげられるのか。
これからますますスタッフは“店舗の財産”となります。
間違いありません。
時給を高くして雇用確保できたとしても、そのスタッフが定着して
くれるとは限りません。
雇用してからが肝心なのです。 🙇