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これは、誰が作ったのかな?
小さな食堂、ラーメン屋さん、お寿司屋さん。又は、バー。
このような店舗は、多くは働いている人の顔が見えるご商売です。
顔が見えると安心感があり、当然誰が作っているのか誰がいるのかもわかります。所謂、カウンターキッチン。オープンキッチンの業態。
お客様と、お店のスタッフが顔と存在が確認できて、双方に利点がある
とても、楽しいスタイルです。
僕は、お客の立場でカウンターに座ることもあれば、スタッフとしてカウンターに立つこともあります。
いずれも、どちらの立場も緊張してしまいます。
緊張するするのですが、客としても、スタッフとしても、カウンターは一種のアミューズメントでとても好きだし、楽しい。何と言っても、料理を作っている人と話ができることは、なかなかありません。料理屋、お店、カウンターに立っている人などに興味があれば、カウンターに座る確率は高くなると思います。
お客様から見たカウンターの醍醐味
・作っている人と会話ができる。
ひとりで立ち寄っても、だれかスタッフが気にかけて話しかけてくれるパターンが多いです。なので、もしカウンターをご希望で、話しかけられたくはないようでしたら、本を読まれると良いかもしれません。
話しかけないで!と言うオーラを出しても時々チャレンジャーな店長がいます。店長のスタッフに対してのパフォーマンスか、本当に、お客様に興味を持って話しかけたのか?等、いろいろ推測できます。
・作っているところが見える。
何と言ってもこれ。僕が料理を作るので人の料理しているところは、興味津々です。サッカーする人がサッカー見に行くような感覚ですね。
ですから、カウンターに座っても、手元が見えないようではあまり座った意味がありません。カウンター効果半減です。
鉄板焼きなどは、材料から、焼いている調理過程まですべて見えますから人気な原因の一つなのかもしれません。
・作っている人に質問できる。
料理屋ですから、日頃に料理や、食材に対して疑問などありましたら、いろいろ聞いてみたら、すごく楽しいですし、やさしく教えてくれると思います。
ひと昔の、ラーメン店のご主人のような「仕事中の俺に話しかけるな!」的な人は、もういないんじゃないかと思います。
もし、まだいるとしたら、日本の教育が残した昭和の偉大なる産物ですね。
飲食店経営で、このカウンター商売と言う形は、宴会、披露宴、パーティーなどのように大きく利益を計上できない事が難点です。
しかし、小規模ならではの、利点がたくさんあり、
潰れにくい商売の一つだと思います。
一番大事なことは、店主です。
もし店主、料理人が無口で愛想が悪ければ、そこは、やはり、接客、ホール担当の方の力量がお店の運命を分けてしまいます。
ご夫婦でされている、中華、イタリアン、和食、などありますが、僕の近所ではなかなか潰れません。儲かっていないかもしれませんが、お二人で頑張っている様子を見かけます。
個人的には、繁盛店も気になりますが、こういったお店巡りも大好きです。
大好きですし、頑張ってほしいですがすべてのお店が良しという事ではありません。
例えば、カウンターが油でベトベトだったり、2人ともに不機嫌だったり、
飲食店として最低限のことは守ってほしいです。
人が良ければ多少不味くても、2回目も行きます。
仲良くなったら、好みを伝えます。失礼のないように。
清潔感は、お客様にとっては重要です。ごちゃごちゃしたジャングルは楽しさがありますが、ただ単にモノが散乱していて生活感が漂っている店内はNGです。
味、料理内容、店構えは本当は、重要でないかもしれません。顔で付き合う人もいれば、そうでない人もいます。
仕事から、疲れて家に帰ってきて、ダイニングのテーブルに
こんな素敵なオムライスがあったら、食べる前から嬉しくて、興奮してしまいます。嫁か、娘か、息子が頑張ったか。自分の母ではない事は分かっている。むしろ誰が作ったか分かります。見なくても分かります。
食べても、きっと美味しいに決まっています。もし、不味くても食べたパパだけは、美味しく感じます。
デパートの地下で、このようなものが売っていたら、まんまと男は騙されちゃいますね。
びしっとした、オムライスも美味しそうですが、このようなオムライスも心和ませます。もし、店舗として実在するなら常連にならなくとも、1度はお伺いしたいし、友達に絶対報告したいお店になるでしょう。
女性ウケでなく、きっと男性ウケの店ですね。もしかしたら、僕だけ?
気になるのは、変わった形であること。両端は食べちゃったのかな?
娘が嫁と一緒に作って、娘と嫁で端っこを食べたんだと思います。
美味しいかどうかの味見。
きっとその時に右端の卵が切れちゃったんだな。
そこがまた愛らしく愛おしく感じさせます。
いつまでも、愛される応援されるような店づくり、ファンを持ちたいですね。家族を思うような気持でお客様を待ち、迎え入れるように毎日オープンできると良いですね。