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誰が通っているかによって変わる校舎の実績

ブログをよく読む機会がありますが、中には「んっ?」という情報が紛れていることがあります。

その人にとっては事実であっても、自分が体験してみると違うなと感じることがあります。
いちばんのあるあるは公立の学校の評判です。
数年前の情報とは違うなと言うのはわかる気がしますが、ひとつ上の学年とも明らかに違うということもありました。
最新の情報なのにと戸惑うこともあります。
これらの違いは同じ学年を構成する児童によるということが大きいのかなと思い当たりました。
学年によってやたらと学級崩壊を繰り返す学年があったり、一方で優秀で御三家に何人も進学するなど問題がない学年があったりします。
校長もいまでは数年おきに変わったりで、カラーが出るほどは在任しませんし、教諭も転勤があります。
名門と言われていたのは今や昔という例も少なくないようです。
不動産サイトで公立小学校のランキングをみかけることもありますが、その地域に住んでいる方と話をしても実感がないといいます。
どんなに地価が高く年収が高くセレブやエリートが住む地域であっても、クラッシャーともいうべき家庭が紛れ込むとあっという間に、全体の雰囲気が崩れていきます。

大手塾で校舎がたくさんある塾の全体的な評判よりも、各校舎の評判にはかなりのブレが生じやすいかなと思います。
その学年毎の受講生によって、雰囲気や出来がかわります。
当然のようにそれは校舎の実績にも影響します。
毎月のように行われるクラス分けの基準にも影響してきます。

校舎を決める場合には、このことも少し頭に入れておくと良いと思います。

ネット上では、毎回のSAPIXのクラス分け基準をアンケートにまとめてくれている方もいて、便利に使わせていただいています。
それをみると、現6年生(2020年度)の上位生がどこの校舎に多いかと言うと、特に夏以降は東京校が強い印象を受けます。
大規模校アルファ1の基準は偏差値67と言われていますが、東京校70を超える回もありました。
平均的には68は必要になっています。
ある年は自由が丘や吉祥寺が優秀だったと言うこともあったと思います。
でも、校舎毎の実績は運の要素もあり、中規模塾の実績をみる時と同じような注意が必要だと思われます。


家庭教師の先生のブログで、SAPIXなら自由が丘校がトップであると断言しており、勧めているものがありました。
この先生が、何年か前に教えたお子さんが、自由が丘校で優秀だったんだろうと思います。

校舎の雰囲気は通っているお子さんによって変化するものであると言えます。
実績が良い校舎に入ったとしても、そこに勘違いをしたクラッシャーがたくさん入ってきてしまえば、その学年の実績は思うようには伸びません。
わざわざマイカーで送迎してでも通う意味はありません。
現在、そういったご家庭が送迎時のルールを守らずに校舎が苦慮していると聞いています。
塾のルールや規則をキチンと守りつつ、わが子にとって効果があがるような工夫をするのが親の役割だと思います。
ルール違反を繰り返すご家庭のお子さんは、6年生時には成績が振るわないということはよくあることです。

もちろん、大規模校舎の上位コースには優秀な講師が担当することもあります。
大規模校舎に入ったからといって、下位クラスならばその恩恵を得ることはできません。

どの校舎が優秀かどうかを気にするよりは、わが子が優秀な成績で周りに良い影響を与えられるような子にするように育つように気を配ることが大切です。
ここまでできなくても、周りの悪い影響を受けないような精神力はつけてあげたいと思います。
受験に勝つためには周りに流されないという能力も必要なことです。


ご注意:
この記事は、私の体験したことをもとに書いています。
必ずしも、全ての方に当てはまるわけではないと思いますし、かなり主観が含まれていますので、時間経過によって、あるいは一般的な観点からは、正確性に欠ける部分もあるかも知れません。
こんな話もあるんだなという程度に読んで頂ければ助かります。
何かの決定に際しては、こちらで書かれた情報は参考程度に考えていただき、自己判断でお願いいたします。
また、お勧めした書籍やグッズを使用する場合は効果についての責任を負えませんのでご容赦ください。
ご質問がある方は、コメントやメッセージをいただけたらと思います。





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