経営者の妻は男性性が強い人が多い?

私は自分は稼ぐ力がない、と思っていたので、経営者の夫のサポートに徹する、女性性ばかりを活かしていました。

内助の功が良いこと、というか、そうしなければいけない、と無意識に思い込んでいたようにも思います。

が、そうすればそうしているほど、夫との関係性において、苦しい、生きづらさを感じていました。

私は数年前、夫と再婚する少し前からセラピーを受けだし、はじめは夫の強いエネルギーについていくのが大変、と思っていましたが、内的な自信がついてくると、対等に夫に意見を言い、夫を叱咤激励しつつ、自分もビジネスで独立していこう、と準備していた時期がありました。

が、準備していくほどに、自分なんてまだまだダメだ、もっと癒されて心身が逞しくなってからでないと、と今までやってきた自分へのダメ出しが強くなり、夫からの「あなたにはビジネスなんてできないよ、無理してやらなくていい、経済的にも困っていないんだから。」という言葉や、日々夫を優先して動くうち、いつのまにか、その顔を出していた男性性を使わずにいる状態が続いていました。

今日、久しぶりにある男性のカウンセリングを受けて、今の私は男性性がお休み状態、ということが分かりました。

「自分の男性性を怖がっていませんか?」

という問いに、気づくことがありました。

私は、以前、再婚してからはじめてした仕事が面白いと感じ夢中になると、夫より遅く帰宅することがあり、そのたびに夫が猛烈に怒っていました。

「なんで、洗濯物も夜になってからも干したまま、風呂も沸いていない、食事もできてない、私が全部やらなきゃいけないんだ!疲れて帰ってきてこの有様はなんだ!」

夫が休みの日に私が仕事に行っても、同じことが起こりました。

そんなことがあった後、私はもともと不器用だからひとつのことしかできない、仕事をすれば他に気が回らなくなる、再婚したんだから、まず家庭のことをちゃんとしないと、と僅か3ヶ月でその仕事を辞めました。

夫には、「あなたは物事を続けられない人だね。」とバカにされましたが、私は夫にバカにされるくらいがちょうどいい、私はその程度の人なんだ、と思っていました。

家事も仕事も両立して、夫のサポートも得るなんて私にはそんなエネルギーはない、と思っていました。

が、夫を怒らせてしまう、家事が回らなくなる、を考えなければ、私は仕事が楽しい!面白い!と僅か3ヶ月ながらものすごい充実した日々を送っていました。

今思えば、あれこそが私の男性性使って活かしていた日々で、私の魂は喜んでいました。

が、夫のような経済力は私にはない、私は稼ぐ力足りない、体力も気力も少ないんだから仕方ない、と夫より自分を常に下に置いていたので、自分が男性性を活かして仕事をする喜びを、私は再婚してから手放していた、と気づきました。

思えば、ビジネスも夫のように会社経営をしている人から見たら、ほんの小さなことでも、何か私が仕事をしていくことは、私にとって男性性を活かしていく、使っていく私のアイデンティティにとって大事なことだったんだ、と気づきました。

そうして夫と一緒になってから、私の男性性を眠らせれば眠らせるほど、夫の男性性が強く見えて嫌になり、女性性しか活かしていない私を見て、夫は、より思わず私を軽んじたくなるような構図が、夫婦の間で無意識に作られていたのではないか、と今感じています。

今年の春くらいから、夫の会社に行く機会も少なくしていた私は、実は物足りない日々を感じていました。

が、夫が忙しくなればなるほど、夫が私のサポートを必要としたときはいつでも動けるように、と言う思いもあり、家にいる日々でした。

が、そうするほどに私は夫への不満を溜めていました。

私は小さな頃から犠牲者となって親を助けてきたいい子の生き方を、夫との関係にも無意識に適用していました。

今日、私は私の人生を歩んでいいのに、私は家庭という檻の中に自分から入って、閉じ込められている気持ちになっていた、と気づきました。

そして、社会で活躍する夫に嫉妬していた、羨ましい、と思っていたかもしれない、とも思いました。

もう、私は私を、自分で作った檻のなかに閉じ込めたくない!

と強く思いました。

経営者と結婚する女性は、もともと男性性が強い人が多いように感じる、というセラピストの言葉がとても心に響きました。


私は自分の男性性を怖がらずに、解放していきたい。活かしていきたい。

そんな私の思いを書き綴ることが、どなたかの何かのヒントになればなお嬉しいです。

お読みいただきありがとうございます。


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