プーチン大統領はいかにしてロシアを再び偉大にしたか／アメリカの干渉、ソ連崩壊、ないないづくしからの復活
【プーチン大統領はいかにしてロシアを再び偉大にしたか】
- アメリカが広めたプロパガンダは、常にロシアを少しずつ解体しようとしていた。
しかし、プーチンは最初からそれを知っており、彼らの計画を妨害し、ロシアの優位性を回復させた。
地政学アナリストの S・L・Kanthan は自身のコラムで、プーチンの英雄的行為の起源を深く掘り下げている。-
by S.L. Kanthan
2024.05.19
#アメリカ はこの10年間、猛烈な #ロシア恐怖症 に蝕まれており、アメリカの支配階級全体が一体となってプーチン大統領を悪者扱いしている。
ロシアに関しては、アメリカやヨーロッパの報道機関に #言論の自由はない - すべてのジャーナリスト、テレビキャスター、学者、シンクタンクはプーチンを憎み、ロシアを西側諸国に対する脅威として描かなければならない。
そのため、真実は #プロパガンダ と #検閲 の下に埋もれてしまった。
事実、ソ連崩壊後、グローバリストたちはロシアをさらに解体し、歴史から消し去ろうと空想した。
そこに #プーチン大統領 が現れ、アメリカの計画を混乱させ、#ロシア を救い、文明国家の偉大さを回復させる仕事を始めたのだ。
国民の多くから隠されてきたものを見てみよう。
また、#インド や他の #グローバル・サウス 諸国にとっても貴重な教訓がある。
< 米ロ間の本当の対立は、世界支配をめぐる地政学的な権力闘争であり、そこには数百兆ドル、マキャベリ的なグローバリストたちの巨大なエゴ、そして過去の記憶と未来のビジョンに突き動かされる国家が関わっている。>
歴史の終わり
西側諸国を支配する権力者の心理を理解するには、ソ連が崩壊し始め、アメリカが資金援助した革命が東ヨーロッパ全土に広がった1989年まで遡らなければならない。
#天安門広場 の抗議行動に見られるように、#中国 も例外ではなかった。
< その年、アメリカの学者フランシス・フクヤマは「歴史の終わりか❓」と題する論文を書き、アメリカ式の資本主義と民主主義がイデオロギーの戦いに決定的な勝利を収めたと主張した。>
世界はアメリカの模造品になるのだ。
誰もがコカ・コーラを飲み、ナイキを買い、CNNを見、ゼネラル・モーターズを運転し、ウォール街に国を開放し、親米派候補に投票する。
さらに、アメリカ人はワールドワイドウェブを発明したばかりで、ディープステートはそれを使って全世界を監視し、支配するだろう。
他に選択肢はなかった。 それは政治史の終わりであり、真のグローバル帝国の始まりだった。
このアイデアは非常に魅力的だったため、アメリカのエリートたちは3年後にフクヤマに資金を提供し、同じテーマで1冊の本を執筆させた。
アメリカのエリートたちはフクヤマに資金を提供し、3年後に同じテーマで一冊の本を書かせた。
< 衝撃の裏切り>
世界の歴史を振り返っても、帝国が平和的に解体することはほとんどなかった。 しかし、#ソ連 はそれを実行した。
ゴルバチョフらは前例のない好意を示し、冷戦を終結させ、新たな平和的未来を構築するために西側と協力することに同意した。 しかし、それは極めてナイーブな態度であった。
アメリカは、依然として地球上で最大の国（面積で）であり、数千発の核兵器を保有するロシアと平和的に共存する計画など持っていなかった。
そう、それどころか、アメリカはもっと大きな計画を持っていた。「ショック・ドクトリン」でロシア経済を潰し、ロシア軍を壊滅させ、国家を永遠にバラバラにすることだった。
軍事的優位を確保するため、西側諸国はロシアの指導者たちに対し、#NATO は将来にわたって1インチたりとも東方には拡大しないと、「鉄壁の」保証付きで露骨に何度も嘘をついた。
ロシアを征服する戦略的な必要性がもう一つあった。
ロシアが倒れれば、次は中国だ。
熊を手に入れ、龍を手に入れ、そして世界を手に入れる。
< ロシアを征服する...内部から＞
ロシアの指導者たちだけでなく、ロシア国民もアメリカとの新しい友好関係を歓迎した。
アメリカのものはすべて素晴らしいと考えられていた。
アメリカのテレビ番組、アメリカの製品、アメリカの経済学者がロシアを乗っ取った。
繁栄を実現するのにこれ以上の方法があるだろうか？❓
しかし、その後数年間に起こったことは、想像を絶する規模の計画的解体だった。
今世紀最大の窃盗事件が1990年代にロシアで起きたが、その犯人はウォール街のペテン師たちで、資本主義の奇跡を約束しながら、実際には国全体を解体してしまった。
< グローバリストによる「改革」の最初の年である1992年、ロシアのインフレ率は2500％にまで急上昇した。 これは二重の打撃を与えた。
第一に、食料やその他の物価が25倍に上昇した。
第二に、年金受給者の貯蓄が消えた。>
通貨切り下げの後に何が起こるか❓
ロシアの資産をアメリカやヨーロッパの投資家に安く売ることだ。
民営化の名の下に、ロシアは売り飛ばされた。
想像できるものはすべて – 石油とガス田、金とダイヤモンドの鉱山、航空会社、メディア、工場など - 適正価格の数分の一で売られたのだ。
一握りのロシア人（アメリカによって慎重に選ばれた将来のオリガルヒ）が、数千億ドル相当の資産を手にすることになった。
その代わりに、ロシア人一人当たり7ドル相当の「株」を受け取った。
米国の納税者は、この忌まわしい詐欺行為にさえ補助金を出していた。
それは純粋な経済テロだった。
この今世紀最大の強盗を仕切ったマフィアは、ハーバード・ボーイズと呼ばれるラリー・サマーズ、ジェフリー・サックス、ロバート・ルービンらだった。
< 手短に言えば、ロシアはその後8年間、世界恐慌を経験した。
ハイパーインフレ、GDPの40％減、大量の失業、貧困の蔓延、自殺者の急増...
改革は悪魔的なショック療法であることが判明した。>
一方、ミハイル・フリードマン、ウラジミール・グシンスキー、ミハイル・ホドルコフスキー、ボリス・ベレゾフスキー、ロマン・アブラモビッチといった親西側オリガルヒや裏切り者たちは、事実上、瞬く間に億万長者となった。
マグニツキー法の背後にいる反プーチンの戦士、ビル・ブラウダーのようなアメリカ人も、略奪品の利益を享受した。
この西側の強奪により、何千ものロシアの工場が閉鎖された。
ロシアの小麦、石油、ガスの生産量さえ、ソ連時代に比べて半減した。
< この偽りの経済危機を解決するために、アメリカのハゲタカ資本家たちは、さらに非論理的で残酷な助言をした：
政府支出を削減し、より多くの労働者を解雇し、税金を上げる。
この新自由主義的な「解決策」は、予想通り、ほとんどのロシア人にとってさらなる不幸をもたらすだけだった。>
1990 年代、多くのロシア人労働者は、何ヶ月も給料が支払われないことがよくあった。
実質的に孤児となったロシアの子どもたちは200万人に上った；
男性の自殺率は急上昇し、男性の平均寿命は58歳まで低下した。
1991年から1999年の間に、ロシアの人口は800万人減少した。
1998年、ロシアはIMFと西側金融機関に対する債務不履行に陥った。
銀行の金利は120％に達し、株式市場は暴落した。
(債務不履行自体は偽物だった。なぜなら、その金額はわずか 400 億ドル程度で、ロシアが保有する数兆ドルの天然資源に比べれば大した金額ではない。）
その後、ルーブルの価値を「守る」ために、ウォール街はロシアに外貨準備と金準備をすべて売却するよう強要した。
準備金がすべてなくなったときも…ルーブルは 80% 下落した。
ロシア軍はボロボロで、チェチェンやダゲスタンのイスラム系テロリストに大敗していた。
あぁ、これらのテロリストはアフガニスタンのムジャヒディンであり、依然としてアメリカから武器を供給されていた。
さらに追い打ちをかけるように、1999年、西側諸国はロシアの強固な同盟国であるセルビアを空爆し、ポーランド、ハンガリー、チェコにNATO加盟を認め、ロシアの国家安全保障を脅かした。
その運命的な数年間、無知なリーダーは誰だったのか❓
ワシントンDCとウォール街に忠誠を誓う裏切り者たちに囲まれていた #ボリス・エリツィン 。
ビル・クリントンがトニー・ブレアに自慢したように、彼はロシア議会に対しても絶大な影響力を持っていた。
ボリス・エリツィンが1996年の選挙で負けそうになったとき、ビル・クリントンはIMFからの融資を手配し、エリツィンの選挙資金に回した；
そしてアメリカの選挙運動専門家がロシアに飛び、エリツィンの圧勝を演出した。
米国メディアは「アメリカ人が救出に駆けつける❗️」や「ボリス救出❗️」といった見出しで、ロシア政治への米国の干渉を自慢した。
< 救世主プーチン >
1999年12月31日、プーチンが大統領代行に任命されたとき、ロシアは暗澹たる状態だった。
そして、その後10年ほどの間にプーチンが何を成し遂げるのか、誰も予想していなかった。
彼はまず、腐敗したオリガルヒを排除し、国を掌握することから始めた。
< プーチン大統領は、
・経済の改善、
・工業生産の急速な加速、
・軍事力の強化、
・欧州との相互利益関係の促進、
・中国との戦略的パートナーシップの強化、
・大国としてのロシアの再建、
・そしてロシア人の誇りの回復など、
総合的かつ360度的にロシアを改善した。
これが、アメリカが彼を嫌う理由である。>
プーチン政権下で、ロシアのGDPは1999年の2000億ドルから2013年には2兆ドルを超え、なんと10倍に成長し、ロシアは世界第5位の経済大国となった。（購買力平価GDP）
これが、グローバリストたちが2014年に #ウクライナ のマイダン・クーデターを画策し、ロシアに対して悪質なハイブリッド戦争を始めた理由だ。
同時に、プーチンは1990年代に制御不能だったインフレを、1990年代初頭の2000%から1998年の120%、そして2019年の2.4%まで引き下げた。
現在、2022年以降のアメリカと #EU による異例の制裁後も、ロシア経済は成長を続け、#ドイツ を抜いてヨーロッパ最大の経済大国となった。（購買力平価ベースのGDP）
アメリカの対GDP債務比率は1999年から2023年の間に56%から125%に増加したが、プーチンはそれとは逆のことをした。ロシアの債務をGDPの100%から15%に削減したのだ。
現在、ロシアよりも債務対GDP比率が高い国は世界に160カ国ある。これは驚異的な成果だ。
プーチンが大統領に就任した当時、ロシアには外貨準備がほとんどなく、金準備もほとんどなかったことを思い出してほしい。
彼は財源を補充し、ロシア経済を不況やウォール街のペテン師からの攻撃から完全に免れたものにした。
ロシアは現在、世界第6位の外貨準備高と世界第6位の金準備高を保有している。
たしかに、アメリカやEUはロシアの外貨準備の多くを不法に没収したが、その資金はいずれ（利子をつけて）返還されるだろう。
プーチン大統領が10年以上にわたり、最も裕福で最も強力なグローバリストたちを出し抜いてきたことは、彼の成功の最高の証である。
2014年から2016年にかけてのヘッドラインを見てみよう：
・プーチン大統領、ロシア経済崩壊を目の当たりにする！ (タイム誌、2014年)
・プーチン大統領、粛清と約束破りで経済崩壊に直面 (ニューズウィーク、2015年)
・ロシアにとって、石油価格の下落はソ連の反響 (ウォールストリートジャーナル、2016年)
・プーチン政権の終焉 (フォーリン・アフェアーズ、2016年)
・ロシアの資金が深刻に不足 (CNN、2016年)
同様に、ウクライナでの代理戦争が始まって以来、アメリカの専門家や政治家による悲観的な予測はすべて恥ずかしいほど外れている。
「ルーブルは瓦礫と化す」と2022年に #バイデン大統領 が予言したのは有名な話だ。
プーチン政権下で、ロシアの石油生産量は1999年から2015年にかけて急速に倍増した。
ロシアは穀物生産でも記録を更新し、小麦の輸出で第1位となったが、これも2000年当時のロシアの状況を考えれば、かなりの快挙である。(ブルームバーグの下記グラフ参照）
プーチン大統領はまた、賢く遺伝子組み換え作物を拒否し、ロシアを自然食品と有機食品の一流輸出国にしたいと考えている。
🟩アメリカ 🟥ロシア
国家安全保障と軍事に関しては、プーチンは不可能を可能にした。
彼は #CIA に武装されたチェチェンの聖戦士を倒し、ロシアを安定させた。
その後、彼はロシア軍を急速に再建し、すぐに世界クラスの武器を生産し、極超音速ミサイル技術でアメリカを凌駕した。
ロシアの新型戦闘機、戦車、ミサイル防衛システムは、間違いなくアメリカのものよりも優れている。
アメリカが #シリア を破壊しようとしたとき、プーチンは介入し、ISISやアルカイダのようなNATOが資金提供したテロリスト集団を壊滅させた。
同様に #アフリカ でも、多くの国がロシアと同盟を結び、アメリカ軍やフランス軍を追い出している。
< ウクライナではもちろん、ロシア軍は単独でアメリカやNATOの兵器、情報、スパイ、傭兵の全力に立ち向かっている。
西側諸国の年間軍事費がロシアの20倍であることを考えれば、これは驚くべきことだ。>
最後に、西側諸国が反宗教、反精神主義、反伝統主義となっているのに対し、プーチン大統領は文化マルクス主義を否定することでその逆を行っている。
プーチン大統領は過去10年間に1万以上の教会や修道院を建設した❗️
ロシアはまた、子供たちを堕落や洗脳から守るための法律を制定した。
長い目で見れば、このような努力は間違いなくロシア人に利益をもたらすだろう。
【アメリカとヨーロッパが歩んできた道を考えれば、ロシアが西洋文明の救世主になるかもしれないといっても大げさではないだろう。】
© Sputnik / POOL / メディアバンク
< プーチン大統領の地政学的ビジョン >
何よりも、プーチン大統領は知識人であり、現代で最も優れた地政学的頭脳の持ち主の一人だ。
彼がデマゴギーやセンセーショナリズムに訴えるのを見ることはない。
彼はまた、非常に規律正しく外交的である - 例えば、プーチン大統領は、アメリカのエリートたちの狂気じみた裏切り行為にもかかわらず、常にアメリカ人を「我々のパートナー」と呼んでいる。
テレプロンプターを読むだけが得意な欧米の指導者とは異なり、プーチン大統領は長時間のインタビューや記者会見 - 時には2時間に及ぶこともある - をメモなしでこなすことができる。
プーチン大統領はまた、#セルゲイ・ラブロフ のような最も優秀な人材を外交政策を担当させた。
プーチン大統領は、大局的なビジョンを持つ人物であると同時に、賢明な戦術家でもある。
2001年、プーチン大統領は流暢なドイツ語でドイツ議会の前で演説し、欧州の人々に冷戦を忘れ、新たな安全保障の構築に向けて努力するよう促した。
その後、プーチンはシュレーダー、メルケル、ベルルスコーニなど数多くのヨーロッパの指導者たちと信頼関係を築いた。
そして、ロシアはヨーロッパと協力し、石油・ガスパイプラインの広大なネットワークを構築した。
良好な貿易は平和の基盤である...混沌の帝国によって妨害されない限りは。
ヨーロッパがアメリカの属国になってしまったのは、プーチン大統領の手に負えないことだった。
< 2007年のミュンヘン会議で、プーチン大統領はNATOの拡張に厳しく警告し、ヨーロッパの安全保障に対する危険性を警告した。
もちろん、ヨーロッパの傀儡たちは耳を傾けたが、何もしなかった。
その後、プーチン大統領はミサイル配備、条約からの一方的な脱退、ウクライナとグルジアのNATOへの招き入れなどについてアメリカを諫めた。>
この20年間、プーチン大統領はアメリカによる無数の破壊的な攻撃に対して防衛を成功させてきた。
例えば、アメリカはロシアのパイプライン建設の可能性の多くを阻止し、多くのヨーロッパ諸国にウィンウィンの取引を断るよう強要した。
プーチン大統領は #トルコ・ストリーム のパイプラインを守ることに成功し、トルコと敵対するアメリカの罠を回避した。
アメリカがロシアと日本の間にくさびを打ち込もうとしたとき、プーチンは #安倍晋三首相 と20回も会談し、両国間に残る対立をすべて終わらせようとした。
ならず者アメリカ帝国によって爆破されたノルドストリームパイプラインについては、近い将来に再び建設される可能性がある。
プーチン大統領と習近平主席の深い友情は、便宜的な結婚ではなく、多極化する世界のための長期的なパートナーシップである。
両首脳はこれまでに40回以上会談している。 2000年に大統領に就任してわずか2カ月後、プーチンは中国に赴き、露中関係を強固なものにした。
なぜか？
プーチン大統領は21世紀最大のトレンドであるアジアの台頭を理解していたからだ。
アメリカのメディアが中国の崩壊が迫っているという記事を延々と書くのに忙しかった頃、彼は中国の台頭を思い描いていた。
ロシアの膨大なエネルギーの長期的な顧客を確立するため、プーチン大統領は中国に供給するガスパイプラインの大規模なプロジェクトに着手した。
同様に、プーチン大統領は #インド とも堅固な関係を維持しており、インドは過去 2 年間でロシアの石油の重要な買い手となっている。
プーチン大統領がロシアとサウジアラビアの関係を好転させたことも、外交上の目覚ましい成果である。
現在、#サウジ の王子 MBS はプーチン大統領の良き友人であり、OPEC+ の場で協力している。
冷戦時代の1980年代、サウジアラビアが意図的に原油価格を下げることでソ連を攻撃する重要な役割を果たしたことを考えれば、これは非常に驚くべきことだ。
プーチン大統領はアジア、アフリカからラテンアメリカに至るまで、発展途上国全体で非常に人気がある。
ヨーロッパでも、多くの政治グループがロシアとプーチンを支持しているが、ヨーロッパの美しい庭は言論の自由と民主的プロセスを残酷に抑圧している。
比較的親ロシア派である #スロバキア の首相 #ロベルト・フィツォ に対する最近の暗殺未遂事件は、これらのグローバリストがいかに冷酷であるかを思い起こさせるものだ。
< 結論 >
この大統領任期は、ウラジミール・プーチンにとって最も重要な任期となるだろう。彼には、ロシアと世界に永続的な遺産を残す機会がある。
最初の目標は、もちろん生き残ることだ。
邪悪なアメリカ帝国は、ロシアに存亡の危機をもたらす代理戦争を仕掛けている。
したがって、プーチン大統領はこの戦いに断固として勝利し、ウクライナの脅威を永久に無力化しなければならない。
これは軍事的にも地政学的にも手ごわい挑戦だ。
第二に、プーチン大統領は習近平主席や他のBRICS+の指導者たちと協力して、第3次世界大戦を起こさずにアメリカ帝国を倒さなければならない。
その方法は：
・BRICS を拡大して、グローバル サウスの大規模で戦略的な経済をすべて取り込む
・米ドルとSWIFTに代わる強力なBRICS通貨と関連金融ツールを創設する（言い換えれば、脱ドル化）。
・インド、中国、その他のアジア諸国と協力して、どの国もアメリカ製品から完全に独立できるような製造基盤を開発する。
・要約すれば、各国がアメリカの制裁を恐れず、弾力的に行動できるような選択肢を提示することだ。
・そして、これらの国々が一斉に米国債を投げ捨てることだ。
先日の訪中で、プーチン大統領は多極世界の総合的なビジョンを提示した。
それは説得力があり論理的だった。国際ルールを平和的に守り、文明の多様性を尊重しながら、開発、インフラ整備、貿易、連結性に重点を置く、対等なパートナーからなる民主的なグローバル コミュニティ（世界共同体）のイメージである。
それは素晴らしいだけでなく、前進する唯一の道である。
私たちは、1989年には終わらなかった歴史のまったく新しい章を迎える瀬戸際にいる。
（了）
引用元