混ぜ屋には何人の営業が必要?
混ぜ屋の営業職は、特に高齢化が進んでいるように思う。
私はぎりぎり20代
(29歳なので、今年限りだが…)
それ以外では、
30代・40代・50代のそれぞれ1名ずつ
少し前まで70代や60代の方もおられた。
同業他社を見回してみても、やはり高齢でおられる方が多く、
20代から30代、なんなら40代も見ることは少ない。
混ぜ屋は製造業
混ぜたものを売る先は、飼料メーカーの方々や農家のみなさん
時によっては、飼料メーカーと農場の仲立ちをすることさえもある。
飼料メーカーや大規模な農場とは直接取引する事もあるが、
中小規模の農場をフォローしてくださるのは、動物薬卸のみなさんなので、
新人は特に、動物薬卸の営業と同行営業させて頂くことが多い。
昨今は戸数は減少したが、羽数や頭数が増え、
大規模化しているようにも思う。
製造業だから、作るものの知識は当然必要
販売する先も、大小さまざま
しかも、混ぜ屋が配慮する法律も、商法のようなものから、
薬機法といった専門的なものにも配慮しなければならない。
そんな混ぜ屋の営業職は何人必要なのだろうか?
業界最大級ともいうべき、日本ニュートリション
工場を茨城県の鹿島と鹿児島県の志布志という、
飼料工場の直近に持っている会社の営業は20人らしい
今はMerckという会社になった、動物薬メーカー
(今の日本では、MSD Animal Health 日本)
の飼料用ビタミン類の日本国内販売総代理店を行っていた歴史を持ち、
三重県の津と鹿児島県の志布志に工場を持っている
コーキン化学の営業は15人
といった人数らしい。
混ぜ屋としては、
科学飼料研究所
群馬県の高崎・兵庫県のたつの・宮崎県の日向・栃木県の大田原
という4工場
日産合成
静岡県の御殿場に2工場
ロック化学
静岡県の御殿場に1工場
ニッチク薬品
神奈川県の綾瀬に1工場
といった会社がある。
他にも、会社はあるし、地場で作っているような会社もあるらしい
製造委託をして、実際には工場を持っていないということもあるので、
実際の向上の数はわからない。
で、本題の営業職が何人必要なのか問題なのだが、
日本ニュートリションは2工場20人
コーキン化学は2工場15人
つまり、1工場あたりの営業職の人数は8人~10人程度なのだろう。
で、この8人~10人の営業職がどんな担当分けをしたら、
会社としてまわるのだろう?
飼料会社担当と動物薬卸向けなどの農場担当
地域別に北海道担当や九州担当などに分ける方法
なんかがあるだろう。
地域別なら簡単に、
北海道・東北・関東・中部東海・近畿・中四国・九州・沖縄
の8つに分けることもできるだろう。
しかし、動物薬卸も飼料会社も担当することなると、
飼料工場が多いのは、茨城県の鹿島と鹿児島県の志布志
次点で、北海道の苫小牧や青森県の八戸、愛知県の知多
というように、偏りもある。
実際、本当に分け方は会社によって様々だろう。
1工場あたり8人に満たない会社は、
営業職を取りたいところだが、営業職は集まらない。
まして、畜産という日の目のあたりにくい業界だから。